山田章博のレビュー一覧

  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    灯子と煌四の出会いはもう少し先になるのかなと思っていたら、予想よりさくっと邂逅して驚いた。
    驚いたと言えば、緋名子の件。
    まさかそんなことになろうとは!
    主人公たち周辺の人たちに本当に容赦のない世界である。

    しかも解説にもあった通り、絶対的に強い人もいない。
    主人公サイドにも、この人に任せておけば安心という人物がいない。
    神族にも果たしてそんな強キャラがいるのかどうか。
    ただそれぞれの人物たちが、それぞれの思惑で、意志で、この終わりそうな世界を生き抜こうとしている。
    それが、他の人や神族から見て許容できるのかできないのかはさておき。

    そんな中「この世界がいかにあるのか、ただそれだけを知ろう

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    2023年01月21日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    なるほど、こう描き繋げたか。
    面白い、本編を更に盛り上げる。でも個人的にはちょっと人が亡くなりすぎかな。

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    2023年01月18日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    ハゲタカシリーズのスピンオフ。本編シリーズと当たり前だけどリンクしながら、謎であった部分が見えたりして軽快に読める。後は下巻に期待。

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    2023年01月17日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    世界観にどっぷり浸かれる物語。現実から切り離されたい時に読むには最適。まだ灯子と煌四の運命がどう交錯して、世界を動かしていくのか、本当に対峙するものは何なのか、全体像に辿り着いていないが、それだけに先が気になる。
    久々に読み応えのあるファンタジー、という感じ。2人が出逢って、それぞれの目的を達成できるのか、果たして目指すところが何なのか最後まで見届けたい。

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    2023年01月15日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    一冊目では完全にバラバラだった灯子と煌四の物語が交差して新たな流れが生まれるが、まだ多くの点は暗く闇に包まれたまま。そこがこれからどう展開していくのかに期待が高まる。

    ☆4.3

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    2023年01月04日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    一見、過去を舞台に描かれたファンタジーかと思いきや未来という意外性や"火"を重要視したファンタジーというこれまでにないタイプの設定が斬新で面白い。5作全てを読むのが楽しみになるスタートだった。

    ☆4.3

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    2023年01月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ハゲタカシリーズのスピンオフ作品。
    上巻ではバラバラと思われたストーリーも1つに最終的にはまとまっていた。
    しかし、その分、話があっちこっちにいくので、整理が大変だった。
    アランの死の真相も分かったが、他の人も含め、無理やり死の描写を描いているように思えた。
    サスペンスの部分はかなり強引だったと思う。

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    2023年01月03日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ほとんど一気読みでした。いろいろ出てきたし3巻で終わっても良さそうだけど…まだ解明はされない感じか。

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    2023年01月03日
  • 屋久島トワイライト

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    屋久島に行ったことがあるからなお面白く読めた。具体的に情景が鮮明に浮かぶ。私
    はこの世のものでないものは見えないが、屋久島の神秘的な場所には神々や怖いものやらが沢山いそう。

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    2022年09月12日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ハゲタカシリーズのスピンオフ。
    日光のホテルオーナー松平貴子、鷲津の腹心の部下アランの元恋人美麗の2人が中心の話。
    ネタバレになるので詳細は控えますが、
    ラストが普通ではありえない終わり方で、
    めちゃくちゃ印象的でした。
    ある人物の卑劣さ、意外な人物の暖かさが心に残りました。
    早く続編が読みたい。。

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    2022年07月16日
  • 猫の遊ぶ庭 ~気まぐれ者達の楽園~

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    レトロというのも烏滸がましいおんぼろ学生寮の汚部屋に住む蒸留水飲んで育ったような受けと、仕送りを止められた好青年ぽい院生の攻めのお話。
    成人はしていても初心で大人になり切れない彼らの恋は不器用で可愛らしい。
    理不尽も非常識もまかり通る寮内に住むのはやはりそれなりの人物が多く、この寮に住む彼らの20年後の姿を見てみたい。特に例の三人組!

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    2021年09月14日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ハーディ ハゲタカ2.5

    日光・金谷ホテルをモデルとしたミカドホテルの松平貴子を主人公とする、ミカドホテル奪還劇。前作で世界的リゾートホテルグループの傘下となったミカドホテルを奪還するまでの話。先日、日光・金谷ホテルを訪れたこともあり、描写がありありと想像できたことで非常に面白かったが、今回はどちらかと言えばビジネスというよりスパイ小説のようなイメージであった。ラストも、ハゲタカ1.5のスパイラルのような「この手があったか!」というような鮮やかな展開ではなく、かなりあっさりしていた印象。また、本作では全くと言うほど鷲津は現れない、完全に映画でいうマクガフィンとなっている。

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    2021年08月01日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ネタバレ

    テンポよく話が展開して、サクサク読めるが、終盤に暗殺が多すぎて暗いイメージになった。

    続きがきになる楽しさがあり、順番が逆になってしまったが、このハーディからレッドゾーンの順で読めたらもっと楽しめたと思う。

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    2020年11月04日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    リゾルテ・ドゥ・ビーナス内の激しい権力闘争に巻き込まれつつも、傘下に入ったミカドホテルを自身の手で取り戻すべく奮闘する松平貴子。香港の大富豪・将陽明とその孫の賀一華、そして将の娘の美麗はそれぞれの「野望」を抱き、ありとあらゆる手を使いながらリゾルテ・ドゥ・ビーナスを攪乱していく。貴子は魑魅魍魎を相手に無事、ミカドホテルを取り戻す事は出来るのか!?

