茂木誠のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一気に読めて、出版間もないのでトピックも鮮度がある
著者は、駿台の講師とのこと。
地政学(Geopolitics)、地理的条件が国際関係にどう影響するかを理解する学問。
最近まで「地政学」という用語はややタブー視されていたという。
戦時下の戦略立案を想起させるためらしいが、学問自体は「国際関係論」などに名を変えて存続してきた。
響子先生が、対中問題を中心に手厳しい(右寄り)コメントをさらっとするのが、快感。
ヨーロッパを半島と見立てたり、
インドの核保有が「真珠の飾り」で納得できたり、
ブラジルとアルゼンチンが比較的平穏なのはバッファ国家(ボリビア、ウルグアイ)のおかげ、
中国の新ニカラグア運河の動向。
などなど、興味深かった。 -
Posted by ブクログ
(1と2を読んだ感想)
現在、世界で起きている出来事は過去の世界史の出来事を踏まえているんだよ、というのを懇切丁寧に書いてある本。全般的に読み応えがあるし、納得感も多い。特に宗教が世界史に与えている影響が非常に大きいんだな、というのが深く理解出来たのが収穫。
文章的にも平易で読みやすくてオススメなんだけど、諸手を挙げてオススメできないのが、対中国に対する記載の部分。中国に対してのみ過去の文化をひもといて丁寧に説明してないため、「何でそういう風に判断できるの?」て思って首をかしげてしまう事が多い。例えば、中国経済は実は崩壊寸前とか書いてあるけど、論拠が足りないので説得力が無い。なので、すべての箇所を鵜呑みにしちゃダメだけど、総じてこの本を読むと現在の世界の流れがつかめるので読んで損なしだとは思います。まぁ、何にせよまったく偏ってないメディアなんて無いからね。 -
購入済み
新しい日本史の勉強に最適
日本史の書籍はいつも途中で挫折していた私ですが、この本は最後まで読み切ることができました。
従来の日本史は私にとって事件などのつながり、背景等うを理解することが難しく、ただ記憶すべき事柄が多かったように思います。
この本は世界史講義で有名な茂木先生が執筆されただけあって、事件の背景にある世界的な大きな流れが読み取れます。
日本人のDNAとか、鎖国の背景とか、茂木先生の講義で触れられる話が興味深いです。
本のはじめに書かれていますが、茂木先生が○○専攻とは知りませんでした。 -
Posted by ブクログ
ユダヤ教→親子の縁より神への忠誠心が大事な神至上主義。神の掟「律法」を守らないと救われない。神に選ばれた民であるという信念だけで成り立つ。
やべー、気持ち全く理解できんわ笑
キリスト教→ユダヤ教から分離。イエスキリスト「律法とかよくね?信じる心があれば救われるさ」ユダヤ教が反発、反逆罪で磔の刑も生き返り勢力絶大に。
弟子から神と祭り上げられたイエス、ユダヤ教からすれば裏切り者であり、人間が神を騙るのは許せない。
ローマへの反逆を煽り立てる危険人物としてイエスを告発したのに、その後ユダヤ自身がローマ帝国に反乱起こすとか矛盾してるなぁ(^◇^;)
ユダヤ教 旧約聖書 モーセ
キリスト教 新約聖書 イエス
イスラム教 コーラン 最後の預言者ムハンマド
最後の啓示であるコーランをなぜ聞かない?
