感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ライトノベルでこれほど鳥肌の立つファンタジーってないんじゃないのかな?
と、思うほど大好きな小説です。
絶対泣いちゃうので、人前では読まないことをオススメします。
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ロードス島南西部に位置するモス公国。そこは小国がひしめき合い、長年に渡って王国間の外交交渉、対立や動乱などが絶えず行なわれていた。
そのモス最南端の弱小国スカードの王子ナシェルは、国の各地で聞かれる不気味な噂と父王の不在に心を痛めていた。意を決して騎士団とともに調査に向かった南のドワーフの「石の王国」で、奇怪な生き物と戦うドワーフの「鉄の王」フレーベを辛くも救出する。そして意識を回復した「鉄の王」の口から、強大な同盟国「石の王国」の最後と共に、奇怪な生き物が魔神であることを告げられる。モスには対外共闘連合「竜の盟約」があるが、スカードはそれに名を連ねていない。この未曾有の危機に、国の民を守る為にナシェルが下した決断とは……。
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魔神との戦いの決着を描く。ただし、前の巻で主人公が退場しているので、蛇足感は否めず。設定の顛末を描いたような感想を持ってしまう。ラスボス魔神王との戦いも、前巻の方が迫力があった。
ただ、話の決着を描き切った点は評価する。
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年を取ったせいか、妙に涙脆い。ロードス島伝説の完結編となる本書を読み終えた今、本編のロードス島戦記とは打って変わって、ペシミズムが全体を覆っているかのようだ。
魔神王を倒した六英雄たちのその後に輝かしい未来はなく、隠棲を遂げる者や再び合い見え、討ち死にする者、自らを犠牲にする者、各登場人物全てに諦観が漂う。
事を成し終えた後に何が残る?
常にその疑問を孕んで生きていくのだ。
前4巻までは悲劇の英雄ナシェルの物語だったが、今回は添えられた短編も含め、悲劇の聖女フラウスの物語となっている。しかし、フラウスの設定は本シリーズ当初に比べ、かなり変わった。
当初は勝ち気な聖女という設定で神話のヴァルキリーさながらだったが、本書に至ってはベルドに身を捧げる一人の女である。ロードス島戦記シリーズで既に彼女の結末は知っているだけにどう転んでも哀しい結末にしかならないのだが、最後の最後にフラウスが天使になって登場し、ファーンとベルドを導くあたりのメルヘンチックな結末は流石に悲惨すぎると作者も思ったのだろうか、ご愛嬌だろう。
ともあれ、とうとう終わってしまった。出来ればもう少し彼ら・彼女らの道程が明るいものであれば良かったというのが正直な感想だ。
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英雄PTvs魔神王のラストバトルは読んでいて興奮できる。ナシェルは関係なくなったけど本来こっちがメインになる話だし、伝説の終わりとして十分満足できた。
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ロードス島伝説最終巻。
最も深き迷宮での魔神王との最後の戦い。
4巻までと違い、主人公は聖女フラウス。といってもあんまり聖女っぽくないんだよね。フラウスが領主に見初められるところ(ここは聖女っぽい)と好きにやっている現在ではまるで別人のよう。
聖者は誰かも解き明かされています。
ロードス島戦記のあのシーンが別視点で描かれたりして、ロードスファンなら最後まで読みたい。
なぜか、この巻だけ絶版のようで探すのに苦労した。
Posted by ブクログ
「ロードス島伝説」の外伝的話。元々、伝説シリーズは「ナシェル」と言う人物が主人公であったが、この5巻ではその主人公が「フラウス」と言う女性に変わっている。物語的には4巻で一応は終わりとなっているので、あくまでその後の話を補足的に読んでみたいと言う方達向けだろうか。最も「ロードス島戦記」を読んだ人達にとってはその結末もわかっている事であるが…。5年振り(?)ぐらいに、最初で最後のファンタジー小説である「ロードス島」シリーズを久々に読んだので結構おもしろかった&フラウスと言うキャラクターが結構好きだったもので星4つ。
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コレ最終巻なんですが、前巻からの間が長すぎて軽く憤怒しかけてた気がします。如何せんそれまで発売日に買ってたもんだから…。
そりゃ泣きますよ。あんなの泣くしかないじゃないですか。
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「もっとも深き迷宮」の伝説を描くにしては、ヴォリュームが足りないのでは。併録2作も本編のアウトテイク的なもの。あくまで「番外編」して出せばよかったのでは。