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    2020年10月20日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(上)

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    真山仁さんの代表作・ハゲタカシリーズの登場人物であるミカドホテルグループCRO・松平貴子が主人公の当著。
    ミカドホテルグループは外資のビーナスグループの傘下に入っているのだが香港の大富豪・将陽明は、貴子に対し”見返りの無い援助”を申し出る。ただより高いものは無いと考える貴子は、将の提案を怪しむも、将の口から”鷲津政彦”の名が出た時、複雑な感情が芽生える。一方、記憶喪失から回復した将の娘・美麗は、将への復讐を企てる。。。
    貴子は多くの陰謀が渦巻く中、どう闘っていくのか!?

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    2020年09月24日
  • ロードス島伝説5 至高神の聖女

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    ネタバレ

    年を取ったせいか、妙に涙脆い。ロードス島伝説の完結編となる本書を読み終えた今、本編のロードス島戦記とは打って変わって、ペシミズムが全体を覆っているかのようだ。
    魔神王を倒した六英雄たちのその後に輝かしい未来はなく、隠棲を遂げる者や再び合い見え、討ち死にする者、自らを犠牲にする者、各登場人物全てに諦観が漂う。
    事を成し終えた後に何が残る?
    常にその疑問を孕んで生きていくのだ。
    前4巻までは悲劇の英雄ナシェルの物語だったが、今回は添えられた短編も含め、悲劇の聖女フラウスの物語となっている。しかし、フラウスの設定は本シリーズ当初に比べ、かなり変わった。
    当初は勝ち気な聖女という設定で神話のヴァルキリ

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    2020年08月03日
  • ロードス島伝説 永遠の帰還者

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    中学・高校の頃、『ロードス島シリーズ』はもう純粋に面白く、RPGの世界を独力で何か形として残したいという願望を理想的に具現化したものとしてワクワクしながら読んでいた。
    しかし大学、そしてつい最近になっては読書遍歴を重ねて目が肥えたせいか、過去の遺産にしがみついて書かれた付録として捉えていた。

    しかし、今回、そういった自分の不明を恥じる。
    一見、竜騎士、魔神、魔法など、典型的なモチーフを取り扱った作品と思われていたこのシリーズは、実は単なるファンタジー物ではなく、作者なりに、濃度はどうあれ、リアリティー、根拠付け、動機付けを持たせようと腐心していることがわかった。
    というのも、この『ロードス島

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    2019年01月27日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    最初の130ページを読む限りは、貴子がビーナスの役員としての成長物語、金色屋の女将を解任したあたりまでは完全な旅館再生物語かと思いきや、一気にスパイ小説っぽくなっていった。
    特に下巻になると、ますます加速する。迫る中国共産党の不気味な影。
    あっさり人が死にすぎ。
    モニカの最初の威勢の良さはどこへやらで、しだいにキャラが落ちぶれていく。
    美麗が記憶を取り戻すたびに冷酷になるのだけど、最後のオチはやっぱり意味不明。
    将陽明はなぜ消されたのか、どのようにして捕まったのか、なぜ鷲津にこだわっていたのかは謎のままで、他のハゲタカシリーズに比べるとなんともすっきりしない終わりかた。

    でも読んでる間ページ

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    2018年08月13日
  • ロードス島伝説4 伝説の英雄

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    ロードスを描く時の水野良氏の筆致は、クリスタニアを描いた時のそれとは全く以って異なる。後者のそれは暗中を模索しているような危なげな様子であるのに対し、前者のそれは、湧き出る物語を紙面へと落としていくようで淀みが無い。

    今回の結末に是非はあろう。密を省き、抄に徹したその物語は読者を満ち足りた気分にさせるとは思えないからだ。
    だからこそ私はこの物語の続きを渇望する。ロードスは今なお息づいている。

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    2018年06月07日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    相変わらず面白い。
    鷲巣はほぼ登場しないが登場人物に微妙な影響を及ぼしている。日本、フランス、中国の3つの国の人間たち思惑が交錯する。
    フランスのホテル経営と日本の旅館業の考えの違いが浮き彫りに。
    日光の美しさにあらためてシーズンオフに行ってみたくなった。

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    2018年05月27日