あらすじ
帝国生まれでありながら密入国者集団が隠れ住む『天の国』で育ったキースは、聖獣のことも騎士のことも知らずに育った。生来の美貌のため、キースは幼い頃から性的な悪戯を受けたり襲われたりすることが多く、人間不信に陥っていた。そんな折、成人の儀式で光り輝く繭卵を見つけ大切に保管する。数年後、孵化した聖獣に驚くキースだが“対の絆”という、言葉も概念も分からないまま誓約を結び、聖獣をフェンリルと名付け、育て始めるのだが――。 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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シリーズの別枠のような感じ
代償シリーズ第4弾らしいですが、ちょっと番外編みたいな感じかな
タイトルも違うし、時系列的にも第5弾よりも後の話
帝国外で繭卵が発見される話なので、さらに進化したのか、古代に戻ったのか…
何にしろ、既成概念のまったくない状態での聖獣の子育てという設定はなかなか興味深かったです!
Posted by ブクログ
大型ワンコ聖獣攻め、フェンリルと人間不信騎士、キース
自分がなんであるかを知らず、生きるために二人で必死に生き、生きるために故郷を捨てた二人を保護する帝国
フェンリルの無邪気さとキースの頑なさと、リグトゥールの活躍が良かったです
産まれた時から世話してきた聖獣と愛し合う騎士の葛藤と先輩騎士や助言などが面白く、二人を導く、セリムやリグトゥールが良き
Posted by ブクログ
新しい聖獣と対の絆cpがまた増えました。シリーズも第4弾となって、そろそろ中だるみがあるんじゃないかと危惧していたところ、これはとても目新しい印象の聖獣と騎士の登場で、またもやググっと物語に引き込まれてしまいました。
今回の主人公のキースは、不幸な生い立ちで殆ど野生化して生き延びてきたという変り種。まあ、不幸なのはデフォですけどね…
でも、聖獣とは知らずにずっと共に生きてきたフェンリルとの流浪生活というか、逃亡生活というか…これが想像力をかき立ててくれる面白さで、まさにワイルドライフ。息もつかせぬ面白さでした。
『いい旅、夢気分。野生児二人旅』っていう仮タイトルよりは、かなり生死ギリギリ気分でしたけど…!グルメ、観光、カルチャーショックは、確かに見ることができましたww
いつもよりはcp内での痛いイザコザはなかったので、センセ基準としてはラブラブで甘いほうだと思います。セリムがノロケで頭痛を起こしてるくらいには!
今までの騎士たちも濃い特徴の持ち主だったけど、今回のキースは攻じゃなくて受、というところに喰いついてしまいました!汚いけど美しいんです。強いけど一途でフェンリル以外は信用することができない人間嫌い。彼が広い世界のことを知り、信じあえる仲間を得て心を開くまでの様子に感動しました。
聖獣攻…かなり萌えます。慈しんで育てた子が自分より大きくなって、強くたくましくかっこよく成長。
逆転するところに萌え。
「彷徨者たちの帰還」では、自分達の本来の使命に気づくまでの変遷が、「守護者の絆」では、二人の関係がより明確に親密になるまでの意識の変化が描かれていて、どちらもより世界観が深まる内容になっていて、改めてこのシリーズにおける緻密さとスケールの大きさに深いため息です。
他のインペリアルと騎士もゲストですがオールスター出演。今までの物語を思い出し、改めて萌えをかみしめてしまいます。
キースとフェンリルが彼らと出会うシーンがドラマティックですごくよかったです。
いつも素晴らしいと思ってしまうのは、葛西リカコセンセのイラストなんですよね~今回もどれをとってもステキでどれもガン見です。ハンパなく萌えます。
続編を楽しみにしています!
Posted by ブクログ
モフモフシリーズ新刊が読めて幸せです!
これまでの騎士と聖獣カップルの中で最も親子っぽさが強いので、どうくっつくのかなとやきもきしながら一気に読みました。
究極の年下無邪気攻めという感じです(笑)
過去作のメインキャラクターたちも登場してシリーズものらしく賑やか。
自分はリュセランが好きなのですが、ちらっとしか登場しないのがまたニクいです。
あとがきの次回作予定がモフモフシリーズなのか、別作品なのかわからないですが、楽しみに待ちたいと思います。
第4弾
聖獣シリーズ第4弾です。
初めての聖獣攻め。もちろん年下。
今回はそういう意味でも、ストーリー展開的にも少し毛色の変わったお話でした。
魔獣との戦いより、
2人のサバイバル生活がメイン、というか。
たからか、重く感じることなく楽しく読めました
Posted by ブクログ
もふもふ初の聖獣攻! 前半はちょっと痛い感じで始まりましたけれど、割と短くてちょっとホッとしました。 聖獣が攻って事でどんなのか?ととても楽しみにしてたんですが、なんとも可愛らしいですよね。 年下攻という感じの醍醐味が伝わってくるし、とっても楽しく読めました。