鈴木宣弘のレビュー一覧

  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    世界の食糧が、一部の巨大国際企業やアメリカなどによる巨大資本に支配され、彼らの利益最優先で管理されてしまうリスクが描かれている。オーガニックに対し懐疑的になったりもしているか、本来の意味のオーガニックと地産地消は人間社会の基本である。もちろん巨大資本に開発されたテクノロジーを取り入れることも大事だが、多様な形をバランスよく取り入れることが社会として大事である。深く探っていくべきいろいろなネタがたくさん転がっていた良い本と思った。

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    2025年09月14日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    ネタバレ

    森永卓郎さんの「マイクロ農業」が気になっていたのと、昨今話題にのぼる農業について気になっていたので手に取ってみた。

    本書を読んで今後数年に大変危機感を抱いたが、できることからやるしかない。地産地消、国内のものを消費する、プランター1つからでもいいから何かを育ててみる 政治をみる…ことから意識して行動したい。

    印象的な部分(調べること)
    ・世界のどこかで核兵器が使われたり、有事があったら一番最初に飢えるのは日本、それも首都圏の人々→食料自給率が低い➕財務省による農業酪農潰し➕有事になったら各国が輸出制限をする→2ヶ月も経たないうちに飢える
    ・尖閣諸島の領有問題が出たのは盛んだった漁業が衰退し

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    2025年06月29日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    米だけは連作障害が起きない。畑は毎日行かなくてはならないが米はその必要もなくて作りやすい。コメが余ると言って水田を潰すのは愚策。ヨーロッパは余った小麦は家畜の餌に転用してる。

    ガンディーの「近隣の原理」近くの人が作った服を着て、近くの大工さんが建てた家に住む。小規模の経済循環が無数に成立すれば貧困と格差はなくなるはず。
    大量生産の安いものは実は低賃金で働かされてる人が作ってる。

    マルクスが資本主義が行き詰まる理由としてあげた主な理由は4つ。許容できないほどの格差拡大、地球環境破壊、仕事の楽しさの喪失、少子化の進展。日本に当てはまりすぎてる。

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    2025年05月14日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    日本は輸入に頼り食糧自給率がかなり低い問題は昔から言われて来た話だが、物価上昇の裏側の問題定義が色んなケースを元に記載されてあって為になった。地産地消すれば今の格差も資本主義の問題も解決すると記載があった。

    政府や財務省が農地や酪農などを潰す毎に補助金を支給して農家を減らしている。農家を潰していると嘆きながらも地産地消をすれば資本主義からの脱却が出来、地球を守りながら庶民が二極化せず貧困化せずに暮らせるとあった。良い案と感じた。

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    2025年03月11日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    これはある意味ホラーよりも怖い話です。

    日本の食物自給率が低いのは周知の事実ですが、何故そうなってしまったのか?
    日本の外交政策がもたらしたこの現状…農林水産業を軽んじてきた結果だと分かると、選挙で1票を投じる国民の責任(政治への無関心)もなくはない(むしろある!)と感じざるを得ない(何が言いたいんだ?)

    スーパーに食品が溢れている現状では真実味がないかもしれないが、どんどん上がる食品の価格に首が絞まる思いをしている庶民ならば、読んで納得するだろう。

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    2025年02月15日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    2022年現在 農家の平均年齢は68.4歳。
    「世界で最初に飢えるのは日本。特に東京、大阪の大都市から」と唱える鈴木宣弘さんと先日亡くなった森永卓郎さんのコラボ。
    農家の高齢化が進み、自給率がさらにさがり、有事に輸出規制などがあったら当然そうなるだろう。小学5年生で自給率の学習をするが、子ども達でも危機感を抱いている。
    森永卓郎さんは、あとがきの中で、長野県南箕輪村がなぜ人口増加しているのかその理由を語っている。
    徹底した子育て支援で移住者が増えている。それだけではない、農業技術や就労支援、太陽光発電などの新エネルギー導入支援などを行い、村で助け合い、地産地消の試みをしているからなのだ。
    マル

