鈴木宣弘のレビュー一覧

  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

    Posted by ブクログ

    客観的なデータから日本の農業のみならず、世界市場がアメリカの戦略通りに動いている様子がわかります。軍事、情報と並んで食糧は外交手段になりますし、日本の食料自給率の低さをかんがみて対策を練る必要があります。

    1
    2014年04月28日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

    Posted by ブクログ

    「「日本の農業は過保護」のウソ」「現実は通説の逆」日本の食料事情は想像以上に危機的。そこに更に種子企業による寡占が重なり、読んでいて最早手詰まりなんじゃないかとすら思った。販売されている食料には必ず生産者がいる。私達が手に取るものを誰が、どうやって生産しているのか、飽食時代の今こそ考えてみるべき。

    0
    2014年03月27日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

    Posted by ブクログ

    日本は自給率が37%しかなく、世界の有事の時には真っ先に国民が飢える、と言う。実際日本は大国からの食糧輸入を多く手掛け、国内の米を含めた生産農家を衰退させているのが現状だ。その主な要因は財務省の農業に対する緊縮財政と米国の全面服従による日本搾取によるものだ、と言う。で日本は米国にとって「都合のいい同盟国」になっている。また、一見安価な食品等は除草剤や防カビ散布した化学肥料等が使われておりあえて検閲していないものもある、と言う。よって日本は遺伝子組み換え作物(とうもろこし、大豆など)を一番食している、とも言う。
    今の資本主義(大国の今だけ、金だけ、自国だけ)は戦争をしても兵士の命を大事だとは思っていないのが現実で、さらに米国は有事にはズバリ援助してくれない、と言う。日本での政変激変は温暖気候による災害と地方自治体の赤字予算からの反論もあるが、やはり世界の有事の拡大からが大だと言える。日本が最も重要視しなければならないのは「食」(食料自給率アップ・自給自足と備蓄の必要性)であり、その危機感を知らされた本書である。

    0
    2026年09月27日
  • 世界一わかりやすい 日本の農業の教科書

    Posted by ブクログ

    日本の農業が危機的状況にあることは何となく感じている程度。担い手の高齢化が進んでいる中、毎夏農作業中に熱中症で亡くなった方のニュースを見る度に心が痛む。個人レベルで何かできることはないかと思い手に取った本。まずは農業を知らねば。

    無知ほど恐ろしいものはないと痛感した。
    日本がアメリカの余剰農作物の受け皿になっているとは。しかも、色々操作された農作物、よろしくないものを使って育てた畜産物…
    完全にアメリカの思うようにされているのか…
    日本の食料自給率が低いのも、アメリカの思惑なのか…

    とまぁ、色々と事情があるのだろうけど、ひとつ言えることは、国際情勢次第で日本は真っ先に餓死する国であること。そうならないために、食料自給率を上げなければならない。
    輸入品から国産へ。
    行政が動かないなら、国民一人一人が意識を変えて行動する必要がある!

    とにかく色々と考えるきっかけになりました。
    農業、もっと知りたくなりました。
    私の田舎の田園風景が大好きなので、なくなってほしくない…

    0
    2026年09月20日
  • 令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?

    Posted by ブクログ

    筆者のスタンスは変わらず一貫しておりそういう点では目新しさはないが、最近のコメ不足問題を皮切りに農政の問題に関する筆者の視点を追従できる。

    0
    2026年08月15日
  • 農業消滅

    Posted by ブクログ

    国内農業の存続可能性については長年月語られていようが、割合本著は新しい。
    穀物メジャーの暗躍ぶりをこれでもかと叩くさまは、官僚としてのキャリアやアカデミズムの世界で身にしみたものと思われるが、この問題に関しては郵政民営化を例に出すまでもなく新自由主義的政策をアメリカから強いられた日本のありようとしては陰謀論の類として退けるというよりかは、そうはいっても強大な権力相手に国や行政や市民としてどう立ち振舞うるかというステージの問題に思う。
    歯に衣着せぬ物言いは著者に関心が向く。

    0
    2026年08月08日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    怖いもの見たさで読んだ本。
    食料自給率はずいぶん昔から低いことが指摘されていたのに、ほとんど改善されていない。
    今の気候と世界情勢を考えると、本当に食糧危機はすぐそこにある。
    ただ、日本人もしぶといと思うので、本当に危機的状況になったら、死にものぐるいで考えて工夫して、それなりにうまくやるのではなかろうか…とも思う。そういう状況になるのは絶対に嫌だが、そういう状況に一度ならないと日本という国は良くならない気もする…。

