山田章博のレビュー一覧

  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    明楽の表紙!
    赤い髪の毛をひとくくりにして、戦う女性の姿は、なんとなく十二国記の陽子っぽさあるよね。


    外伝を残して本編はこの4巻目で終了ですが、1巻からずっと思っていたことがある。

    世界観がだいぶ違う世界のこと書かれているから馴染むことから始まるけど、馴染んだ後でも戦いのシーンなんかは、結構置いてきぼりになる瞬間がある。

    ん?今どう動いたの?
    どういう状況になったの?
    と。

    二大主人公の灯子と煌四でさえ、『何がどうなったのか分からない』状況に陥るシーン(戦闘シーンであったり、神族や〈揺るる火〉に関わるシーン)があって、
    それを読んでる読者も分からないという置いてきぼり。
    元も子もない

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    2024年01月21日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    ネタバレ

    第二巻の勢いそのままに、炎魔との戦いから始まる第三巻。

    ↓ネタバレ↓

    炎魔と戦うために集まってきた首都の火狩りたちが、クンが蜘蛛の子だとわかると途端に矛先をクンに向けて、炎魔をほったらかしにクンへ攻撃する様というのは「人間だなあ」と顔を顰めて思います。

    善と悪・正と偽、状況や背景を考えずにどちらかを区別しようとするのは、火狩りだけじゃなく、すごく人間らしい思考というか、そういう人の多さに最近は疲れ気味でした。


    人というのはどこかの組織に属して、
    身内と外の人を隔たせて考え、
    集団の意向と個人の思考と、何かの“考え”に正しさを見出して、
    その正しさからはみ出さないように生きているものだ

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    2024年01月14日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    ついに首都に着く!
    ついに灯子と煌四が出会う!

    高揚感が貫くように始まる第二巻は、怒涛の展開であれやこれやといろんなことが巻き起こって、読み終わって「ふぅ」と一息をつくほど。

    神族に対しての猜疑心、燠火家の違和感、一巻目でジワジワと感じていたことが、第二巻で物語が進みながら、灯子や煌四の行動の中で露わになっていきました。
    燠火家も神族も蜘蛛も、自分たちのことしか考えていない。

    まあ、生き物というのは自分たちのことしか考えないことが基本で、そこに余裕があれば周りにも目を向けられるものかもしれない。
    そんな生き物の道理というものは灯子や煌四も同じではあるのだろうけど、そこに純粋な思いがあるの

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    2024年01月07日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    ネタバレ

    十二国記好きとしてはテンション上がざるを得ない、山田章博さんイラスト!
    山田さんがイラスト描かれてるってだけで、面白いって確信して読み始めるわ。

    がっつりファンタジーは、その世界観に慣れるまでは読みづらいよね。
    火狩りの王は、日本の名前・日本的な雰囲気の世界だから、文字が受け入れやすく読みやすいところがファンタジーの世界に入り込みやすくてありがたい。

    主人公の灯子たちが暮らすのは、なんとなく想像する雰囲気的には、文化や暮らし向きなんかは江戸時代くらいの感じかな?と思うような感じなんだけど、
    実はそれが文明的にもっともっと発達した過去を持つ、転落した世界だというのが斬新。

    読んでいるとその

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    2024年01月06日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    本物の火に近づくと燃えてしまう人体発火―そんな宿命を背負う世界という設定は斬新で、その世界を統べる神族との対決も緊迫感があってとても面白かったのだが、とても読みにくかった。文章を一回読んでもすっと頭に入ってこない。感覚的な部分もあって、錆びた頭ではなかなか捉えきれなかった。
    後半になるにつれ、揺るる火には、水樹和佳子の漫画『月虹』を思い出した。

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    2023年09月02日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    灯子の様子に、『十二国記』の最初の頃の陽子を思い出す。
    ようやく動き出した感じ。
    あぁ、でも、たった11歳なんだった…。過酷すぎる。

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    2023年08月11日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    最終戦争後の世界で、火を扱うことが出来なくなった人類と、その世界が舞台。
    この国を統べる姫神、神族から追放された蜘蛛、人が扱える火を宿す炎魔、それを狩る火狩り。

    なかなか面白そう。次巻が楽しみ。

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    2023年08月05日
  • 火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々

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    随分と忘れてしまったので、こんな人いたなぁという程度でしか認識できず。
    なんとなくどの話も中途半端に感じてしまった。

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    2023年07月21日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    はっきり言ってファンタジーにしては難しく、世界観の問題なのか、表現力の問題なのか、それとも読み取れていないだけなのか、とにかく難しかったです。キャラクターはそれぞれいいのですが。とにもかくにもクライマックスに向けて、あと1冊。さっさと読んでしまって、次の本に移ろうと思います。

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    2023年07月01日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    内容が難しい…
    ついに揺るる火が帰還したが、思ってたものと違い、折れそうな少女のよう。そして、揺るる火はこの世界の行末を決めかねていた。
    それぞれが、それぞれの思う世界の実現に向けて戦って行くが、全員の考えがはっきり表されてないので、理解しづらい。また、人間のようでいて、登場人物全てが人間とはいえないので、なかなか感情移入し難い…
    死ぬ人も多く、凄惨な場面だらけで、読む気力がなくなる…

