六青みつみのレビュー一覧
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六青みつみセンセ著「騎士と誓いの花」のコミカライズ。
割愛されている場面もあるけど、雰囲気を損なうことなく、非常に世界観もわかりやすく再現されていて、満足度は高いです。
原作小説も読んでいました。雑誌で連載中も読んでいました。あらすじも結末もわかっています。
なのに、性懲りもなくまたおいおい泣いてしまった…!
最初に小説読んだ時、衝撃で涙が止まらなくなって大変だったのを思い出したけど、コミカライズでもやっぱりすごく泣ける。
何回読んでも、リィトの健気さと、グリファスの無神経な鈍感さに心乱されます。
前半、ロマンティックな場面があるんですよね。それがやばい。
サリアの花とか、グリファスがリィトに跪いて誓ったりとか、くすぐったいようなシーンがあるからこそ、その後の悲惨な経緯にいっそう胸が痛くなるんですよね。
グリファスは根はイイ人なんだけど、ものすごい鈍ちん!まじめすぎるのかな。
不安な気持ちを我慢して弱音を吐かないリィトの気持ちに気付くのが、いつも遅すぎです。リィトに対して見当違いな対応ばっかりで、もうっ!って怒りたくなります。
そう言えば、下巻ではもっとリィトがかわいそうなことになるんだった。
泣くのを覚悟で続きを待ちます。要ティッシュ。
カバー下に、六青センセのSSがあります。グリファス視点。 -
Posted by ブクログ
六青みつみさんの作品の中でも最も痛々しく辛く重苦しい物語だと思います。
この「光の螺旋」シリーズはファンタジー物語としても地理や歴史などを含めとても魅力的で読み応えがあります。
が、BL作品として見た場合あまりにも受けが不幸すぎる…つらいです。
報われることのない想いをずっと幼なじみに抱いているカレスが、何故そこまで苦しまなくてはならないのか!?と悲しみでいっぱいになります。
BLではよく受けや攻めの恋路の邪魔をし意地悪をするようなキャラが出てきますが、例えばそのいわゆる当て馬キャラが本当にその人物を愛していた場合、受けと攻めがハッピーエンドになった後、その当て馬キャラはどうなってしまうのか?という問題をここまで真摯に描いた作品は他に類をみないのではないかと思います。
数年前に購入してあまりにつらい内容なので積んでいたのですが、改めて読むとそのつらさの中にもとても美しい描写であったり、胸をしめつけるような感情があり読んでいて何度も切なくなりました。
この後続編の「ruin 緑の日々」で救いがあると良いのですが……いささか不安が…。
カレスが想いを寄せているライオネルとその恋人のエリヤについては「一枚の絵」という作品でメインになっています。こちらを先に読んでいたので、ライオネルのことも憎めないんですよね…いくらなんでも鈍感すぎるだろ!と言いたいですけど(笑) -
Posted by ブクログ
身寄りのないソラは、唯一優しくしてくれるタケルのためになるのならば、と山の主の贄となることを選ぶ。
目の前に現れた黒豹と白虎に組み伏せられ、凌辱されてしまう。
絶望するソラだったが、それが山の主・神獣であったとしり、徐々に親切にされるうちに心をひらくようになる。
ケモノ系で神話(ちょっと違うか)系です。
初出が同人誌ということで、かなりエロ満載ですし、獣でも人でもしかも3人でなんてテンコモリな内容なので好きな人と受け付けない人にぱっくり評価がわかれるかと思います。
…個人的にはううう、大好きー!ですが。
ただまあ、巻末に収録されている番外編?で結局もう片方も少年をひろうのですが、状況が似ているのでちょっともにょーっとしました。
ちょっとだけ、ケモノ系シンデレラBL?とか思ったり。 -
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皇太子である兄の策略により、「対の絆」であるインペリアルの繭卵は孵化が始まったが甥である皇太子の皇子が契約を結んでしまう。
失意に沈むヴァルクート皇子。
だが呼び寄せられる様に入った森の中で聖獣の卵を見つける。
初めは自分との「対の絆」である筈が無いと部下達に触らせてみたが卵は無反応で、皇子にだけは光る。
皇子としての立場からインペリアル以外と契約は出来ないと知りつつも孵化した聖獣に吸い寄せられる様に抱きしめ誓約を交わしてしまうヴァルクート。
聖獣の名は「キリハ」とつけた。
無位の小さな聖獣はやんちゃで皆に愛され成長していき、やがて王宮の知る所となる。
自分と契約したせいで皇子の立場が悪くなっている事に胸を痛めるキリハ。
加えて本来ならばヴァルクートの「対の絆」であったインペリアルの美しい聖獣リュセランに対面して気持ちが落ち着かない。
