鈴木宣弘のレビュー一覧

  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    この手の本は、鵜呑みに信じないようにしているが、問題意識として頭に残る本。食のこと、普段からもっと気にしていこうと思う。

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    2023年03月23日
  • 農業消滅

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     なかなか刺激的な本でした。遺伝子組換えや補助金の実際のところを知りたい(まぁ、アメリカの農業補助金の制度など簡単に知りえないし、背景など含めて一般人には分からないから、色んな人がそれぞれ好きなことを言うんでしょうが)と思いました。これをきっかけに、いろいろ調べてみたいと思いました。
     少々強引な引用が星一つ減、といったところでしょうか。

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    2022年07月04日
  • 農業消滅

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    フードシステムについては、もっと関心を持っていく必要があると思う。今は見えていないし、不自由を感じていないが、知らぬ間に、一気にツケがくるような気がした。
    適正価格で買い求め、生産者にはさらに国に補助をしてもらうことで、安心、安全な食べ物を食べ、豊かに暮らし続けることができる。そのためにもネットワークづくりが大切。

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    2022年02月03日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    食の安全が脅かされる今、自衛の方法を考えてみた。乳製品は一切とらない(飼料が遺伝子組み換え作物の可能性大)肉類は一切食べない(餌が怪しい)。魚介類は天然ものを少しいただく。米と野菜は高くても国産。どっちみち食べ過ぎは万病の元だからいいもの少し。さて、これは自分や家族にはいいけど、自分たちだけよければそれでいいのか?というジレンマに悩ませられる。日本で食肉や漁業酪農は従事されている人たちや、長いデフレが続き所得も上がらず、自由化だか規制緩和か知らんけど定職に就くのが難しい今、安心をお金持ちしか手に入れられない国のありかたって。主権国家に必要なものは国防とエネルギーと食。今、食も外国に委ねてしまう

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    2015年12月11日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    タイトルの通り「食」という戦略物資をめぐる戦いについて書かれている。各国の思惑と日本の取るべき道について常識にとらわれず、データを読み解きながら考えていく。

    そもそも日本は、おおよそ食料関係の関税が高くなく(一部の農作物を除く)、農家への保護も手厚くないという。それは、我々の常識とは全く異なる現実であった。そして、欧米諸国の食に対する戦略的政策を知るにつれて、日本の無策を嘆きたくなってくる。

    国家存立の三本柱である軍事、エネルギー、食料の自立なくして、日本の真の独立はないという気持ちを強くした。エネルギーの自立に関しては、藻谷浩介氏の「里山資本主義」にヒントが提示されている。また、本書で書

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    2014年08月18日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    ネタバレ

    チェック項目3箇所。「食料は軍事的武器と同じ『武器』であり、直接食べる食料だけでなく、畜産物のエサが重要である。まず日本に対して、日本で畜産が行われているように見えても、エサをすべてアメリカから供給すれば、完全にコントロールできる。これを世界に広げていくのがアメリカの食料戦略だ」。スイス国民経済省農業局からは、スイスの消費者は「スイスの農産物は決して高いわけではない。安全安心、環境に優しい農業は当たり前であって、我々は多少高いお金を払っても、こういう農産物を支えるのだ」と納得しているとの説明があった。食料自給率のさらなる大幅な低下を招き、食の安全基準のさらなる緩和をも求めるTPP協定が、日本の

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    2014年06月24日
  • 農業消滅

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    ややネガティブな論調強めだけど、食の安全の抜け穴についてはリアルなんだろうなと、ややショッキングな内容。
    実は田舎に農地を持っている人たちがそれを一部残して自分の分だけでも自給するのが流行りそう。

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    2025年08月05日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    ちょっと最後が気になってしまって、うん?となったけど、食料自給率の問題は考えないといけないよなと思う。

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    2025年06月26日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    私たちの食卓を支える農業が静かに崩れている。背景には食料危機を軽視する政策と財務省の過度な財政圧力があるという。森永卓郎氏と鈴木宣弘氏は農業予算の削減や輸入依存の拡大が危機を招いていると訴える。現場の声を無視し数字だけが独り歩きする中で日本の食の安全保障は揺らいでいる。だがその危機感は国民に十分伝わっていない。豊かな食卓は永遠ではない。今こそ真実を知り行動すべき時だ。

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    2025年05月28日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    食卓に並ぶ米や野菜、その多くは外国頼みだ。日本の食料自給率はわずか38%。にもかかわらず農業支援は削られ農家は減り続けている。世界に目を向ければ気候変動や戦争で輸出規制が相次ぎ食料は奪い合いの時代へと突入した。かつては「お金さえあれば買える」と信じられていたがその神話も崩れつつある。そんな中著者は警鐘を鳴らす。「世界で最初に飢えるのは日本かもしれない」と。危機を他人事にせず一人一人が食の現実に向き合う時だ。

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    2025年05月28日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    日本の農家の平均年齢は2022年の時点で68.4歳。農家崩壊のスピードは加速していて、現状の農家経営の存続自体、難しい状態が続いている。
    これは自分の問題としても捉える必要がある。
    作り手がいなくなったら、食べるものがなくなるということ。
    少し高くても農家を応援し、みんなで農家を支える必要がある。
    また、酪農家の倒産、廃業も相次いでいる。
    食料を輸入に頼っているのも怖い。
    安全性の問題、食料が買えなくなる危険がある。
    農薬、防かび剤、遺伝子組み換え作物等、危険な食糧の輸入。安いからと購入しないこと。
    遺伝子組み換え作物のトウモロコシや大豆をアメリカから最も輸入しているのは日本で、一番食べている

