茂木誠のレビュー一覧
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・なぜ秀吉は伴天連追放令をだしたのか。徳川も禁教令をだしたのか。それは、難破したサンフェリペ号乗組員が「スペインは如何にしてかくも広大な領土を持つに至ったのか」に「スペイン王はまず宣教師を遣わし、布教と共に征服事業を進める」と答えた。
・九州のキリシタン大名が、財だけでなく、日本人を奴隷として寄進していた。実際のアフリカのベニン王国など、黒人国家が奴隷貿易で富を得ていたのと同じ。
・日本人には浪人が多く傭兵・戦力としては有能で当時アジアではヨーロッパ諸国の戦略として重用されていた。浪人とヨーロッパ諸国が結びついてるため、日本に出入りすると反幕府の浪人と結びつく危険性があった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・政府が紙幣の発行権を持つと、財源確保のために紙幣を発行しすぎてインフレになって国が崩壊する
・ユーロ圏の金融政策はECBが決定する。各国ができるのは税率と公共事業の量の調整だけ。中央銀行の独立を極限まで高めたかたち。
・ドイツは輸出産業なので、ギリシアの混乱によるユーロ安でボロ儲けした。ギリシアがECBから融資を受けるにはECB(ドイツが中心)の言うことを聞くしかなく、ドイツがEUを支配しているとも言える
・金が枯渇した明治の日本は、銀本位制を採用したが、日清戦争で賠償金を得て、世界標準の金本位制に移行した。これにより世界市場と結ばれ貿易で成功した。
・アメリカは第一次世界大戦中、軍需輸出で儲けた。さらに、連合国の戦時国際線を買いまくった。国債を紙切れにしないために参戦。勝利し経済大国に。
・(ドル)固定相場で、新興国の輸出が有利に。普通は経済成長でドル安になるはずが、ならないため。
・韓国は財政悪化によりIMF+海外からの投資を受け、多国籍企業が増加。
・IMFの最大の出資国はアメリカなので、反米政権への融資は行われない。
・円高ドル安を進めようとしたプラザ合意。安全保障のため日本はこれを受け入れたが、円高不況に突入し、バブル崩壊。
・ヘッジファンドは莫大な資金力で大量空売りして儲けて市場崩壊させる。ジョージ・ソロスが有名。
・産業化の進んでいない清がイギリスに負け、自由貿易化。大量の銀が流出し、デフレ不況に。自由貿易は後進国にはつらい。
・貿易自由化の前に国内産業の強化が必要。発展途上国は保護主義を取るべき。
・植民地の少ない枢軸国は、植民地の多い連合国のブロック経済により経済にダメージを受け、戦争へ。
・米牛肉オレンジやタイ米の輸入自由化では、日本の農家にあまり影響はなかった。味や安全性の問題のため。
・対日赤字が最大の問題だったアメリカは、改革で支持を得たい小泉に構造改革(自由化・民営化)を行わせ成功。次は医療と保険を狙っている。
・少数民族はすぐに逃げれるように金融資産をかかえたため、金融業に強くなった。
・経済成長が鈍化してるのにも関わらず何も知らない庶民が買い続けることで株価だけが上昇。あるとき株価が暴落し世界恐慌に。ジョゼフケネディは靴磨き少年が株の話をしててヤバいと思い売り逃げ。この資金を後の大統領に投資し政界入り。
・世界恐慌でアメリカが戦後復興中のドイツへの投資をやめ、ドイツは経済が崩壊。救世主としてヒトラー誕生。
・本来、徴税→公共事業で富の再分配をするが、悪徳官僚がわいろ→公共事業をして国が滅ぶ。
・理想主義の朱子学が重んじられ、重商主義の田沼などは追いやられ、幕末財政は回復しなかった。
・備中松山藩主の山田(陽明学派)は信用の落ちた旧札を回収・焼き尽くし、新札を作り信用を取り戻した。陽明学は現実派。
・昭和恐慌時、日銀で大量の紙幣を印刷し、市民に見せつけることで、パニックが落ち着く。高橋是清すごい。
・ナチスに協力し世界恐慌から紙幣増刷・公共事業などで回復させたシャハトも、その後の拡大抑止の案に軍から反対され失脚。 -
Posted by ブクログ
R2.12.20~R3.1.4
(あらすじ)
2025年までに南北朝鮮は統一される…ベストセラー著者・茂木誠氏、渾身の最新作は、激動の朝鮮半島を世界史と地政学で完全予測!米中覇権争いが本格化するなか、日本は中国・韓国・北朝鮮とどう対峙すればよいのか。日々のニュースだけでは、国際情勢の本質が見えてこない。国家の行動や国民性は、地理や歴史の制約を大いに受ける。今こそ、欧米エリート層が国際教養として学ぶ「地政学(地理+歴史+イデオロギー)」を武器に、日本の国益を考えよう!
(感想)
本屋で何か一冊買おうと決意し、つらつら見た結果選んだ本。
2019年刊行の本なので、コロナ以降の世界情勢が抜けているがなかなかぎりぎり面白く読めた。
TPPを軸に安全保障体制を…とか日米露の同盟構想など、未来についての提言も具体的で好感が持てました。 -
Posted by ブクログ
中国、アメリカ、ヨーロッパ、中東で起こったニュースを解説。
中国の香港での国家安全維持法の制定の経緯や、習近平が如何にして政権の座に就いたか。そして中国のコロナ下での野望。
アメリカも選挙前の情報だけだ、トランプの中国への対決姿勢やアメリカの選挙の仕組みを解説。中国への驚異を考えると、アメリカの政策はそれほど、変わらないのではと思ってしまいます。
イギリスのEU離脱の経緯や、中東のアメリカでの立ち振る舞いなど、なかなか一筋縄ではいかない世界だなと改めて実感。
日本はアメリカに頼りすぎた時にハシゴを外されないか心配ですが、中国という共通の驚異がある限り同盟は続くのかなと感じました。
歴史と宗教は、いつの時代でもひとが対立する火種です)。