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    2025年02月01日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    確かに皆がおぼろげに抱いている危機感を明確に示してくれて理解が深まった、政府や政治の世界は専門家に頑張ってもらうしかないのだが、私たちができる事は狭い経済圏でなるべく地産地消に努めて行き、休耕地をうまく活用して行く仕組みを実践する事ですかね。

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    2025年01月16日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    ひろゆきが出てきてた(笑)
    「日本の農業を生贄にしてきたのに、他の産業で外貨獲得もろくにできませんでした。
    もはや有事の際に金で解決できるほどの経済力も外交力も日本にはないじゃないですか。」
    の意だと思ってるので、著者とひろゆきが喋ったら意外と同方向に落ち着くんじゃないかと妄想した。

    狭い日本の中でパイの取り合いしててもしょうがないのに、それを短視眼的にやってきた平成30年間だったんだというのがよくわかった。

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    2024年12月08日
  • 食の戦争 米国の罠に落ちる日本

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    欧米各国の食料自給率が高いことや輸出力があるのは、政府による戦略であり、日本の食料自給率が低いことはアメリカの支配を受けた結果であることがよくわかる。

    日本では、スーパーなど大型小売店同士の競争が激しいため、小売価格の引き上げが難しい。パンや麺類では、メーカーの取引交渉力が強いので、原材料の価格上昇時に小売価格に反映させることができる。牛乳では、スーパーがメーカーに対して圧倒的に優位な立場にあり、酪農家はメーカーに対して比較的優位なため、原料価格が高騰しても牛乳価格の値上げは起こりにくく、しわ寄せは酪農家にのしかかる構造がある。

    牛乳は、日本では120~150℃、1~3秒の超高温殺菌が大半

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    2024年11月15日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    親戚が送ってきたのでなんとなく読んでみました。
    日本の食料自給率を上げることの重要性は小学校や中学校の社会科でも学習しますが、この本を読んで、改めてその重要性についてや、なぜ簡単に食料自給率が上がっていかないのかということについて深く知ることができました。
    日本の政府が諸外国に比べてどれほど自国の農業を蔑ろにしてきたのか、いかに日本がアメリカに首根っこを掴まれているのか……、多くの日本国民が「知る」ということが重要なのではないでしょうか。
    本書を読んで、以前よりもさらに日本の農家の皆さんに感謝して、高くても安全な国産の食料を買いたいと思いました。

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    2024年10月18日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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    2020年。薬局に山積みになってたマスクが消えた。あって当たり前のものが突然なくなる現実。次にやってくるのは早ければ2025年。…生鮮食料品が店舗の棚にない。加工食品もない。スーパーにも、コンビニにも。ネットショップでは品切れが続く。最初に飢えるのは都市の住民。Anywhere族のグローバリストたちは早々にこの国を去る。残されるのは庶民たち。防衛費を増やして農業予算を削る。兵站を軽視するのはインパール作戦以来の伝統か。…森永節で引き寄せて、鈴木先生の存在を知らしめる。その目的を果たせてれば本書は成功。

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    2024年07月05日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    鈴木先生の存在と言説を知ってから、食べるの大好きな私は真っ青になっていたところに「世界で最初に飢えるのは日本」というタイトルの本。読まずにはいられない。
    日本の農政のダメなところがはっきり指摘されていた。具体的なことは今まで知らなかったが「そんなことだろうよ」と思う愚策っぷり。ここでもアメリカの言いなりになっている日本。いくら軍備を増強しても、国民が飢え死にすればなんの意味もないではないか。
    最後は少し希望の見える提言があり、ホッとした。少々高くても日本の農家、酪農家を支えたい。安心安全な食物を摂りたい。それは強く思うのだが、収入は増えず、物価ばかりが上がり、苦しくなるばかりだ。

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    2024年05月25日
  • マンガでわかる 日本の食の危機 迫る飢餓……「質」も「量」も崖っぷちの現実から大切な命を守るために

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    日本は貿易先進諸国の中で、遺伝子組み換え、ゲノム編集、残留農薬についての規制が低い。
    また、国産は廃棄、だが輸入は抑えないという
    事態が発生している。
    これは敗戦によるGHQ統治から長らく続くアメリカ政治との関係性の象徴。
    いわば、”日本は”アメリカ政治の”自分さえよければ思考”の餌食であり、廃棄、実験台にできるMKT。

    自分ごととしては、まず自分自身が選ぶものを変えること。

    「今だけ、金だけ、自分だけ」になっていないか?

