フランシス・ホジソン・バーネットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
言わずとしれた海外児童文学の名作。酒井駒子さんの表紙に魅かれて購入。
訳者あとがきによると、旧来の訳が子どもに向けたなだらかな訳だったのに対し、今回は大人が読む『小公女』を意識したのだとか。私には翻訳の良し悪しは分からないけど、翻訳作品独特のクセや、古めかしい表現がなくて違和感なく読めた。
人名や展開にところどころ覚えがあって、懐かしさとともに昔読んだ記憶が蘇ってきた。話の筋が分かっているから、いつセーラが孤児になってしまうのか、逆にハラハラしながら読んだ。
セーラは子どもとは思えないほど人間として完成されていて、虐げられても優しさや誇りを失わない。でも、ミンチン先 -
Posted by ブクログ
新聞の紹介文を見てどうしてもまた読みたくなって本屋さんで買ってきた。子供の頃大好きで何度も読み返した本。それにしても小公女や秘密の花園は文庫があるのになぜ小公子はないんだろう?
お母さんの「その人がいるおかげで、世界が少しは良くなるということそれが何よりも大切なことなのよ」って言う言葉に、おぉ〜と思った。最遊記(峰倉かずや)の「お前が死んでも世の中は変わらん。しかし、お前が生きていることで変わるものもある。」って言う三蔵のことばを思い出した。
再読する度に気になるポイントが違うから何度も読みたくなるんだなあ。大人になってから読むと突っ込みどころ満載。でもやっぱり好き!2013.1 -
Posted by ブクログ
岩波(少年文庫)の新刊で出た『小公子』を読んでみた。
やはり、名作なんだな、今読んでも面白い。
その昔、子どもの頃、最初に読んだバーネットの『小公女』『小公子』『ひみつの花園』は、集英社の母と子の名作文学・童話シリーズだったようだが、その後、小学館からでた少年少女世界の文学全集で読み直した覚えがある。
特に、愛読したのは『秘密の花園』と『小公女』でこちらは、大人になってから、念願かなって原書(ペーパーバック)とオーディオブックでもフルに味わうことが出来た。
『小公子』はそれほど思い入れ(記憶)はなかったのだが、読み出してすぐに話を思い出した。
まっすぐに愛情深く育ち、無邪気で優しい心を持っ -
Posted by ブクログ
岩波少年文庫にあるような定番の古典的な児童文学をちゃんと読んでおきたいとかねてから思っていて、岩波少年文庫ではないが、定番の古典的児童文学「小公女」を新潮文庫で見つけたので。
表紙の絵は酒井駒子さん。訳は畔柳和代さん。作者は「秘密の花園」と同じバーネット。
母親は亡くなっているが、裕福な父親の愛を受けて育った一人の少女セーラが、父の仕事のためにロンドンの寄宿制女学校に預けられた。
セーラは頭が良く、校長のミス・ミンチンに本当は好かれていないが、裕福なので贔屓にされていた。他の目立つ女子たちからは目の敵にされていたが、持ち前の空想力で自らの楽しい世界を築き、いじめられている子や煙たがられ -
Posted by ブクログ
最初から、最後まで、素晴らしい翻訳でした。
少年セドリックは、イギリス人の父とアメリカ人の母、家族三人慎ましくも愛情溢れる生活を送っていた。美しく、愛らしく、賢いヒューマニティの宝石箱の様な少年は、周囲の人たちにも愛されていく。
父親の死後、突然、父の祖父から伯爵家の後継としてイギリスに迎えられる。
小公子となったセドリックは、慈愛溢れる言動で、頑なな祖父伯爵の心を、領民の信頼を得ていく。
川端康成の名訳(共訳で後に改修もあるらしいけど)の小公子セドリックに、すっかり癒されます。
私は「少年少女世界の文学・アメリカ編」で、小公女・小公子をはじめ読みましたので、川端訳だったようです。
そして