群ようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
休み休み、ブレずに、ずっとその方針で生きていく。
猫の描写がたまらん、笑みがこぼれてしまう。
だからこそ、死後の描写もより響く。
死は生がある限り、逃れられない。
わかっていても、普段わからないふりをして生きている。
人間よりは死を特別視していないどうぶつたち。
種を残すことで、次に繋がっていく。
人が関わるどうぶつは種を奪われたり、無理やり生まされたりしているが。
植物にとっては死ではなく、生命の中のサイクルの一つなのかもしれない。
花を飾るのは好きではない、野に咲いててくれと思う。
実際にお店があったら、私は入らない人間だ。
私はヴィーガンで、お店で出されるものは食べられないなあと思 -
Posted by ブクログ
そろそろ今年最後の片付けをと、本を減らす為に後押ししてくれる本を買う。(結局、減らしてもまだまだ増えるのですが。)
本書では、著者が終活に向けた第一歩として、先ずは住む器を少し小さくて(必然的に住居費も減る)、強制的に物を減らす。という作業の日々を軽やかに?綴ったエッセイになっています。
ご本人の物を減らす作業だけでなく、知人の両親の引っ越しの作業なども綴られていて、本当にたくさんの物を片付けていかなければいけない作業は、体力的にも気持ちの面でも大変な訳です。
わかっていても中々片付けが進まないものなので(私の事です)、時々この手の本を読んで愉しんで。よし、やらねば!と奮起したい方、おすす -
Posted by ブクログ
れんげ荘物語は、読者の私にとって「そういえば、れんげ荘のみんなはどうしているかな?」と、ふと思い出したときに手に取る本です。
8巻目のキョウコさんの暮らしは、ほとんど変わっていませんでした。
兄夫婦のおネコさまたちを始め、ネコとイヌ達の愛らしさは、パワーアップしていました。
今回は、キョウコさん自身が風邪をひいたことがきっかけで、老後の心配や生き方について思いを巡らし、会話をすることで得た様々な気持ちが書かれていました。最後のページでお隣のクマガイさんが言った言葉が、一番大切なことだと思いました。
心地よいれんげ荘の暮らしでキョウコさんが思うことに、読者の私自身も共感することが多い一冊