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    2024年12月18日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    タイトルや見た目のおじさん臭さに反してくだけた感じの対話形式の文でとても読みやすかった
    なので今の日本の食糧事情こんなことになってるんだ!という知識として特に首都圏の人達が読むといいかもなーの内容でした。
    読んでいると日本…いい加減にしてくれよ…と嘆ざるを得ないほど官僚が嫌いになります。
    もう敗戦した時点で日本ではなくなったんだなと思うので私は生まれも育ちもアメリカ国民の貧困層なんか?と極端なことまで考えてしまった。
    すでに田舎暮らしで畑を持っているけれど都会にいる時はモノや情報や人で溢れていて流れも早くて、食べ物についてマジメに考えたことなかった。
    考えなくさせられてたのかもなとも思います。

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    2024年10月21日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    家族の肌荒れから、体の資本となる食事を見直した。
    調べている内に、今の日本の現状を知りたいと辿り着いた本。
    食料自給率の低さ、日本を取り巻く状況、そしてそれに貶めた政府、何より無知な自分に落胆した。
    生協に子供の頃からお世話になってきたが、安い物に踊らされず、今一度『地産地消』『日本産』にこだわり、お米を主食とした生活を心がけていきたい。

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    2024年09月20日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    最近スーパーにお米が売ってない、なんて話を聞くようになった。食糧危機、現実問題となりつつあるのかも。自動車産業を優遇して、農業を人質に差し出した日本政府、この本を読んで、肌で感じてたことは本当のことと確信。親の代まで農家だった。食用牛肉の関税自由化に反対して、その昔、父親が東京までデモに出向いたのを、幼心に覚えている。今のままでは、農業はますます廃れてしまう。食べるものがなければ、芋を植えればいいって、戦時中か?昆虫を食べるなんて真平。
    今からならまだ間に合うかも?農業を大事にして、自給率上げていきましょう。

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    2024年08月03日
  • マンガでわかる 日本の食の危機 迫る飢餓……「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切な命を守るために

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    少しでも自分たちの食べるものや農業に関心を抱き、日本の農業を消費者として支える人が増えてほしいと思う。


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    2024年05月18日
  • 農業消滅

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    農業がこの先すぐに消滅するか、といわれるとそんなわけないのだが、就農者の高齢化、気候変動、燃料/輸入肥料・資材の高騰、種苗改正と自家採種・開発品種の権利保護、輸入農産物の安全性、またコロナ禍による米価下落と保証システムの落とし穴(普通に運用すれば、最低価格ラインもなく漸減していく危険あり)などトータルで考えれば、近い将来この国に飢餓が発生する可能性はゼロではない。

    筆者は農業経済を研究し、FTA交渉の最前線に立ち、農業政策立案の政府ブレーンとして働いた経験から、他国相対的で決して保証が手厚いわけではない農業政策の問題点を指摘する。アメリカが大規模効率化とともに手厚い収入保証、コロナ禍における

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    2021年12月03日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    『今だけ、金だけ、自分だけ』に警報を鳴らす、特に食の分野に特化した本。
    内容はほぼ知っていることだったけれど、改めて知ると、日々、自分が甘くなっていることに気づく。

    「売り手よし、買い手よし、三方よし」はとてもいいと思うし、自分も実践できていることもあるが、そうでないこともある。
    知識と知っている自分でさえそうなのだから、全体の流れを変えるのは難しいだろうなと思う。
    ただ、そうやって生きている人達もいるので、自分もできることをやっていくしかない、といつもそういう結論になる。

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    2017年03月23日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    日本には地域各地に独自の農林水産業がある。であるからこそ、地域の食、日本の食が守られ、地域の関連産業や地域コミュニティが成立するのである。様々な面で日本を支えている農林水産業だが、全く蔑ろにされているのが現実。欧米では、国内の余剰製品は政府が買い入れ、過剰在庫が生じれば輸出補助金により輸出する。世界の農林水産業は手厚い保護で守られているのだ。加えて農作物輸出大国といわれるアメリカやオーストラリアは、食糧生産に戦略的な位置づけを行い国全体で支援を施している。国内供給以上の増産は、世界をコントロールするための武器として利用するため。競争力があるから輸出をしているわけでは決してない。根拠をしっかり積

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    2014年08月11日
  • 自民党という絶望

    匿名

    ネタバレ

    石破さん・・・。

    石破さん、こういう安直なプロバガンダ本に名を連ねるのは、数少ない支援者にとっても、気分の悪いものです。自ら腐している党内でどんなヴィジョンを語っても誰も聞いてくれなくなりますよ。

    全てを否定はしませんが、与党の腐敗を言うなら、野党の税金泥棒振りもチャンと書いてください。

    ここに書かれている事が全て真実として、どうしてそんな酷い政党が政権与党を握り続けていられるのですか?
    野党が、それ以上にだらしが無いからでしょう?!

    その辺りも書かなくては、同じ考え方の集まりの「憂さ晴らし本」としか言えませんね…。

    #ダーク #切ない

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    2023年06月09日