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    2023年06月03日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    燠火家で、雷火を扱う方法を研究する煌四だが、燠火家が雇う火狩り達が蜘蛛を拷問にかける所を見て、燠火家に疑問をもちはじめる。
    普通じゃない家族。お互いにさまざまな事を隠している。そして、緋名子までもが変質してしまう。
    一方灯子はかなたを煌四に返し、寂しく思うなか、姫神に嘆願書を書いて持っていく明楽を追いかけ、再び神族と炎魔に襲われる。
    …人物が読みにくいし、話が複雑で、伏線ばかりでちょっとしんどい…

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    2023年05月23日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    久しぶりに怒涛の没入っぷりで
    読み切りました!

    …が、もやもやする部分も残ってしまった。
    最後は発火病の謎が解けて
    何らかの対処法があきらかになると
    勝手に思っていたものですから。
    あと、綺羅と両親の関係性。
    なんであんな距離感だったのか
    私には最後まで腑に落ちなかったわ。

    とにかく、灯子がとても頑張り屋さんで
    その行く末を案じて読みました。
    これは「人」が
    他者に委ねていた生きる術を
    自分たちのもとに取り返す物語だったのかなぁ。

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    2023年04月11日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    〈千年彗星〉って本当に存在したのか。
    この物語、妙にSF的な部分もあるので
    なんらかのガジェットの比喩かと思ってたのに
    実体のある存在として登場するとは。

    ちょっと対立の構図が複雑で
    どこに肩入れをしていいか
    わかんなくなってきたわ。
    どの種族も内輪もめまでしてるし。

    明楽も、クンも、綺羅も、灯子も
    みんな争いに巻き込まれて
    満身創痍で自分のできることを探す。
    いったいどうなってしまうのだろう。

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    2023年03月28日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    長かった〜
    灯子、煌四それぞれの視点でストーリーが進んでいくからなかなか話が進展しなくて途中しんどかった...笑

    壮大な冒険をした割にラストは意外とあっさり気味。
    火狩りの王には灯子がなるんだろうとは何となく思ってたけどそういう感じなんだ...とちょっと意外。

    大冒険した後のその後がどうなったのか気になる...
    外伝はその後の話とかもあるみたいなので読みたい。

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    2023年03月20日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    サクサク展開が進んでいくので良い。
    救われない展開続きで重くて読んでてしんどい……
    でも続きが気になる……

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    2023年03月15日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    山田章博さんのイラスト!面白いに違いない!と思って4冊まとめてget(*´ч ` *)

    まだ1巻しか読んでないけど人が死にすぎてビビってる…

    灯子、煌四それぞれの視点で交互にストーリーが展開されていて面白い。
    次巻どうなっていくのかとても気になる。

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    2023年03月13日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    終盤になってもどう物語をたたむのか全く想像できず、寧ろ手揺姫の正体や工場が行ってきたことなど驚かされること多数。
    強いと思っていたキャラも退場しちゃうし、どうなるんだと思っていたら、思いのほか静かに終わっていって驚いた。
    劇的なカタストロフィはないだろうなとは思っていたけれども、ここまで淡々と終わるとは。

    確かに多少世界は変わったかもしれない。
    でもそれは、例えば首都を離れた村に住む人たちにとっては、ほんの些細な変化。
    姫神さまの分身さまがいなくなったとか、火狩りの人たちが常駐してくれるようになったとか、その程度。
    あれだけの大冒険をし、伝承にある「火狩りの王」になった少女(結局は他のふさわ

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    2023年03月11日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    山田章博さんの描いた表紙に惹かれてつい手にとった一冊。十二国記も担当した山田さんの挿絵は最高で、それぞれの挿絵は時間をかけてじっくり見るようにしてる。
    作品の設定は面白い、今後どうなるか非常に楽しみ。2人の主人公の話が交互に展開されていく。それぞれの情景のイメージがしやすい書き手とおもう。
    ただ読んでいく上で気になるのは、その情景を丁寧に書きすぎて逆に読みにくくなっているような気がする点。「あれ、これ伏線なのかな?」と勘繰ってしまう描写が度々感じられたけど、結局特に深い意味はなかったりする。
    まぁ、そういうスタイルなんだろうな、と思いながら読み進めていきたいとおもう。

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    2023年02月19日
  • 屋久島トワイライト

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    天空の犬シリーズの樋口明雄さんが書く、自然の中の異界もの。

    屋久島であれば舞台にととしては不足なし。
    ミステリーと自然と、女子と山男。
    長く導入を引っ張った割に、呆気ない終わり方と後に続きそうな展開を残して終わる。
    なかなか面白かった。

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    2022年11月16日
  • ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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    ハゲタカシリーズのスピンオフ作品。
    全員嘘つきみたいな話なので、誰の事を軸に読み進めていけば良いのか迷いつつ、それなりに楽しめたが、どうもスッキリとしたカタルシスを感じられず、少しモヤモヤした読後感。

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    2022年08月07日