六青みつみのレビュー一覧

  • 金緑の神子と神殺しの王

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    表題作と、前作の攻視点の二作を収録。前作がとにかく好きだったのでどちらも非常に楽しみでした。そう、たとえ二作とも次巻に続くの非道展開だったとしても…!二作ともはない…と絶望しつつ、結果的に前情報として知っていて良かったです。知らないで読んでいたら、期待してた分ガッカリ感ぱねえ。
    『金緑の…』は、秋人と違い神子として召喚されていた春夏の話。4人の王候補とHしなくちゃいけない設定も、春夏がわりと楽天的な性格のせいか、前作の秋人と比べてそれほど悲愴感はない。ルシアスとの関係も順調(鼻フガのシーンが可愛い)。だけど最後の最後にご無体があり、神子の役目を知るもさらなる春夏の不幸を匂わせつつ続く。
    『黒曜

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    2016年06月11日
  • 黒曜の災厄は愛を導く

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    つくづく自分は不憫受がツボらしいと再確認。六青さんは不憫受でも受へのご無体が特に多いということで躊躇してたのですが、これはそれがないようなので購入。確かになかった。それでも相当酷い目にあってます(汗)
    異世界トリップもの。呼び寄せられたのは友人の方で自分はイレギュラー。しかもその外見から謂れのない迫害を受け、命を守るために言葉も分からない世界で一人彷徨うことに。作者さんが筆力のある人だけに、受のサバイバル生活はそれはもう可哀想なこと。それゆえに救われたときのカタルシスは相当なものでしたが。
    クロ(可愛い!)や里の人たちとの触れ合いにジーンときて、攻との恋愛にジレジレする。神子の戦い(?)は別の

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    2016年05月17日
  • 黒曜の災厄は愛を導く

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    ネタバレ

    あとがきにもあったし、他のレビューを書いた方もおっしゃっているが、その! 受けと攻めが意思疎通ができるようになってからの桃色展開が読みたいんじゃああああ!
    と、叫びたくなるような展開でござった……。
    いや、ストーリーとしてはたいへん好みで、萌えました。BL萌え的には薄味だったけど、異世界トリップでちやほやされているだけのは食傷気味なので。それにしても、受難過ぎだろうと思わなくもない。必死に生き抜こうとする受けは好感が持てる。最後の最後、ようやく意思疎通が図れるというのもひとつの萌えどころ。
    今回の受けっ子に感情移入すると天真爛漫である意味無神経でアホの子美人な友人に腹が立つんですが、きっと、次

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    2015年09月10日
  • 黒曜の災厄は愛を導く

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    ネタバレ

    今回はいつもの六青さんとは少し違い、受が不憫なのには変わりないのに健気じゃない。
    ある意味健気ではあるんですが、他人を妬むという人間として当たり前の感情を持った、普通の子です。
    ちょっとひねた所はあるけども、心根は素直で優しい、勇気のあるまっすぐな子。
    人間くさくて大好きになりました。

    で、中身についてですが、誰からも必要とされていない受が、自分の持っていないものを全てその手に収めていく友人を横目に見ながらグギギギギギ…………!!!!!
    友人は天真爛漫で少し無神経な子。その子は神の神子で王を選定する者として大切にされているのに、自分はといえば友人を助けるために異世界トリップに巻き込まれた挙げ

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    2015年09月05日
  • 黒曜の災厄は愛を導く

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    普通の高校生がある日突然異世界に飛ばされてしまうトリップものファンタジー。
    この作家さんのファンタジーものBLが大好きなので、全体としてはおもしろかったですが、受けがこの世界で忌み嫌われる黒髪黒瞳のために、迫害され食べるものもなく追われながら一人でサバイバルするシーンがいくらなんでも長すぎるような……(笑)
    全体の50%くらいはサバイバルしていた気がします。サバイバル度では星5つです。
    その間攻めは必死に受けのことを探してくれているはず……と信じて耐えて読み進めましたがそんな描写もなく………この間攻めが何をしていたかは、おそらく続編の春夏編で書かれることになると思うのですが。
    受けの病を治すに

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    2015年09月05日
  • 黒曜の災厄は愛を導く