葛藤を胸に初陣でヴァルクートが負傷してしまい「彼を守る」という強い想いがキリハをインペリアルに覚醒する。
王家が犯した罪がインペリアルを少なくしている事実が分かったり、ギルリウスとリュセランに確執が生まれます。
次巻に二人のお話が続くのです。
天真爛漫なキリハと眉目秀麗で儚気なリュセラン。
二頭の聖獣とその主達との想い。
このシリーズ、かなり面白いです☆ -
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ネタバレ新書購入
現代・学園物、だが。
生々しいジュネ(ボーイズラブ)。
受の子勇貴は健気に攻の子向陽を愛している。が、向陽はストレート。
眠っているところを勇貴にキスされて、驚いて心無い言葉をたたきつけ、傷ついた勇貴はそのまま同性愛の先輩に誘われるまま寝てしまう。
その後も、向陽は勇貴を無視したりするので、勇貴は自分を守るために、向陽を無視し始める。すると今度は突っかかってくる、向陽。(むかむかしますね、この攻)
いいのは、顔だけですな、この攻。
その後、はれて恋人同士になった二人。
でも、向陽はホモだとばれたくない一心で関係を隠し、みんなの手前、ホモなんてキショイと言って勇貴を深く傷つけ、そしてとどめに向陽が女の子と偽装で付き合おうとしたことから、関係は破綻する。
……去られなきゃわかんない、アホですか、この人は。
その他、突っ込み所が満載です。
河原の橋の下でHとか……見つかりますって。
きわどい痴話喧嘩を教室で……クラスメイトがいないのがおかしい。
とか、そういうのはありますけれど。
他はよかったです♪ -
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ネタバレ新書購入
ボーイズ・ラブ。というか、ジュネ。
高校の頃、同級生の剛士に片思いをし、十年の歳月を親友として過ごした恂(受)。
魅力的な従弟に、片思い相手を取られたと思い込み、失意のまま逃亡。
健気だが、その相手をまったく信用していないところが、無夜のツボです。
っていうか、うちの受様によく似ているというか。
六青先生は、無夜にとって外れなしですな。
恂の完璧な逃げっぷりがすばらしいです。
ここまで周到に、好きな人から逃げようとする受ってそうそういませんよ。
「半月、もしかしたら一ヶ月ぐらい、出張だから」とにっこり笑って言って、一年の出向に。携帯電話は機種変更で、番号も替え、アパートは引き払い、身内にも引越し先・連絡先をつけずに、関東から、九州に逃亡。
剛志がどーやって場所を見つけ出したのか、いまいち謎ながら。
見つけてもらおう、追いかけてもらおうなんて甘い気持ちをこれっぽちも持たずに、逃げていく恂の悲壮感。
ちなみに、ハッピーエンドです。 -
Posted by ブクログ
「お願いだから・・・、オレを殺して」
何度呼吸困難になる思ったことか・・・。終始胸が苦しかったです。
そしてこの心苦しさが竹倉には堪らなかったり。。。
心やさしいけど不器用で鈍感な遊兵(カイル)×可哀想で不幸で可哀想な少年期・青年期を過ごす聡明で美しい子(リーン)
って感じでしょうか。物語はファンタジーです。そして光の螺旋シリーズ第2弾だったことを後から知りました。なんてこと!第1弾はいったいどれなのー
六青さんの作風は、BLCDで聴いた「蒼い海に秘めた恋」で知っていたので心して読み始めたのですが、予想通りというか、リーンがそれはそれは酷い目に遭います。遭いまくりです。なんだこりゃー!って感じ。
ものすごくひどい仕打ちを受けていた囚われの身からやっと解放された後、さあカイルよ、リーンを癒しておやり!とか思ったのもつかの間、まだまだリーンを苦しめることばかり起こります。竹倉ならハゲる。確実にハゲる。
最後はハッピーエンドでしたが、もっとハッピーの部分を堪能したかったな。
続編(番外編?)が出るみたいなので、そちらも出たら読んでみたいと思います。どうかハッピーな部分が増えていますように~~! -
Posted by ブクログ
山で老犬と一緒に暮らしている体に醜い痣を持つ健気系少年紫乃と、どこその領主様(謀反の疑いで追い出され、大怪我している)の話。
ツボでした。
かなり。
惜しむらくは後半痣が消えたところです。
そのまま痣だらけの姿だったなら、コンプレックスに付け込んで、したいほうだいだったのに。(こんなだから無夜は友達減ったんだ)
文句はそれぐらいで、痣のついた紫乃が可愛くて可愛くて!
無夜は自分の姿にコンプレックスのある男の子が「受」なのってすごく好きなんですよ。
他人が「うっ」と呻いて引くような子を、それでも愛す攻の視点で、その子を可愛がるのが無夜の喜びです
けなげ美少年見飽きてるから無夜それ嫌いだし(だから後半は・・・・・・まあいいけどね)。
久々に楽しい読み物でした。
歴史物です。