宮下志朗のレビュー一覧

  • 第四の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル4
    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。
  • 第三の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル3
    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。
  • 第五の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル5
    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。
  • パンタグリュエル ガルガンチュアとパンタグリュエル2
    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。
  • ガルガンチュア ガルガンチュアとパンタグリュエル1
    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。
  • エセー1
    うーん
    ちょっとしか読まなかった。
    これを読むのは、もっとじじいになってからでいいかな。
    今はまだいいや。
  • 第四の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル4
    うーんこうんこが延々。
     フランソワ大先生の作中での設定と、史実の間の齟齬があるらしい。へー。
     渡辺一夫訳の、「ヒベルニアのサフラン=Bren(うんこ)の駄洒落の可能性」説が無い。
     怪物に関する解説が圧巻。
     最後、うんこの呼称の羅列のところで、夥しく出る人間のやつの、excrementやdej...続きを読む
  • エセー6
    『エセー』全訳のうち第6巻にあたる本巻には、第3巻第1章~第8章までが収録されている。題名が示しているように、各章ともタイトルからイメージされる内容が厳密に論理的に展開されるのではなく、古典古代の著作やユグノー戦争当時のフランスについての知見を散りばめつつ、「自分」について語る、というスタイルが取ら...続きを読む
  • グランド・ブルテーシュ奇譚
    バルザックはやっぱり面白い!
    谷間の百合、ゴリオ爺さんの次に読んだこの短編集。
    表題作の浮気する妻への夫の復讐の話と、お金の話、ファチーノ・カーネが好き。
    素直に読み終わって違和感を覚えたマダム・フィルミアーニはフィルミアーニ夫人は死亡確認書や遺言など、必ず手に入ると信じていたからこその行動なんじゃ...続きを読む
  • グランド・ブルテーシュ奇譚
    「人間喜劇」から4編を選んで編まれた短編集。訳はラブレーの宮下さん。
    とにかく表題作が良いんだけど、どれを読んでもバルザックはやっぱりいいなとしみじみと感じていた。バルザックの皮肉はよい。
  • エセー1
    仕事の休憩時間の愛読本。びっくりする内容が淡々と平易な文章で語られていて、何とも面白い。勿論モラリストとしての随想もあり、時代を選ばずに読み継がれているのも納得の古典。だからフランス文学はやめられない。
  • エセー1
    かの有名なShu Uemura(植村秀)が二十台前半で肺結核を患った際、病床で読んでその後の人生に大きな影響を与えたというので感化されてみた。別名『随想録』
  • エセー7
    最近『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだばかりなので、なんともタイミングの良いモンテーニュの一言と出会ったことになる。
    ”最悪の場合には、つねに支出を切りつめることで、貧乏の先手を打て。”

    ところがキケロの言葉の方が刺さったな。
    ”裕福さの程度というのは、収入の多寡ではなしに、食事や暮らしぶりによ...続きを読む
  • エセー6
    一番難しいと言われている巻、一番厚い巻を乗りこえて、気持ちが切れたのでしょうか。
    ずいぶん時間がかかってしまいました。
    しかし、読み終わってみれば、今までで一番エッセイ集らしい巻だったかもしれません。

    ”他人の称賛を根拠にして、それが徳の高い行為の報酬なのだと考えるのは、あまりに不確実にして、あや...続きを読む
  • エセー5
    モンテーニュにとっての『栄光』とは、今でいう『矜持』とか『プライド』のようなもののような気がします。

    ”われわれが、正しくふるまうというルールを自分自身のなかから引き出さないならば、そして、罰せられないことが正義だというならば、われわれは毎日、どれほどの悪事に耽るかしれない。”
    ”神という目撃者が...続きを読む
  • エセー4
    白水社の『エセー』全7巻の折返しの第4巻にして最難解と言われる「レーモン・スボンの弁護」収録のこの巻。
    これを読み終わったら肩の荷が少し降りるような気がして、気合いを入れて読み始める。

    「レーモン・スボンの弁護」とは、理性によって信仰を立証しようとしたスボンの論をモンテーニュが弁護しようとしたもの...続きを読む
  • エセー3
    後半の方が興味深いテーマだったのだけど、何でだろう、なかなか文意が頭に入ってこない。
    というわけで、付箋は本の前半ばかりでした。

    ”徳とは、色鮮やかで、強力な染料なのであって、魂が一度それにひたされると、あとはもう、魂もろともはぎ取らないかぎり、その色が落ちることはない。したがって、ひとりの人間を...続きを読む
  • エセー2
    全体として、ギリシャ・ローマ時代の偉人の言葉を引き合いにして語られるモンテーニュの思想は、哲学より歴史の面白さを感じられる。
    フランス語で歴史をなんというのかは知らないけれど、英語のhistoryとはまさに、彼の話ってことで、何年に何があったかではなく、だれがいつ何をしたかってことなんだな。(中国の...続きを読む
  • エセー1
    いやいや、とんでもないものに手を出してしまいました。
    私が一番信頼している読書系サイト『本が好き』でさえ、フレイザーの『金枝篇』を読んでいる人はたくさんいても、この本を読んでいる人が一人もいない!
    だれだよ、私にこの本勧めたの。

    第1巻は25章に別れていますが、20章を読み終わってまだ半分くらい...続きを読む
  • モンテーニュ 人生を旅するための7章
    エッセイという言葉の語源となった「エセー」という本を書いた、モンテーニュについて語った本ですね。「エセー」には興味がありましたが、超大作でもあり、かつ翻訳も値段が高いので、なかなか読むにはハードルが高い本ではあります。その中で、作者のモンテーニュ自身について書いた新書があると知って読んでみました。
    ...続きを読む