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    2段組みでとても読み応えのあるファンタジーものでした。
    大好きな異世界トリップファンタジー。神子として召喚されたアホっ子美人の巻き添えを食らって異世界に紛れ込んでしまった高校生秋人の、とんでもない受難がこれでもかと描かれています…
    それでも、センセの作品として恒例の性的被害は今回皆無だったので珍しいなと思ったんですが、その分秋人が何度も命にかかわるような悲惨な目に遭っていて、やっぱり心臓に悪かったです…

    春夏は無邪気な良い子だとわかってはいるけれど、いつでも春夏だけがチヤホヤと大事にされ自分は邪険に扱われてきて、実は深く傷ついている秋人。
    彼が異世界でまたもや不当な扱いを受けて居場所を失い、

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    2015年09月07日
  • 輪廻の花~300年の片恋~【SS付き電子限定版】

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    ネタバレ

    ★3.5。
    転生もの。前編の前世の話が、いきなりクライマックスで、切ないのにいまいち気持ちが追いついていかずで残念。2冊に分けてじっくり描いてほしかった勿体無さ。
    あーでも、死んだ後に手紙、って遺された攻めは後悔するに決まってるじゃん!と、そこだけは受けに納得できず。…まあ、自分含めた人の感情に疎いからそうなってしまったのね、と解釈することにします。

    現世になってからのお話は、大変美味しく読ませていただきました(^^)生まれ変わりと確信している弟より、なぜ地味な兄の方が気になるんだ…っていう葛藤w
    構成として、交互目線ってやっぱり好きだな〜。

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    2015年08月28日
  • 王様と幸福の青い鳥【イラスト入り】

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    ネタバレ

    六青先生らしい作風の、甘くて切ないところの良いとこ採りでした。受けの重い過去もさらっと流してかなり読みやすくしてます。権力者の攻めと利用される健気受け…やっぱり六青先生のこの王道が好き~!酷い攻めが後悔するザマは相変わらず快感です(笑)
    今回も鳥さんが良い仕事してますねー。

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    2015年09月18日
  • 裏切りの代償 ~真実の絆~

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    美形俺様攻め(聖獣)×ヘタレ眼鏡受け

    このシリーズが大好きなので面白かったです。が、聖獣が攻めとなると、幼児のときから育ててきた我が子に攻められることになり、息子×母を見ているような感じで、ちょっと萎えてしまいました……
    年下攻めが好きな人にはいいのかな。
    個人的には、騎士×聖獣のパターンの方が萌えます。いろんなカップルがいてバリエーションがあって良いとは思うのですが。
    あとがきには続刊の話題が無かったのですが、人気シリーズなのできっと次も出るのではないかと!また楽しみに待ちたいです。

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    2015年03月09日
  • 裏切りの代償 ~真実の絆~

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    対の絆の相手を変更するにはリオンが死ぬしかないんだよ ね。 だからリオンはアルの為に自分の出来る事は死ぬしかない のか?と思ってしまう。 だからと言ってみずから命をたつわけじゃないんだけれど 、 だから余計に切ないのかもしれない。

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    2014年12月14日
  • 裏切りの代償 ~真実の絆~

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    放任主義の親の下で反抗期を迎えた青少年が反抗期をこじらせた話。
    途中、切なくて切なくて泣けました。
    言葉や態度を惜しんではいけないですね。

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    2014年12月04日
  • 裏切りの代償 ~真実の絆~

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    ★4.5
    とりあえず、地雷がなくて一安心(苦笑)このシリーズは読むとどっぷり入り込んで引き込まれる。対の絆は本物なのに、周り噂や策略によってすれ違う2人がせつなくて泣けた;;でもやっぱ、リオンがアルを構わなかったのが一番良くなかった。だから隙を作ったと思う。この辺はこれまでのシリーズとは違うところかな。紆余曲折後の甘々っぷりににまにま♡

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    2014年12月04日
  • 彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~

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    もふもふ初の聖獣攻! 前半はちょっと痛い感じで始まりましたけれど、割と短くてちょっとホッとしました。 聖獣が攻って事でどんなのか?ととても楽しみにしてたんですが、なんとも可愛らしいですよね。 年下攻という感じの醍醐味が伝わってくるし、とっても楽しく読めました。

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    2014年07月19日
  • 遥山の恋

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    ずっと読みたいなと思っていた六青センセのデビュー作です。こんな初期からセンセの個性が上手く生かされている作品で、最近の作品よりは深みに欠けるけど、単純明快で理解しやすく引き込まれました。

