宮下志朗のレビュー一覧

  • ガルガンチュア ガルガンチュアとパンタグリュエル1

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    フランス文学の根底でふざけてる感じあるなと思ってたけど、ラブレーのガルガンチュア物語なんてその際たるものだな。リチャードホールの下衆ヤバ夫より下品だった。これが世界史に残る古典になるの凄いな。サドとかもフランス人だし、性的倒錯ジャンルの文学ってやっぱりフランスが凄いと思う。

    フランソワ・ラブレー(フランス語: François Rabelais フランス語: [fʁɑ̃swa ʁablɛ]、 1483年? - 1553年4月9日[1])は、フランス・ルネサンスを代表する人文主義者、作家、医師。ヒポクラテスの医書を研究したことで著名となり、次いで中世の巨人伝説に題材を取った騎士道物語のパロディ

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    2025年08月05日
  • 第五の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル5

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    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。

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    2023年12月25日
  • 第四の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル4

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    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。

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    2023年12月25日
  • 第三の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル3

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    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。

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    2023年12月25日
  • パンタグリュエル ガルガンチュアとパンタグリュエル2

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    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。

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    2023年12月25日
  • ガルガンチュア ガルガンチュアとパンタグリュエル1

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    これは凄いとしか言いようのない,荒唐無稽かつ超博識な文章である。カタログが延々と続くところなど,テキストの驚異の入り乱れがまたとれる。

    また,ルネサンス文学の研究において,だいぶ前の翻訳者の渡辺一夫から,現代の宮下志朗へと継がれていったことも良いことだと思う。

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    2023年12月25日
  • エセー1

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    うーん
    ちょっとしか読まなかった。
    これを読むのは、もっとじじいになってからでいいかな。
    今はまだいいや。

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    2019年04月09日
  • 第四の書 ガルガンチュアとパンタグリュエル4

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    うーんこうんこが延々。
     フランソワ大先生の作中での設定と、史実の間の齟齬があるらしい。へー。
     渡辺一夫訳の、「ヒベルニアのサフラン=Bren(うんこ)の駄洒落の可能性」説が無い。
     怪物に関する解説が圧巻。
     最後、うんこの呼称の羅列のところで、夥しく出る人間のやつの、excrementやdejection とか、Merde以外によく集めたなと言ふのの他に、翻訳家はそこらへんも考慮して訳さないといけないので、渡辺訳ではソレの一々へどこかの方言を引っ張り出してたが、えー。
     ルクプルの対義語である独身者の呼称、 Les cul pere(ケツがつるつる)といふ、へくそくっだらないをっさんギャ

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    2018年09月22日
  • エセー6

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    『エセー』全訳のうち第6巻にあたる本巻には、第3巻第1章~第8章までが収録されている。題名が示しているように、各章ともタイトルからイメージされる内容が厳密に論理的に展開されるのではなく、古典古代の著作やユグノー戦争当時のフランスについての知見を散りばめつつ、「自分」について語る、というスタイルが取られる。もちろん、「自分」について語るとは言いつつも、第6章における新世界での征服活動に対する批判のように、鋭い社会批判も展開される。色々な意味で飽きを感じさせない著作である。

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    2015年03月15日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    ネタバレ

    バルザックはやっぱり面白い!
    谷間の百合、ゴリオ爺さんの次に読んだこの短編集。
    表題作の浮気する妻への夫の復讐の話と、お金の話、ファチーノ・カーネが好き。
    素直に読み終わって違和感を覚えたマダム・フィルミアーニはフィルミアーニ夫人は死亡確認書や遺言など、必ず手に入ると信じていたからこその行動なんじゃないかと邪推。それに見事に騙される男達、と見たら面白いんですが…。
    是非人間喜劇全てを文庫化してほしい。

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    2013年04月20日
  • グランド・ブルテーシュ奇譚

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    「人間喜劇」から4編を選んで編まれた短編集。訳はラブレーの宮下さん。
    とにかく表題作が良いんだけど、どれを読んでもバルザックはやっぱりいいなとしみじみと感じていた。バルザックの皮肉はよい。

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    2012年10月16日
  • エセー1

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    仕事の休憩時間の愛読本。びっくりする内容が淡々と平易な文章で語られていて、何とも面白い。勿論モラリストとしての随想もあり、時代を選ばずに読み継がれているのも納得の古典。だからフランス文学はやめられない。

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    2012年07月01日
  • エセー1

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    かの有名なShu Uemura(植村秀)が二十台前半で肺結核を患った際、病床で読んでその後の人生に大きな影響を与えたというので感化されてみた。別名『随想録』

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    2009年10月04日
  • エセー7

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    ネタバレ

    最近『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだばかりなので、なんともタイミングの良いモンテーニュの一言と出会ったことになる。
    ”最悪の場合には、つねに支出を切りつめることで、貧乏の先手を打て。”

    ところがキケロの言葉の方が刺さったな。
    ”裕福さの程度というのは、収入の多寡ではなしに、食事や暮らしぶりによって計られる。”
    これは贅沢をしろということではなく、足ることを知る心の裕福さということ。

