山田章博のレビュー一覧
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ロードス島南西部に位置するモス公国。そこは小国がひしめき合い、長年に渡って王国間の外交交渉、対立や動乱などが絶えず行なわれていた。
そのモス最南端の弱小国スカードの王子ナシェルは、国の各地で聞かれる不気味な噂と父王の不在に心を痛めていた。意を決して騎士団とともに調査に向かった南のドワーフの「石の王国」で、奇怪な生き物と戦うドワーフの「鉄の王」フレーベを辛くも救出する。そして意識を回復した「鉄の王」の口から、強大な同盟国「石の王国」の最後と共に、奇怪な生き物が魔神であることを告げられる。モスには対外共闘連合「竜の盟約」があるが、スカードはそれに名を連ねていない。この未曾有の危機に、国の民を守る為にナシェルが下した決断とは……。
ナシェル!!
本編には収録されなかった番外編集でもあります。 -
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ミカドホテルの再建を背負う松平貴子と、香港の大富豪・将陽明、その娘・美麗を中心に、リゾート企業、買収、復讐、国際的な陰謀が絡み合っていくハゲタカシリーズのスピンオフです。
読み始めは企業買収を描く経済小説という印象でしたが、読み進めるほどに、かなり国際サスペンス寄りの作品でした。
誰もが利益だけで動いているように見えて、その根底には家族への想い、過去への後悔、復讐心、そして守りたいものがあり、数字では測れない人間臭さがあり、湿度の高い物語になっています。
特に印象に残ったのは、主人公が何度も追い詰められながらも、自分の信念だけは手放さず前へ進もうとする姿で、経営者としての強さだけではなく、一人の人間として揺れ動く姿が描かれていて、気づけば企業の行方よりも彼女自身を応援していました。
ただ、本編『ハゲタカ』のような息詰まる金融戦や鷲津政彦の存在感を期待してしまい、正直物足りなさを感じる部分あありました。
また、登場人物や利害関係が多く、序盤は少し整理しながら読む必要がありました。
それでも、シリーズの裏側を覗く外伝としては面白く、読み終えた後には“金で動く世界ほど、人間の感情に振り回されるのかもしれない”という感覚が残る一冊でした。 -
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ミカドホテルの再建を背負う松平貴子と、香港の大富豪・将陽明、その娘・美麗を中心に、リゾート企業、買収、復讐、国際的な陰謀が絡み合っていくハゲタカシリーズのスピンオフです。
読み始めは企業買収を描く経済小説という印象でしたが、読み進めるほどに、かなり国際サスペンス寄りの作品でした。
誰もが利益だけで動いているように見えて、その根底には家族への想い、過去への後悔、復讐心、そして守りたいものがあり、数字では測れない人間臭さがあり、湿度の高い物語になっています。
特に印象に残ったのは、主人公が何度も追い詰められながらも、自分の信念だけは手放さず前へ進もうとする姿で、経営者としての強さだけではなく、一人の人間として揺れ動く姿が描かれていて、気づけば企業の行方よりも彼女自身を応援していました。
ただ、本編『ハゲタカ』のような息詰まる金融戦や鷲津政彦の存在感を期待してしまい、正直物足りなさを感じる部分あありました。
また、登場人物や利害関係が多く、序盤は少し整理しながら読む必要がありました。
それでも、シリーズの裏側を覗く外伝としては面白く、読み終えた後には“金で動く世界ほど、人間の感情に振り回されるのかもしれない”という感覚が残る一冊でした。 -
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ネタバレ感想
将はどんだけ鷲津と会いたいねん。ミカドの再生と金色屋の再生の話はどこへ?
途中から中国の政争に。中国以外でもあんなに影響があるのが本当だとしたらちょっと怖い。
ゴタゴタに巻き込まれたけど、貴子としては結果オーライなのか。ホテルマンの精神とは全く関係なさそうだが。
あらすじ
ビーナスグループ内でゴタゴタが発生する中、貴子はミカドホテルの解体を新社長より指示される。貴子は鷲津に助けを求めるも、自分でどうにかしなさいと言われてしまう。
一方、将への復讐に燃える美麗は、ビーナスの社長を失脚させ、将のビーナス買収を明るみに出そうとしていた。将は何としてでも貴子に鷲津を自分のところに来るように言いつける。
貴子は、将を失墜させようとする中国国家安全部との政争に巻き込まれていく。中国国内での争いが激化し、関係者が殺害され、貴子も中国公安部に拘束される。
将は結局、政争に敗れ、日本で殺害され、美麗は記憶を消される。貴子は火中の栗を拾う覚悟でビーナスグループのCEOに就任する。また、将が亡くなる前にミカドグループの権利を取り戻す。 -
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ネタバレ感想
金色屋を貴子がどう建て直していくかに興味があったが、話がドンドンビーナスグループの買収の方向になり、ちょっと期待した展開からそれた。
貴子の場合、買収される側なので、鷲津目線とは違ってコントロールできず流されるままなので読者としても一緒に不安になってしまう。
あらすじ
ビーナスグループの傘下に入った日光ミカドホテルを支配人の松平貴子がどう建て直すか?貴子はビーナスグループの担当執行役員の任を受け入れ、熱海の金色屋の再生を任ぜられる。
記憶をなくしたさおりは六本木のクラブで働いていたが、香港の富豪の陽将明に目をかけられ、部分的に記憶を取り戻していく。さおりの名前は美麗で、アランを亡くした後、記憶喪失になっていたのだった。
美麗は賀との再会で全ての記憶を取り戻す。ビーナスグループの会長であるビーナスが急逝する。ビーナスグループの跡目を巡って、香港の将やKKLも買収に名乗りを上げ、グループの行方が混沌とする。そんな中、美麗は将への復讐の機会をうかがっていた。