    人里離れた山奥で暮らす少年の紫乃は、瀕死の重傷を負って倒れていた若い領主の貴哉を助け、献身的に看病します。ところが一命を取りとめ目覚めた貴哉は、助けてくれた恩ある相手なのに、全身に大きな痣のある紫乃を見るなり酷い言葉を浴びせかけます。

    案の定、攻が酷い男でした。デビュー作からずっと、安定品質のダメダメ攻なんですね…
    まあ貴哉の場合も根っからの悪い人間ではなくて、領主の嫡男として育った環境のせいであるとわか

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    2014年02月24日
  • 天使強奪

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    エクソシストと聞くとアメリカのB級ホラーっぽいですが純粋なファンタジーです。
    堅実実直優しい攻め×見た目は天使だけど口の悪い美少年(謎多し)。
    いい意味でもそうでない意味でもさらっと読めました。
    悪霊と呼ばれているものたちが実は異教の神であるというような世界観が面白かったので、この世界をもうちょっと掘り下げたお話が読みたい気も……。
    でもあまり追求していくと宗教色が強くなりそうですし、BLから外れてしまいそうなのであえて深追いしなかったのかもしれません。
    とにかく、あとがきにあったモフモフシリーズの新作が楽しみです(笑)

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    2014年01月07日
  • 天使強奪

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    王室近衛隊士×凄腕エクソシストが繰り広げる壮大なファンタジーです。
    いつものセンセ基準からすると、異色とも思える糖分の多さ。悪魔祓いの話なので、ファンタジーホラーとでも表現できそう。痛い成分は抑えられています。
    イラストが青井秋センセのちょっと硬質だけど優しい絵柄で、今回の話にぴったりです。

    オリエンス王国の王室警護を務めるクライスは、悪魔に憑依された王家の息女を救うためにヴァレンテ聖教国からやってきた天使のように美しい悪魔祓いのエリファスから、「守護者」の能力を買われて彼の警護役に抜擢されることに。

    さすが六青センセらしく、緻密な世界観が構築されていて、すんなりと物語に入り込むことができ

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    2013年12月04日
  • 12の月と、塔の上の約束

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    みつみ先生王道な話。高貴な囚われ人のもとに男娼のような真似事をさせられ、プライドを刺激された攻めが、最初乱暴に受けを抱くんだけど、時間をかけて惹かれていく過程が好き。地味顔をなじってたのに、メロメロになってからはアバタモエクボ状態にw

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    2013年12月01日
  • 誓約の代償 ~贖罪の絆~

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    悲しい出来事をさらに悲しいことで補おうとしている結果。さらに悲しい出来事が起こってしまいます。
    でも、最後は心洗われ、かつみんなハッピー。心底よかったなと思います。
    前作とのつながりが密すぎてスピンオフとは思えませんね。

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    2013年07月03日
  • 忠誠の代償 ~聖なる絆~

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    ★4・5
    壮大な世界観にどっぷり!面白かったー!最初に「奪還~」を読んだので、ここからこの物語が始まったんだなぁと感慨深い。今回は受けがひどい目に遭ってなくて一安心(苦笑)産まれた時のキリハの可愛さにメロきゅんでした!w鳴き声が「みゅぃー」って!!(萌)そりゃうちの子が一番可愛いってなるなぁ~(笑)闘いや皇帝とのあれこれが結構描かれてたので、あんまり2人のラブがなかったのは残念でした。あと、ギレリウスとリュセランがかわいそうだった…。こっちの話は痛辛そうで読めないな…。

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    2013年05月19日
  • 奪還の代償 ~約束の絆~

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    ★4・8
    こういうがっつり読み応えのある緻密な設定のファンタジーものは入り込むまでに時間がかかるんですが、入ってしまえば一気にスルスル読んじゃいました。とっても良かった!面白かったー!泣けた~(涙)
    六青さん作品は、受けの子が酷いことされたり痛い目に合ったりする地雷があるので、それさえなければどんぴしゃでツボなんですが・・・今回多少あってつらかった・・・;;でもそんなことを忘れてしまうくらい、後半のリグとカイエの甘い日々とモフモフを存分に堪能できてニヤニヤでした~vちびカイエとリグの親子なやりとりや、成長してからの二人の関係だとか、とにかく可愛くて悶えました(笑)二人が幸せそうなのがほんと何よ

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    2013年05月10日