近いからこそ憎み合う。
ユダヤ教とイスラム教→人間ごときが神を絵や彫刻にできない=偶像禁止
キリスト教→めっちゃ描いてる
イスラム過激派に襲撃されたシャルリエブドは預言者ムハンマドの風刺画を掲載してたのね。なるほど、なるほど。風刺どころか絵にすること自体がタブーなら触れたらあかんわ。
ペテロ→イエスの一番弟子
「私はペテロ(岩)の上に教会を建てよう」
→キリスト教が認められた時、処刑されたペテロの墓の上に教会を建てる=バチカンのサンピエトロ大聖堂(ローマカトリック教会の総本山)
サンピエトロ大聖堂を守ってきたのがローマ教皇
「自分たちはペテロの後継者でありイエスの代理人」「ローマ教皇こそがキリスト教の最高指導者」
カトリックとは普遍的、ユニバーサル、世界共通という意味
政教分離→西ヨーロッパ文明、日本
「日本は天皇がいるから社会の安定を保てる」
→マッカーサー「GHQは天皇から権力を委任されて統治する」
政教一致→東ローマ帝国(実質のギリシャ、ビザンツ帝国。東方正教会)、ロシア、中国
皇帝に対する反抗は神への反逆罪となり一切逆らえない。独裁
中国の皇帝が道を誤った場合天命が離れる。別の有徳者に天命が下って暴君を倒す=易姓革命
ギリシャは思ってた以上にやばかった笑
カトリック→勤労と蓄財は罪
イタリア、アイルランド、スペイン、ポルトガル
カトリックを否定→ドイツのルターとスイスのカルヴァン=宗教改革→プロテスタント(新教徒)→勤勉
ドイツ、イギリス
カトリックやプロテスタント→罪の意識が強い=原罪
→寄付・勤勉
正教会→原罪意識が希薄
ギリシャ、ロシア
ムスリム同胞団→イスラム原理主義政党
イスラム原理主義政党↔︎社会主義独裁政権
IS→ムスリム同胞団の一部が過激派に。さらに一部はアフガニスタンでアルカイダと合流。
政権を勝ち取ったムスリム同胞団「エジプトは西欧化をやめイスラム法を導入する」→親欧米派の軍部がクーデター→選出された大統領を逮捕し、同胞団を非合法化→独裁政権に逆戻り
シーア派→党派 10% ムハンマドの血統重視 ホメイニ師の肖像あらゆる所に。 7世紀に決められた経典を変えてはいけない
スンナ→コーランに次ぐ経典の名称
スンナ派→スンナを重視する者=スンニ 90% 経典重視 偶像崇拝禁止 時代に合わせて解釈を変えていく世俗主義が多い
原理主義 ファンダメンタリズム
元々はキリスト教の過激派を指す言葉
イスラム教ではアッラーの言葉を人々に伝える以前の世界を人類が愚かで誤った時代と考え、黒歴史として破壊したがる。
サウジアラビア→サウード家のアラビア
ワッハーブ派ではあるものの贅沢な暮らしにおぼれ、アメリカとべっとり癒着関係に
憲法も国会も選挙もない。重要ポストはすべてサウード家の人間で占められる。国民に富を分配してるから成り立ってる
イラク→第一次世界大戦でフランスとイギリスが密約でかわしていた定規で引いた線によってできた人工国家
湾岸戦争、イラク戦争を経てフセイン政権倒壊、シーア派中心親米政権へ。
サダムフセイン大統領(イラク)→少数派のスンナ派であり世俗主義を貫く。「スンナ派もシーア派もクルドも関係ない。みんなイラク人だ」と教育。宗教や民族差別を撤廃。富もある程度分配。
アラウィ派→シーア派寄りだがキリスト教要素も入ってる
クルド人→国を持たない世界最大の少数民族。3000万人。男女同権
ヤジディ教→クルド独特の宗教
トルコ→イスラムとEUの間で揺れてる。今後はイスラム寄りに?1番の敵は何度も侵略して来たロシア。
アメリカ、クルド、イラン
vs.
ロシア、シリア、イスラエル、サウジ、トルコ
IMF 国際通貨基金
財政危機で外貨が不足した国へ米ドル緊急融資
世界銀行 IBRD
戦災復興と発展途上国の援助
中国莫大な宣伝費をかけてアメリカでも日本のネガティブキャンペーン
オーストラリア
親米派の自由党、親中派の労働党
中国系移民多い
李克強「私は我が国の政府が発表する数字は一切信用していない。私が信用しているのは、電力消費、鉄道貨物量、銀行融資額の3つです」
現在の中国は唐の末期に似ている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何かの本で地政学は海外では教養として誰もが学ぶもの
という記述を読んで地政学について気になっていたのと
最近ニュースやら本やらで世界の情勢などを目にすることが多いのですが
国の名前を知っていても地理的な話が頭の中で整理できておらず
曖昧なままだったのでこれを気に勉強してみようと思い手に取りました。
マンガの部分はあんまり必要ではないのですが
ビジュアル的な図が多用してあり位置関係などを
確認しながら読み進めることが出来たので
非常に理解しやすかったです。
初めて知る話はあまりありませんでしたが
知識を固めることが出来たかなと思います。