山田章博のレビュー一覧

  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    久しぶりに、「すげーおもしれ―!!」と言える本に出合えました。

    アニメにもなっていて、話題の本です。気になっていましたが、次女がこの一巻目を買ってきてくれました。

    表紙イラストが山田さんなので、どうしても十二国記のイメージが、ぬぐえませんが、物語の設定、登場人物、この世界の謎、次を期待させる物語の展開、全ておもしろい。

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    2023年09月06日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    うーむ…壮絶である。
    血生臭く、腐臭漂う。重苦しい。
    煌四、灯子の苦悩が、まだほんの子どもである彼らの置かれた状況が凄惨過ぎて、ただただ救われてほしい、とそれだけを願う。

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    2023年08月15日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    本当にこの先に出口があるのか。読み進めるのがとてもしんどい一冊だった。みんな頑張ってとしか言えない。

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    2023年07月20日
  • 火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々

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    外伝というと物語のその後、希望に満ちた後日談を想像してしまうのですが、さすがこのシリーズはそうはさせてくれません。灯子や煌四によって変わったこの世界がよくなっているのかすら分かりません。旧世界の話しもとても辛いです。しかしそれがあってこの火狩りの王の物語につながるのだなと思います。自分の希望的想像と違うこの物語の、「未来」を読まなければよかった。いや読んでなお世界観が広まったと思える、他者とは一線を画す外伝です。

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    2023年07月07日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    ファンタジーは好きで読むのですが、これは果たしてその分野に分けていいのだろうかと思うくらいインパクトある作品でした。読者が期待するようなことな事は一切起きません。力もない子供たちがなんとか未来を変えようと、傷だらけになりながらひたすら前に進んでいく物語です。そこに登場する大人たちも敵なのか味方なのか、善なのか悪なのかはっきり分けられていません。なので架空の設定でありながら、リアルさを感じ息苦しさすら感じます。私たち人はなんと愚かなんでしょう。しかしそれでも希望を失わない存在が人なんだなと気付かさせてくれる、胸にこたえるお話です。ファンタジーの新しい一面を知った素晴らしい本でした。

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    2023年07月07日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    住む場所や立場が変われば、思惑も様々。
    同じ人であっても同じには生きられない。
    人間って複雑怪奇な生き物ですね……。

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    2023年06月29日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    ネタバレ

    油断してるとあっという間に人が息絶える。
    そしてどんな展開になるのか、正しいのは何なのか、が中々掴みづらく翻弄されながらも引き込まれる作品だった。

    一冊完結では無いし、区切りのいいところで終わり、でもないので二冊目すぐ読まないと気になる!となるタイプの小説だった。

    まだ一冊めでは主人公のキャラに光るところや頑張り屋なところなど見えかけてはいるけれど、薄く、その点では痛快爽快に読み進められる感じでは無い。今後に期待。

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    2023年06月21日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    テーマは「火」
    かつて人間が火を征していた時代から、神族が火を支配する時代となってから物語が始まる。
    人間は火を得るために、火炎という獣と闘い、生き血ならぬ火種を得て暮らしていた。
    とある時に、神族から火を奪い、再び人間が火を支配する時代に戻そうと神族、火炎と闘い、人間の街も、神族の宮も火炎たちの暮らす森も破壊され尽くされる…
    このファンタジーには、どの世界が、誰が正しいか、ヒーローとか悪は明確になっていない。
    それぞれ違う立場に立てば、何が正義かは見方も変わる。
    神族の支配から解放されたものの、新たな神族を束ねる「火狩りの王」の下で、世界が復興されていく…
    とにかく、長かったストーリー。

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    2023年05月28日
  • 猫の遊ぶ庭

    購入済み

    すごく落ち着いた作品

    淡々としたとても静かな作品でした
    しっとりとしてる感じではいけど、すごく盛り上がるでもなく、ホントにそこいらにいるCPの日常的というか、とてもリアルな感じというか
    そういう感じも結構好きなんだけど、残念ながら没頭して読んじゃうほど入り込めなかったかなー

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    2023年05月27日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    久々にファンタジーが読みたいって思い購入!文字だけで架空の世界観を作り上げるファンタジー。この本の世界は、普通の火は使えない世界。何でも普通の火に近づくと、人間が発火するという設定。今までにない設定だけに、今後どのような展開になるか予測ができず空想が膨らみます。第1巻は、まだまだ導入部といったところ。灯子の命を守るために亡くなった火狩、その火狩の子どもの煌四。この2人が今後、いつどこで出会うかが楽しみ。

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    2023年05月21日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    煌四と、灯子が出会う前のまだまだ序章。
    最終戦争後の世界では、神族が人を自然の火に触れると、発火するように作り変え、戦争はないが、炎魔を狩って、火を得ながら、神族に
    管理されながら生きていた。
    しかし、炎魔が増えたり、畑など各地に異常が出たりしだす。これは、神族に対する蜘蛛のせいだという…
    一方首都では、煌四が養い親に言われて、雷火を研究し、蜘蛛を迎え撃つ武器の研究をするが…
    日本神話などもうまく組み合わさった、壮大なスケールでのファンタジー!