    0
    2026年04月29日
  • もうコメは食えなくなるのか 国難を乗り切るのにほんとうに大切なものとは

    Posted by ブクログ

    現代日本を代表する愛国の士といっても過言でない著者によるコメ問題の本質の解明とそれに対する処方箋の提案。

    つまるところ、日本の食と農をめぐる諸問題の根本原因は戦後のアメリカとの関係であり、アメリカによる「胃袋からの属国化」からいかに脱却するかが問われることになるということを、この著者ほど明晰かつわかりやすく説いてくれる人はない。元農水省の官僚で、直接アメリカとの交渉に携わったことのある人間だからできることである。
    と同時に、実際にこのような立場に立つ人間のほとんどが、大きなものに懐柔されて、自らの保身のために売国奴に堕ちていくという現実を痛いほど知らされている私たち一般国民にとって、終生闘うことをやめないこの著者の存在は貴重極まりない。おわりに、で著者は次のように書いている。

     私のような高齢世代は、次世代を守る盾になれるか、巨悪との「最後の闘い」の時が来たように思う、と。

     最後の第5章は、著者の発信を受けとめながら、全国各地で展開し始めている日本の農業における新しい試みが記されていて、私たちに希望を与えてくれる。

    0
    2026年04月03日
  • 農業消滅

    Posted by ブクログ

    ここ一年、毎日のように米の価格問題が目にふれない日はない。少し食傷気味でもあるのも確かだ。

    米の高値が問題であることに異存はないが、その他農政の様々な問題についての議論の深まりがまだまだ足りないと思う。本書の中で「今だけ、カネだけ、自分だけ」の精神で生きていると、国が滅びるとの指摘がされているがまさにその通りだと思う。

    農業は、日々人間が生き続ける上での根本なだけに、物価対策の側面だけで語るのでなくもっと大きい視点で捉えて良い方向に持っていってもらいたいと思う。そういう意味では、本書は実に勉強になる一冊であった。何となく今まで刷り込まれていた事が、実は違うのではないかということにもよく気付かされた。

    著者の語り口が歯切れよく分かりやすいしデータもよく提示されている。良書だと思う。ただ自分が今まで日本の農業については、補助金漬けでそれが諸悪の根源みたいな論調と、作者が示すところの世界の農政のあり方があまりにもギャップがあるので、もう少し勉強も必要かなと感じた。

    0
    2025年12月15日
  • もうコメは食えなくなるのか 国難を乗り切るのにほんとうに大切なものとは

    Posted by ブクログ

    農業改革の本丸は、次のプロセスになされようとしている。①農林中金の貯金の100兆円とJA共済連の共済の55兆円の運用資金を外資に差し出そうとし、② 日本の農産物流通の要の全農をグローバル穀物商社に差し出す。③独禁法の違法適用で、農協の共同販売と共同購入を潰す。この3つが農協改革の本丸である。農協は共犯ではなく、買取に農協が金融をやる必要はないと言った。大臣発言も間違いだ。

    令和はこの騒動の原因は①減反のしすぎ、②稲作農家が冷えが根底にある。③王者の生産への影響4需要の増加がが加わり、米細が一緒に顕在化した結果であるある米不足の根本原因を解消しないと問題は解決しない。

    0
    2025年11月26日
  • 令和の米騒動 食糧敗戦はなぜ起きたか?

    Posted by ブクログ

    農水省の発表によると、2022年度の統計で、コメ農家などの収入は国からの補助金を含めて378万円だった。ここから肥料台や光熱費などの377万を差し引くと、所得はわずか1万円?!しかしどれほど赤字が出ても国は補填しない。これが日本のコメ作りの現状だそうだ。
    また、日本のカロリーベースの食料自給率は今や40%を切っている。お金を出したら買える状態が続けばいいが、昨今の国際的な政治情勢を鑑みると、何が起こるか分からない状況だ。戦争や災害等で輸入が止まれば、日本人の食は一気に窮地に追いやられてしまう。
    前半では、様々なデータをもとに、今の日本の食を取り巻く状況がギリギリの状態であることが示されていた。
    後半では、この状況を変えるために、各地での食を守るための取り組みが紹介されている。

    消費者として、地産地消を意識してなるべく国産・地域のものを購入することで、少しでも農家さんたちのお力になれればと思う。

    0
    2025年11月26日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    まったく最もだと思えることが多い。メディアではなかなかここまで突っ込んだ話は見られない。江戸時代に戻ることはできないが、それなりの選択と工夫はできるのではないか。他人事ではない。

    0
    2025年10月05日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    世界の食糧が、一部の巨大国際企業やアメリカなどによる巨大資本に支配され、彼らの利益最優先で管理されてしまうリスクが描かれている。オーガニックに対し懐疑的になったりもしているか、本来の意味のオーガニックと地産地消は人間社会の基本である。もちろん巨大資本に開発されたテクノロジーを取り入れることも大事だが、多様な形をバランスよく取り入れることが社会として大事である。深く探っていくべきいろいろなネタがたくさん転がっていた良い本と思った。

    0
    2025年09月14日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    森永卓郎さんの「マイクロ農業」が気になっていたのと、昨今話題にのぼる農業について気になっていたので手に取ってみた。

    本書を読んで今後数年に大変危機感を抱いたが、できることからやるしかない。地産地消、国内のものを消費する、プランター1つからでもいいから何かを育ててみる 政治をみる…ことから意識して行動したい。

