エセー7
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エセー7

ビジネス・実用
2,090円 (税込)

10pt

4.0

「われわれは死ぬことを心配するせいで、生きることを乱しているし、生きることを心配するせいで、死ぬことを乱している。生はわれわれを苦しませ、死はわれわれをおびえさせるのだ」新訳『エセー』の最後の1冊である本書は、著者円熟の「第三巻」の後半部にあたる。37歳で早々と高等法院判事を引退し、隠遁生活のなか書き上げた第一巻・第二巻を刊行した後、モンテーニュはドイツやイタリアへ1年半に及ぶ大旅行に出かけ見聞を広げた。やがて、血で血を洗う宗教戦争が苛烈を極めた地元ボルドーに呼び戻され、新旧両派の調停役としての市長職を5年にわたり務めることになる。その厳しい経験の中から導き出したモンテーニュの人間哲学が、第三巻に注ぎ込まれている。自己・人間・生死についての徹底した観察と探究が、『エセー』の「真骨頂」と言われる第三巻において、より一層深められているのは、まさにそうした背景による。「空しさについて」「容貌について」「経験について」など、とくに引用されることの多い5編を収録。巻末に『エセー』7冊の全目次、「モンテーニュ略年譜」付。

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エセー の一覧

全5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • エセー3
    完結
    1,540円 (税込)
    ミシェル・ド・モンテーニュは、16世紀フランスの思想家、モラリストである。彼が残した『エセー(随想録)』は、古典知識の集大成であると同時に、知識人の教養書として古くから受け入れられ、その真理探究の方法、人間認識の深さによってデカルト、パスカルなどの思想家に影響を与え、今日にいたるまで古典的な名著として多くの人々に読みつがれている。「わたしは何を知っているのか(ク・セ・ジュ)?」という句は、モンテーニュの言葉であるが、人間の理性、判断力、知識には限界があることを謙虚に認め、試行錯誤を恐れずに真理を追究しようとした彼の思想をよく表している。本巻には、「酔っぱらうことについて」「良心について」「実地に学ぶことについて」「書物について」など11編を収録。《わたしが思っていることをいってしまうならば、みんなが酔っぱらうからといって、酒を禁じるといった習慣はまちがっている。よいものだからこそ、度を過ごしてしまうのではないか》(「酔っぱらうことについて」より)。モンテーニュのイメージを一新する平易かつ明晰な訳文で古典を楽しもう。
  • エセー4
    完結
    1,980円 (税込)
    ミシェル・ド・モンテーニュは、16世紀フランスの思想家、モラリストである。彼が残した『エセー(随想録)』は、古典知識の集大成であると同時に、知識人の教養書として古くから受け入れられ、その真理探究の方法、人間認識の深さによってデカルト、パスカルなどの思想家に影響を与え、今日にいたるまで古典的な名著として多くの人々に読みつがれている。本書には、「エセー」の中で最長、最大で、難解をもって知られる「レーモン・スボン」の章を収録している。この章には「わたしは何を知っているのか(ク・セ・ジュ)?」というモンテーニュの有名な言葉がおさめてあり、人間の理性、判断力、知識には限界があることを謙虚に認め、試行錯誤を恐れずに真理を追究しようとしたモンテーニュの思想をよく表しているといえる。 《学問や芸術・技術は鋳型に入れてさっとできるものではなく、「熊が子熊をなめ回しながら、じっくりと時間をかけて育てていくように、それを何度も何度もいじくって磨いていくうちに、少しずつ形ができていく」といったことなのである》。モンテーニュのイメージを一新する平易かつ明晰な訳文で古典を楽しもう。
  • エセー5
    完結
    2,090円 (税込)
    モンテーニュは、16世紀フランスの思想家、モラリスト。彼が残した『エセー(随想録)』は、知識人の教養書として古くから受け入れられ、その真理探究の方法、人間認識の深さによって多くの思想家に影響を与え、今日まで古典的な名著として多くの人々に読みつがれている。「わたしは何を知っているのか(ク・セ・ジュ)?」という句は、モンテーニュの言葉であるが、人間の理性、判断力、知識には限界があることを謙虚に認め、試行錯誤を恐れずに真理を追究しようとしたモンテーニュの思想をよく表している。本巻には、「栄光について」「嘘をつくこと」「怒りについて」など25編を収録。モンテーニュのイメージを一新する平易かつ明晰な訳文で古典を楽しもう。
  • エセー6
    完結
    1,980円 (税込)
    モンテーニュの真骨頂「第三巻」。性愛、結婚・恋愛について赤裸々に語った「ウェルギリウスの詩句について」ほか、「役立つことと正しいことについて」「後悔について」「気持ちを転じることについて」「話し合いの方法について」など8編を収録。
  • エセー7
    完結
    2,090円 (税込)
    「われわれは死ぬことを心配するせいで、生きることを乱しているし、生きることを心配するせいで、死ぬことを乱している。生はわれわれを苦しませ、死はわれわれをおびえさせるのだ」新訳『エセー』の最後の1冊である本書は、著者円熟の「第三巻」の後半部にあたる。37歳で早々と高等法院判事を引退し、隠遁生活のなか書き上げた第一巻・第二巻を刊行した後、モンテーニュはドイツやイタリアへ1年半に及ぶ大旅行に出かけ見聞を広げた。やがて、血で血を洗う宗教戦争が苛烈を極めた地元ボルドーに呼び戻され、新旧両派の調停役としての市長職を5年にわたり務めることになる。その厳しい経験の中から導き出したモンテーニュの人間哲学が、第三巻に注ぎ込まれている。自己・人間・生死についての徹底した観察と探究が、『エセー』の「真骨頂」と言われる第三巻において、より一層深められているのは、まさにそうした背景による。「空しさについて」「容貌について」「経験について」など、とくに引用されることの多い5編を収録。巻末に『エセー』7冊の全目次、「モンテーニュ略年譜」付。

