群ようこのレビュー一覧
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親が認知症になっていく話8連発。
いろいろなパターンが登場するが、ほとんどにオチがないのがコワイ。
だから本の題名も、それぞれの話にも「?」がついているのかな。
個人的には「長兄、威張る?」が印象深かった。
えらそーに弟たちとその連れ合いに介護分担を迫る長兄の態度には腹が立つ。
「妻に任せきりで、日頃から何にもやっていないアンタはどーなの!」
と他人の私でさえツッコミたくなる。
結局、長兄の妻だけの介護から弟たちの妻(←ここ、重要)が関わることで母の本当の気持ちが明らかになり、リハビリにも励む姿に明るい未来が見えてほっとした。
群ようこさん、相変わらず平易な文章なのに、ツッコミどころは鋭い。 -
Posted by ブクログ
シリーズ第四弾はアキコの仕事仲間しまちゃんと、婚約者シオちゃんの結婚話がメインです。しかしながらしまちゃんがいつもシオちゃんのことを締めたり怒ってばかりいるせいで、シオちゃんに対する愛情がわかりにくいと思うのは私だけでしょうか?2人がそれでいいならとやかく言う問題ではありませんが、もう少ししまちゃんがシオちゃんに優しい言葉をかけてくれるとか愛情を感じる場面がもう少しあったらいいな、と思いました。まぁでも、世の中にはこんな人たちもいるのかもしれないですね?主人公のアキコには大きな変化はなかったですね。たいちゃん、ろんちゃんとの穏やかな時間が流れているのでホッとしました。それと、広い道路に面したお店のインスタ映えする高いかき氷、美味しそうですね。(ソルビンみたいな感じかしら?)
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Posted by ブクログ
1954年生まれの、群ようこさん。
あとがきに2006年、とあるから、50代になった頃の作品。
小説なら、作者の文筆活動を歴史的に考察などする以外は、年齢は特に気にしないけれど…
この本を読むにあたっては、重要だ。
なぜなら、その年代ならではの体の変化、感じ方、ひいては日常生活をも揺るがす…女性にとっては“思春期”と同じくらい重要で、劇的な変化が起きる【更年期】について書かれているからだ。
80パーセントそれしか書かれていない。
むしろそれだけで一冊できてしまうのが驚きだ。
だから、男性が読んでも共感はできないかもしれないが…
大切な人が更年期障害で苦しんでいたなら、是非とも読んで頂きたいとは思います。
同年代の友人たちがどんどん体調を崩していく。
中でも、「とりわけ更年期障害がひどく、いろいろ試してはダメで
、ホメオパシーで一時良くなったが一進一退を繰り返している」という友人が何度も出てくる。
観察記みたいだ。
その他は、群ようこさん自身の、坂道を降りて行く心と体にどう向き合うか、向き合いたいか、または正直な気持ちが書かれている。
教訓的な言い回しや、押しつけが一切ないから、おしゃべりしているような感覚で読めるのだ。
老いにどの程度抵抗するか、しないか。
その塩梅はひとりひとり違う。
アンチエイジングに必死になる人もいるが、自分はそこまではしない。
ある程度、老いを受け入れて行く。
しかし、身だしなみはきちんとしたい。
日常のささやかなことに喜びを感じたい、とようこさん。
楽しんで読めるのは、私の考え方もようこさんと同じ方向であるからだろう。 -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目も良い空気でした。
面白かったです。
すっかり、たいとろんの2匹の猫とアキコさんの生活でした。しまちゃんのところにも猫がいるし、シオちゃんのところにも。
アキコさんのお店にライバル店が出来たり、素敵なイタリアンレストランが閉店したり、しまちゃんとシオちゃんが結婚したり…変わっていくものと変わらないもので日々は続いていきます。
アキコさんのお店はやっぱり行きたくなります…新メニューもとても美味しそう。
優しい言葉、は住職の奥さんやタナカさんが義母にあたるお嫁さんとの会話でも出てくるのですが、きっとお客さんでお店に来た関西の人だろうな。気持ちのよい人でした。
シリーズ4作目もあるのかな。楽しみです。 -
Posted by ブクログ
若いころの服装は、なんでもありで、何を着てもそれなりに格好がついていた(自分で思っていただけかも)
年齢を重ねるにつれ、毎日の服選びに時間がかかる。
いくら20代、30代の服にまだ体が入るといっても、顔及び姿かたちが追いつかない。
いわゆるイタイ・・・というのか。
でもわざわざ年相応の無難な服装で、年相応に見られたくはないし・・・
まぁ、そんな風なことを群さんもおっしゃっているのである
たぶん同年代であられる群さんの気持ちは痛いほどわかるのである。
時代の変化に伴う流行、常に追い求めなくてもある程度は取り入れつつ、年齢に伴う体の変化も否応なく受け入れつつ、いかにおしゃれで、着心地の良い服はないものかと、日々葛藤する姿は身につまされるものがある。