山田章博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ナチス台頭前夜のドイツという時代背景。
とても人間の仕業とは思えない連続猟奇殺人。
暗躍する黒魔術とカルト教団……
もう最高すぎるじゃないか、この設定!
それに、刑事と若き神父。
しかもその神父は黒魔術に傾倒している。
本来なら決して交わることのない二人が
手を組んで事件を追うなんて、
もうもう、好きな人にはたまらないのだ。笑
『ベルリン警察怪異課 邪神帝国零』朝松健
〈ひとりホラー祭り〉第3弾。
黒魔術やオカルトものは大好物なのに、
そこへさらにクトゥルー神話まで絡んでくる。
あぁ、なんて禍々しいのだ……(嬉)
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ナチス台頭前夜の1930年、ドイツ・ベルリン。
ただでさえ不穏な空気が漂う時代に、
街では凄惨な連続猟奇殺人が発生する。
明らかに黒魔術が関係しているその事件を追うため、
ベルリン警察殺人課の上級刑事ヴィントは、
若き神父マスカードと手を組むことになる。
怪異にどこか懐疑的な刑事と、
神父でありながら黒魔術にも通じる青年。
この二人の組み合わせが、やっぱりいい。
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個人的には、いわゆるホラーというよりも
オカルティックなダークファンタジーの色合いが
強い作品だと感じました。
「決して口に出してはいけない言葉」があったり、
血から化物が生み出されたり。
もう、そういうの大好きなんだよ……!
不穏で禍々しいのに、
ページをめくるたびにわくわくしてしまう。
この世界観と二人のバディを、
ぜひシリーズものとしてもっと読みたかったな。
そして忘れてはいけないのが、
「十二国記」シリーズでおなじみの
山田章博さんによる装画。
この重厚な世界観にあまりにも似合っていて、
本そのものの存在感まで贅沢なのだ。
歴史×オカルトが好きな人。
クトゥルー神話が好きな人。
そしてバディものに弱い人にも、ぜひ。 -
Posted by ブクログ
息つく暇もない、怒涛の展開に飲み込まれる。
結界を破って侵入してきた炎魔。それをなんとか食い止めているうちに、本物の火を持った〈蜘蛛〉の進行が始まる。神族も次々に現れ、それぞれの戦いがさまざまな場所で同時に始まるので、状況が入り組んで複雑。千年彗星〈揺るる火〉が帰還するが、その姿は動き続ける機械などではなく、痩せ衰えた小さな少女の姿だった。
複数の場所で大勢が同時に動いていて、それらの描写が細かいため、ここからは一気に読まないと分からなくなりそう。血生臭い描写も多いが、登場するキャラの可愛らしさで中和され、気分が悪くなるほどではない。あと1冊でどんなラストに辿り着くのか。次巻が楽しみ。 -
Posted by ブクログ
「ハゲタカ」シリーズのスピンオフ作品。
鷲津は名前が触れられるだけで、世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナスの傘下となったミカドホテルを取り戻そうとする松平貴子が主人公。
中国の大富豪から救済策が提案されるが、彼の真意は?
誰が味方で誰が敵か、松平貴子はミカドホテルを取り戻せるのか、日本とフランスを舞台に虚々実々の戦いが繰り広げられる。
題名の「ハーディ」とは、スコットランド人の元恋人が貴子を評した言葉だった。
「HARDY、元々は我慢強いという意味だが、図々しいと言う意味もある。他には、耐寒性という意味もある。耐寒性というのは、君にぴったりだ。寒くてもじっと我慢して耐えている。その実、中はたぎるほど燃え盛っている。うっかり触れると火傷しそうだ」
彼女の行動を見ていると、言い得て妙である。