    印象的な部分(調べること)
    ・世界のどこかで核兵器が使われたり、有事があったら一番最初に飢えるのは日本、それも首都圏の人々→食料自給率が低い➕財務省による農業酪農潰し➕有事になったら各国が輸出制限をする→2ヶ月も経たないうちに飢える
    ・尖閣諸島の領有問題が出たのは盛んだった漁業が衰退し住人が居なくなったから。
    ・ロンドンですべる『インベスト・イン・キシダ』
    裸の王様。財務省。
    ・「責任ある積極財政を推進する議員連盟」が農業への財政措置の重要性を理解しているかも
    ・輸入品はヤバそう。自国民に食べさせないものを出している。
    ・唯一お米が連作障害を起こさない。

    0
    2025年06月29日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

    Posted by ブクログ

    米だけは連作障害が起きない。畑は毎日行かなくてはならないが米はその必要もなくて作りやすい。コメが余ると言って水田を潰すのは愚策。ヨーロッパは余った小麦は家畜の餌に転用してる。

    ガンディーの「近隣の原理」近くの人が作った服を着て、近くの大工さんが建てた家に住む。小規模の経済循環が無数に成立すれば貧困と格差はなくなるはず。
    大量生産の安いものは実は低賃金で働かされてる人が作ってる。

    マルクスが資本主義が行き詰まる理由としてあげた主な理由は4つ。許容できないほどの格差拡大、地球環境破壊、仕事の楽しさの喪失、少子化の進展。日本に当てはまりすぎてる。

    0
    2025年05月14日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

    Posted by ブクログ

    日本は輸入に頼り食糧自給率がかなり低い問題は昔から言われて来た話だが、物価上昇の裏側の問題定義が色んなケースを元に記載されてあって為になった。地産地消すれば今の格差も資本主義の問題も解決すると記載があった。

    政府や財務省が農地や酪農などを潰す毎に補助金を支給して農家を減らしている。農家を潰していると嘆きながらも地産地消をすれば資本主義からの脱却が出来、地球を守りながら庶民が二極化せず貧困化せずに暮らせるとあった。良い案と感じた。

    0
    2025年03月11日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    これはある意味ホラーよりも怖い話です。

    日本の食物自給率が低いのは周知の事実ですが、何故そうなってしまったのか?
    日本の外交政策がもたらしたこの現状…農林水産業を軽んじてきた結果だと分かると、選挙で1票を投じる国民の責任(政治への無関心)もなくはない(むしろある!)と感じざるを得ない(何が言いたいんだ?)

    スーパーに食品が溢れている現状では真実味がないかもしれないが、どんどん上がる食品の価格に首が絞まる思いをしている庶民ならば、読んで納得するだろう。

    0
    2025年02月15日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

    Posted by ブクログ

    2022年現在 農家の平均年齢は68.4歳。
    「世界で最初に飢えるのは日本。特に東京、大阪の大都市から」と唱える鈴木宣弘さんと先日亡くなった森永卓郎さんのコラボ。
    農家の高齢化が進み、自給率がさらにさがり、有事に輸出規制などがあったら当然そうなるだろう。小学5年生で自給率の学習をするが、子ども達でも危機感を抱いている。
    森永卓郎さんは、あとがきの中で、長野県南箕輪村がなぜ人口増加しているのかその理由を語っている。
    徹底した子育て支援で移住者が増えている。それだけではない、農業技術や就労支援、太陽光発電などの新エネルギー導入支援などを行い、村で助け合い、地産地消の試みをしているからなのだ。
    マルクスは150年前に、資本主義が行き詰まり、格差拡大、地球環境の破壊、仕事の楽しさの喪失、少子化の進展を説いていたそうだが、今日本の現状はその通りになっている。
    南箕輪村の実践は農業を中心にしたひとつのモデルになっている。
    そんな中、「食料供給困難事態対策法」が可決され、4月から施行される。「農業を知らない人が作った法律」と言われているが、私も最近まで知らなかった。もっと世の中の動きに敏感にならなくては。

    0
    2025年02月01日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    確かに皆がおぼろげに抱いている危機感を明確に示してくれて理解が深まった、政府や政治の世界は専門家に頑張ってもらうしかないのだが、私たちができる事は狭い経済圏でなるべく地産地消に努めて行き、休耕地をうまく活用して行く仕組みを実践する事ですかね。

    0
    2025年01月16日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

    Posted by ブクログ

    ひろゆきが出てきてた(笑)
    「日本の農業を生贄にしてきたのに、他の産業で外貨獲得もろくにできませんでした。
    もはや有事の際に金で解決できるほどの経済力も外交力も日本にはないじゃないですか。」
    の意だと思ってるので、著者とひろゆきが喋ったら意外と同方向に落ち着くんじゃないかと妄想した。

    狭い日本の中でパイの取り合いしててもしょうがないのに、それを短視眼的にやってきた平成30年間だったんだというのがよくわかった。

    0
    2024年12月08日