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    2024年05月12日
  • 国民は知らない「食料危機」と「財務省」の不適切な関係

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     平時でも、日本の食料自給率は低いのに、戦時になったらどうなるか、恐怖さえ覚える示唆を与えてくれる良書である。
     黒柳徹子さんが、インタビューで、もし戦争が起こったら、と聞かれて「まず、食べ物が無くなります。」と答えられていたのを思い出した。

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    2024年03月17日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    日本の食料自給率が低いことは知られているが、具体的に種やヒナ、(鶏の)エサなどはほぼ輸入に頼っていることはあまり知られていないかもしれない。
    私自身も「日本では野菜の種の九割を輸入に頼っている」(p20)と知って驚いた。
    これは非常に由々しきことである。
    食を制する者は世界を制すると言われるが、まさにアメリカは「食料は武器より安い武器」(p27)だと位置付け、独自の食料政略の下、自国の食糧を安く輸出し、世界の食糧事情をコントロールしようとしている。(そしてすでに日本はコントロールされている)
    本書を読むと、食料の輸出や輸入に関わる今までの政策はアメリカの要望を聞くためのものであったのだとわかる

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    2023年11月30日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    とりあえず、私はこの手の話に共感するタイプの人間だなということがわかった。
    理由を言語化するとこまではいってない。


    途中ひろゆきの意見へ物申すところがある。
    ひろゆきの意図が本書だとよくわからなかったので、調べて自分なりにまとめてみる。

    ひろゆきの意見
    カロリーベースの食料自給率をあげたとて、そもそものエネルギー自給率が低いのだから、有事の際に燃料が止められてしまってはトラクターを動かす燃料も作れたとして配送する燃料もなく、結局食料は作れない&配れないでしょ
    それなら、生産額ベースの自給率を見てみると、欧米各国と同じくらいのだし、今のままでいい。安く作れるものだけ国内でつくり、国

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    2023年11月12日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    輸入に依存せず国内資源で安心な食料供給ができる循環型農業についていろいろ書かれていた。
    国内で調達できるのに安価だからという理由で輸入に頼っている品目もある日本農業
    グリホサートについては初めて知ることがあった

    今だけ、カネだけ、自分だけの目先の自己利益を追求すると本当に食料危機が訪れる
    将来を見据えた長期スパンでしっかり考えないといけないと思った

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    2023年09月21日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    題名は刺激的であり農政の専門家なので少し偏った考えもあったが、概ね納得した。
    中国に敵対するアメリカに盲従して防衛費を簡単にGNP比1%から2%に上げて対中国の最前線に立とうとしているが、確かに食料安全保障は全く考えられていない。
    国力が下がって食料の買い負ける事が多くなっていると聞く。食料自給率が低く買い負けが続くとどうなるんだろう。
    早めに手を打たないとアジアの下位国になるのが目に見えている。

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    2023年08月06日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    「世界で最初に飢えるのは日本 」というタイトルは正しくはないと思いますが、まぁ出版社が付けたのでしょう。
    但し、内容は大いに納得できるものでした。うっすらと感じている私たちの国の食糧自給率の危うさが見事に分析されてました。しかし、これ程真摯に研究され熱く提言されても、肝心の政策決定に携わる人達に伝わる事はないのと、多くの国民が関心すら持たず考えようともしないのが、現在の我が国の現実でしょう。
    諦めと空しさに立ち尽くすだけです。

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    2023年05月08日
  • 世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか

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    日本の食料自給率の低さと輸入依存かつ、輸入食料への安全性の確保ができていないことを説明している。
    これまでずっと日本は保護をされてこなかった。

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    2023年05月06日