可南さらさのレビュー一覧
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「告白」のリンク作になっていますが、前作読まなくてもまったく問題ナシ。その1年後の、同じ高校での話というだけです。
可南センセらしく王道の学園モノであり、再会ものでもありました。
かなり泣かされました…ベタだとわかっていても泣けました。どうやら可南センセの作品は、萌えツボにヒットするようです。
政治家と女優の私生児として生まれた有也は、その出生事情から「他人とは関わらない」「欲しいものは手に入らない」と思って生きてきたので、学園でも孤独な状態です。
同室の颯 だけは、そんな有也に対して自然に接してきて、頑なな心が少しずつ変化していきます。
颯はとても忍耐強い攻!硬い殻に閉じこもっていた有也に -
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ネタバレ私が一番好きな小説です。
この小説と出会って6年以上経ちますが今てもダントツで好きなお話なんです。
千里のことが大好きだけど臆病だからビッチのふりをしている郁と、そっけなく見えて郁のことを凄く大事にしてい千里のキャラ設定に激しく萌えました。 二人の関係が本当に素敵なんです。
私は基本的に攻様史上主義なのですが、 郁のことは素直に可愛いなと思いました。
そして千里は今まで呼んだ小説の中でいい男No.1です。(笑) 高校生だとは思えないほどいい男なんです。(特に精神面が)
郁が千里のことが好き過ぎるあまり別れを切り出すシーンには泣かせていただきました。
攻←受が好きな方には是非オススメ -
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ネタバレ高校生だった9年前、想い合っていながらも、何も告げずにある日突然
姿を消した受、尚哉と、何も知らずに置いて行かれた攻、久住の再会もの。
もうね、せつなくてせつなくて、胸がぎゅんぎゅんですよ。
砂でも胃袋に詰められたみたいに苦しかったですよ。
王道も王道なすれ違いなんですが、このすれ違いっぷりが9年という
歳月を跨いで展開されるのがたまらないです。
やきもきします。
結局、すれ違いのまま別れを選ぶんですが、そのあたりから涙腺崩壊。
結構壮大なお話でして、読むのに胆力が入りましたが、良作でした。
機会があれば、またこの作家さんのを読んでみたいと思います。 -
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ネタバレ学生時代に一方的に別離→仕事で再会、の同級生モノ。
脅されて再び関係をせまられ・・・から始まるのは
王道展開だけれど、心理描写が丁寧でしっかりしているのと
双方がお互いを求めてるのが第三者視点ならわかるすれ違いなので
その切なさもまた心地よい。
また、無駄に遠回りしない(無駄にじれったいエピソードを入れない)
ので、読後感も良い。
表題の本編と後日談が収録。
後日談は、思いを通じあった2人が、受けの家族の反対を
乗り越えるもの。受けは弱気になる面もあるが、攻めが
がんばって受け止めよう、つないでいこうとどっしりしているので
切なくもありそして甘い。
挿絵の円陣さんの絵もとても美しくて、お -
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何度読み返しても、涙腺にくる再会ラブストーリー。
高校の同級生であり当時恋心を抱いていた二人が、受の裏切りで離別、誤解の解けぬまま9年後に偶然再会して、またすれ違うという、ぐるぐるじりじりのせつない話。
裏切られたと思っている攻の久住は、尚哉を償わせるかのように蹂躙してくるけれど、それも心の行き違い。泣けるシーンが多すぎました。
その中でも一番大泣きした箇所は、多分みんなと一緒のところだと思います…
何といっても、この話の重要なところは王道BLだということ。ちゃんと、男同士の恋に悩み、家族の反対に合い、つらい試練の後運命の恋をしっかりと受け止める、そういう根底にあってほしい葛藤する部分が -
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[大学生×大学職員]
年下攻め 健気受け
これをどう表現すればいいの・・・
無償の愛?盲目の恋?
健気すぎて泣けます。
攻めが受けの健気さに気付いてよかった。本当に良かった。
イイ作品でした。
☆あらすじ☆
自他共に認める女好きの大学生・鳴瀬雅臣がある朝目覚めると、
横にはゼミの助手である滝川雪哉が。
酔っていたとはいえ、こんな真面目な男にまで手を出してしまったと焦る雅臣に対し、
雪哉は自分から誘ったのだし、遊びでも構わないと告げる。
これきりと思われた関係だったが、従順な雪哉の反応に新たな楽しみを見いだした雅臣は、その後もずるずると関係を続けてしまう。
だが雅臣を好きだと言いながら、なに