    ”恩義という負債は、返済されることはあるかもしれないけれど、完済はありえないのである。”
    これは心に刻んでおくべき名言ですな。
    軽々しく「借りは返したぞ!」なんて言ってはいけないですね。
    困っているときに助

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    2023年05月31日
  • エセー6

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    ネタバレ

    一番難しいと言われている巻、一番厚い巻を乗りこえて、気持ちが切れたのでしょうか。
    ずいぶん時間がかかってしまいました。
    しかし、読み終わってみれば、今までで一番エッセイ集らしい巻だったかもしれません。

    ”他人の称賛を根拠にして、それが徳の高い行為の報酬なのだと考えるのは、あまりに不確実にして、あやふやな土台にもとづいている。とりわけ、現代のような、腐敗した、無知な世の中にあっては、よい評判はむしろ有害でさえある。”

    好感度の高い人ほど、何か失敗した時の風当たりが強烈な、21世紀の日本について書いているようだけれど、500年前のフランスなんですよね。
    人間社会って進化しないものなのかなあ。

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    2023年05月17日
  • エセー5

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    ネタバレ

    モンテーニュにとっての『栄光』とは、今でいう『矜持』とか『プライド』のようなもののような気がします。

    ”われわれが、正しくふるまうというルールを自分自身のなかから引き出さないならば、そして、罰せられないことが正義だというならば、われわれは毎日、どれほどの悪事に耽るかしれない。”
    ”神という目撃者が、つまり、わたしが思うに、自分の良心という目撃者が存在することを、忘れてはいけない”

    これは『四知』ですね。
    天知る、地知る、我知る、君知る。
    誰にも知られないということは、ない。

    ”われわれは、自分のことが話題になるのが気になって、いかに語られるのかは、あまり気にしない。自分の名前が人々の口か

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    2023年04月26日
  • エセー4

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    ネタバレ

    白水社の『エセー』全7巻の折返しの第4巻にして最難解と言われる「レーモン・スボンの弁護」収録のこの巻。
    これを読み終わったら肩の荷が少し降りるような気がして、気合いを入れて読み始める。

    「レーモン・スボンの弁護」とは、理性によって信仰を立証しようとしたスボンの論をモンテーニュが弁護しようとしたものである…はず…なのだけど、気がつくと神に選ばれた人間という存在=特権的存在を徹底的に否定している。
    あれれ?
    もしかしてこれは「レーモン・スボン(から)の弁護」ってことなの?

    ”人間にとっては、自分はものを知っているという思いが疫病神となる。だからこそ、われわれの宗教は、無知なることを、信仰と服従

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    2023年04月12日
  • エセー3

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    ネタバレ

    後半の方が興味深いテーマだったのだけど、何でだろう、なかなか文意が頭に入ってこない。
    というわけで、付箋は本の前半ばかりでした。

    ”徳とは、色鮮やかで、強力な染料なのであって、魂が一度それにひたされると、あとはもう、魂もろともはぎ取らないかぎり、その色が落ちることはない。したがって、ひとりの人間を判断するためには、その足跡を、長期にわたり、丹念にたどる必要があるのだ。”(われわれの行為の移ろいやすさについて)
    得ではなく徳を行動原理にしたいと常々思っていますが、難しいですね。
    自己中ではないつもりですが、好き嫌いが徳の足を引っ張るのです。
    精進しなくては。

    ”酒を飲む快楽というのは、人生に

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    2023年03月31日
  • エセー2

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    ネタバレ

    全体として、ギリシャ・ローマ時代の偉人の言葉を引き合いにして語られるモンテーニュの思想は、哲学より歴史の面白さを感じられる。
    フランス語で歴史をなんというのかは知らないけれど、英語のhistoryとはまさに、彼の話ってことで、何年に何があったかではなく、だれがいつ何をしたかってことなんだな。(中国の歴史もそうだよね)

    ”洋服がわれわれを暖かくするのは、その熱によってではなく、われわれ自身の熱によってであり、洋服は、その熱を大切に保ち、はぐくむのに役立っているというのと同じだ。”

    第40章「幸福や不幸の味わいは…」に書かれているように、自分を幸福にするのか不幸にするのかは自分次第。
    同じ体験

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    2023年03月21日
  • エセー1

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    ネタバレ

    いやいや、とんでもないものに手を出してしまいました。
    私が一番信頼している読書系サイト『本が好き』でさえ、フレイザーの『金枝篇』を読んでいる人はたくさんいても、この本を読んでいる人が一人もいない!
    だれだよ、私にこの本勧めたの。

    第1巻は25章に別れていますが、20章を読み終わってまだ半分くらい。
    最初の方はエッセイと言うよりも、哲学や歴史についてを読んでいる気がしました。
    塩野七生の『ローマ人の物語』、ダンテの『神曲』、佐藤賢一のフランス史物などを読んでいたおかげで、思ったほどつらくはありませんでしたが、やっぱり知識の不足が残念だなあ。

    ”わが国では、分別(サンス)がない人間のことを

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    2023年03月09日