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エセー7 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『エセー』の最終巻。晩年のモンテーニュが、肉体的にも精神的にも、意気盛んであったことがよく分かる。国は宗教戦争のさなかにあり、自身もそれにかかわりながら、『エセー』を書いている時は、いつものモンテーニュであり、それは最後まで変わらない。自らの慣習に忠実に、食べ、飲んで、眠っている。抑制することもなければ、過激になることもない。悟りすましたりもしない。人間歳をとり、死が近づいてくると、何かに頼りたくなるものだが、モンテーニュは自身の経験をしか頼らない。しかも、頑迷ではなく、融通無碍に晩年に対処している。見習いたいものだが、なかなかこうは生きられない。達人の域である。長めの章立てが、ぱらぱらと読むには、ちと不都合だが、引用した部分などを時折りひもといて、拳拳服膺すると、落ち着いた老後が送れるような気がする。

    0
    2016年05月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最近『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んだばかりなので、なんともタイミングの良いモンテーニュの一言と出会ったことになる。
    ”最悪の場合には、つねに支出を切りつめることで、貧乏の先手を打て。”

    ところがキケロの言葉の方が刺さったな。
    ”裕福さの程度というのは、収入の多寡ではなしに、食事や暮らしぶりによって計られる。”
    これは贅沢をしろということではなく、足ることを知る心の裕福さということ。

    ”恩義という負債は、返済されることはあるかもしれないけれど、完済はありえないのである。”
    これは心に刻んでおくべき名言ですな。
    軽々しく「借りは返したぞ!」なんて言ってはいけないですね。
    困っているときに助けてくれた、ということをもっと重くとらえなければ。

    ”若者たちは、世間も、自分も、両方を満足させることができる。ところが、われわれ老人は、自分のことをどうにかするだけで手一杯だ。自然が与えてくれた楽しみは、老いとともに、だんだんとなくなっていくのだから、人為的な楽しみで、自分を支えていこうではないか。”
    体の衰えはいかんともしがたくても、なるべく楽しみを見つけて、精神的にしぼんでしまわないようにしようと思っています。
    が、難しいよね、ほんと。

    ”(わが国の若い世代の宮廷人たち)は、自分たちの同類としか仲良くならず、われわれのことを、まるで別世界の人間のように、軽蔑と憐れみの目で見るのだ。”
    確かにそうだよね、と思う部分はあるけれど、振り返れば自分たちだって若かった時にはそうだったのでは、とも思う。ジェネレーション・ギャップはしょうがないにしても、なるべく懸け橋になれたらな、と精神的に大人になり切れないおばばは思ってます。
    うざい?

    ”自分にふさわしい名誉以上のものにがつがつしないことを学ぼうではないか。(中略)彼らは、自分の行動を、それにかかった価格をつけて提示したいのである。”
    こういう人、いるわ~。
    「すごいですね~」と言ってあげたら気分良くなるのはわかってるんだけど、心にもないことは言えない性分なので嫌われてる。笑

    ”自分を自分の力で支えている人こそが、もっとも強いのだ。”
    これについては、まったくそのとおりと思うけど、さらに弱い人に手を差し伸べられる人がいいなと思う。
    甘やかすのではなく、見捨てるのでもなく。

    セネカの言葉
    ”死が訪れるのは、いま君が病気だからではなく、いま君が生きているからだ。そのような運命は、病気が快復したあとにも待ち受けている。全快したとき、きみは死ではなく身体の不調を脱したのだ。”
    誠にごもっとも。
    ただ今快復に向けて治療中ですが、なんか肩の力が抜けました。よし。

    400年も前の、フランスの人の文章ですが、「私もずっとそう思っていたの!」と思うようなことが多くて、友だちになれそうな気がしてきました。
    まあ、わたしはカトリックではないので、向こうから「話しにならん」と断られますが。

    ギリシアやローマの歴史以上に、モンテーニュの生きた時代の宗教戦争についてをよく知らないので、正直読んでいて苦痛な部分も多かったですが、モンテーニュの意見を現代に置き換えて、自分にひきよせて読むとなかなか面白かったです。
    毎回読み始めは気合いが必要でしたが、全巻通読することができてよかった。
    とくに老後の生き方について考えるところは、身につまされました。

    0
    2023年05月31日

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