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    2023年04月26日
  • 火狩りの王 〈外伝〉野ノ日々

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     あれからどうなったのか、過去に何があったのかが描かれている。物語の世界を、より深く理解し、主人公たちの人生に、より寄り添える作品。

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    2025年12月07日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    ネタバレ

    アニメを見てるような感覚。
    面白くてすらすら読めてしまった!

    個人的には灯子の話が好き。竜が出てきて戦ったところは鳥肌が立った!火穂が一緒に首都に行こうとなったのもとても良かった!

    ただ、人がいきなり死んでしまう、、
    すごく気になる終わり方をしたので早く続きが読みたい!!

    今後、2人がどのように繋がっていくのか、〈蜘蛛〉とどう向き合っていくのかが楽しみ!

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    2023年04月06日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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     やはり、SFテイストのファンタジー。
     社会への警鐘として、統治者が統治を自己目的化して社会に生きる個々人の幸せを忘れると、その支配はおぞましいものとなる。統治者は、社会の構成員の幸せを考え、悩み続けながら前に進むしかない。

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    2025年12月07日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    ネタバレ

    挿絵の緋名子ちゃん可愛い、と暢気なことを言っている場合ではない。

    本当に見た目も大ごとに、そして様々な存在の様々な思惑が絡まり合って混沌としている首都。
    それでいて絶対的強者もいないという。
    神族ですら一枚岩ではなく、帰ってきた「揺るる火」すら迷える小さな少女だった。
    この「揺るる火」の姿には本当に驚かされた。
    この「揺るる火」すら絶対的強者になれないこの世界。
    3巻まで読んでもまだ先が想像できない。
    取り敢えず、灯子の目が治ったのは喜ばしいが……他は何も安心できないしなあ。
    そういう意味では非常に苦しい読書だけれど、それでも読み進めちゃうのは、この作品の持つ魅力なのだろう。

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    2023年03月04日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ついに首都に到着した灯子が
    まずは綺羅と出会い、煌四と出会う。
    この微妙なすれ違いにドキドキしたわ。

    妹の緋名子が治療と称して
    何らかの実験台にされてたっぽいことを
    知った煌四の心情を思うと(/ _ ; )
    そもそも緋名子を守るために
    熾火家を頼ったのに。

    他にも〈蜘蛛〉の子なのに
    群れから捨てられた少年・クンや
    兄を神族に殺された〈火狩り〉明楽など
    魅力的なキャラが増えてきました。

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    2023年02月27日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    思ったよりあっさりした幕引き。ただ、灯子も煌四も、明楽も、皆それぞれに新しい世界の中で生きていくことができるのは何より。
    灯子があっさりの村に帰って行ったのは意外だったが、旅を通して強くなって帰って行き、祖母の最期に間に合ったことも、厳しいようで少し不器用で優しいおばさんと再会できたことも含めての大円団。煌四と緋名子も2人生きていけるし、明楽も何とか本懐を遂げたし、何となく丸くおさまったなという感じ。綺羅は両親を亡くしてしまったけど、最初からそうであったようにきっと強く背筋を伸ばして生きていくのだろうな。

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    2023年02月26日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    ネタバレ

    揺るる火が帰還して物語が更に勢いづく。
    読み進めるにつれて激化する争いにハラハラしながらもページをめくる手を止められない。
    まだまだ謎めいた部分も多いけど、作り込まれた世界観に何度も魅せられる。

    クンがひたすら可愛い!
    可愛すぎて、修羅場でも、ホワッと癒しを感じてほのぼのしてしまう!!!
    あの水の中に引き摺り込まれたときはどうなることかと思ったけど、やっぱり可愛い。
    どうか、最後まで生き残って!と願わずにはいられない。4巻もたくさん登場しますように!

    ☆4.5

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    2023年02月13日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    児童文学からの文庫化ですが
    単行本だと手に取らなかったかも。
    文庫にしてくれて良かった。

    火に近寄ると
    人体が発火するようになった世界。
    炎魔という獣から採れる火だけは別で
    それを狩る〈火狩り〉が重要な存在だった。

    自らの命を救ってくれた火狩りの
    遺品を届けるため首都に旅立つ少女・灯子。
    母を亡くし、妹とふたり路頭に迷うところを
    名家にひきとられた火狩りの息子・煌四。
    ふたりの視点で交互に話は進む。
    その道がやがて交わることは
    読んでいるこっちにはわかっているのですが
    なかなか遠くて厳しい道のりで…。

    世界の謎がいろいろあって
    これから解けていくのが楽しみです。

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    2023年02月01日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    面白くなってきた。
    灯子と煌四が出逢い、物語が廻り始めて、光明が見えてくるかと思いきや寧ろ苦難。
    緋名子は体調が悪くなっていくか、回復するのか、と思っていたら思わぬことが裏で起こっていた。
    煌四の先生もただ出てきただけでなさそうなことは明らかだし、この後の展開が読めずハラハラする。誰が火狩の王なのか、その先には何が待っているのか、まだまだ先が楽しみである。

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    2023年01月21日