フランシス・ホジソン・バーネットのレビュー一覧

  • 小公子

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    岩波(少年文庫)の新刊で出た『小公子』を読んでみた。
    やはり、名作なんだな、今読んでも面白い。

    その昔、子どもの頃、最初に読んだバーネットの『小公女』『小公子』『ひみつの花園』は、集英社の母と子の名作文学・童話シリーズだったようだが、その後、小学館からでた少年少女世界の文学全集で読み直した覚えがある。
    特に、愛読したのは『秘密の花園』と『小公女』でこちらは、大人になってから、念願かなって原書(ペーパーバック)とオーディオブックでもフルに味わうことが出来た。
    『小公子』はそれほど思い入れ(記憶)はなかったのだが、読み出してすぐに話を思い出した。

    まっすぐに愛情深く育ち、無邪気で優しい心を持っ

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    2011年12月19日
  • 小公子(新潮文庫)

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    とてもよかった
    セドリックの健気さとそれを育んだエロル夫人の誠実さでこんなにも人を優しくできるなんて
    伯爵が徐々に他人に関心を持っていく描写がよかった
    読み進めていてこれどんな展開になるんだと思ったらこう来たかと
    ハッピーエンドで良かった
    小公子がどんな領主になるか夢見ちゃうね

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    2025年11月14日
  • 秘密の花園

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    2025.5.20
    メアリとコリンを通して、自分まで心が温かく、元気になれた気がする。みんなが幸せにずっと笑顔で暮らせますように。
    わたしも、自分の近くにディコンみたいな子がいたらなあ。

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    2025年05月20日
  • 秘密の花園

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    読んだのは大体7年ほど前。題名に惹かれつつもなかなか読めていなかった一冊だった。題名のイメージだけが頭の中で勝手に膨らんで、実際に読んだ時の印象と空想上の印象はだいぶ異なっていたのを思い出す。
    詳しい内容は覚えていないけれど、花園の空気だけは私の鼻をかすめそうになるほど鮮明に残っている。ついこの間の体験みたいに。

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    2025年04月12日
  • 小公子(新潮文庫)

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    セドリックの心の清らかさが頑固な伯爵の心をも溶かしていく様が、気持ちがよかったです!
    あんなに親切で人を疑わない、優しくフレンドリーなセドリックのまま成長してほしいと願わずにいられないです…
    疲れた心に効く、いいお話でした。

    これを機に、世界や日本の名作も読んでいきたいと思いました!

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    2025年03月16日
  • 小公子(新潮文庫)

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    ネタバレ

    小野不由美さんの帯を見て購入しました。セドリックが本当に可愛くて可愛くて!彼が大好きになりむした。その真っ直ぐ美しい心によって、周りの人たちが、世界がどんどん優しくなっていくのがとても良かったです。
    綺麗な心を取り戻したくなる。そんな温かいお話でした。

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    2024年12月31日
  • 秘密の花園

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    宮崎駿さんの「本へのとびら」で紹介されていたので購入。
    はじめて読んだけど、児童文学らしい面白さ。あっと言う間に読み終わった。ヒミツの花園が春を迎える様子や、土の香りが想像でき、ワクワクした。

    インドで両親を亡くした少女メリーは、イギリスのおじさんの家に引き取られ、大きな屋敷に住むことになる。遊び相手がだれもいない屋敷では、八入りを禁止された廊下の奥から子どもの鳴き声が聞こえてきた。
    家族の愛に恵まれず、心と身体を病んでいた少年と少女の出会いと再生を描いたバーネットの代表作。

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    2024年08月30日
  • 小公女

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     岩波少年文庫にあるような定番の古典的な児童文学をちゃんと読んでおきたいとかねてから思っていて、岩波少年文庫ではないが、定番の古典的児童文学「小公女」を新潮文庫で見つけたので。
     表紙の絵は酒井駒子さん。訳は畔柳和代さん。作者は「秘密の花園」と同じバーネット。
     母親は亡くなっているが、裕福な父親の愛を受けて育った一人の少女セーラが、父の仕事のためにロンドンの寄宿制女学校に預けられた。
     セーラは頭が良く、校長のミス・ミンチンに本当は好かれていないが、裕福なので贔屓にされていた。他の目立つ女子たちからは目の敵にされていたが、持ち前の空想力で自らの楽しい世界を築き、いじめられている子や煙たがられ

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    2024年05月26日
  • 秘密の花園

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    子どもの頃、この系統のは赤毛のアンにも若草物語にも小公女にもピンとこなかった私が唯一面白く読み返してた記憶があった、ので大人になった今読み返してみたら、今でもやはり面白かった。

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    2024年04月30日
  • 小公女

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    ネタバレ

    小公女セーラ。少女時代にアニメで観て本でも読んだ。インド生まれのセーラ7歳。ロンドンの寄宿舎に入るがインドに戻った父は全財産を失い失意の中亡くなってしまう。孤児となり、寄宿舎で小遣いとしてこき使われる2年間が始まる。苦しくひもじい生活の中でも想像力を駆使し気丈に気高く生きる姿は見知らぬ大人の心を打つ。勉強を続けること、絶望しないこと、今ある環境で楽しさを見つけること。幼き少女に改めて自分を生きることを教えていただいた。小公子はどんなだったっけね?

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    2024年03月20日
  • 秘密の花園

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    小学生以来の再読。日中動いてしっかりお腹空かせてご飯を美味しく頂いてしっかり寝るのが健康にいいって分かってるけどできない現代人…悲しい。子供の頃はできてたのにね。

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    2023年12月13日
  • 秘密の花園

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    春が美しいことは知っていたけど、ここまで素晴らしいものだとは。匂い立つような、湧き出でるような。素朴な絢爛さが咲き誇って、土から萌出て空に昇っていく。朝も昼も夜もそれぞれに魔法がかっている。
    子供って素直。環境に対して真っ直ぐで、素直に受け取って自分に映し取っている。

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    2023年08月31日
  • 小公子

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    ネタバレ

    愛を知らない偏屈爺さんが、美しい精神を持った少年に心を浄化されていく話。

    世界中の人間が好きなやつ〜〜!(主語デカ)
    こういうので、いや、こういうのがいいんですよ。
    ちょうど最近心を痛めていたので、冒頭の喪に服す母親を抱きしめて慰めたいと考え、実行する少年の姿を見て早々に呻いていました。愛情が眩しい。

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    2023年07月04日
  • 小公女

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    人の気持ちとかバックボーンとか、見えないものを想像する心の大切さ(または残酷さにも)に思いを馳せました。

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    2023年06月06日
  • 小公子(新潮文庫)

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    名前は知っていたが読んだことのなかった「小公子」児童向けの小説と思っていた。少年セドリックの優しさや清らかな心、意地悪な伯爵に心からぶつかっていく姿。シンプルなストーリーだけど、読みやすいのでぐいぐい読めました。人に親切にすれば自分も幸せになる。読んでるとなんか心が洗われます。

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    2022年10月18日
  • 小公子(新潮文庫)

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    最初から、最後まで、素晴らしい翻訳でした。

    少年セドリックは、イギリス人の父とアメリカ人の母、家族三人慎ましくも愛情溢れる生活を送っていた。美しく、愛らしく、賢いヒューマニティの宝石箱の様な少年は、周囲の人たちにも愛されていく。
    父親の死後、突然、父の祖父から伯爵家の後継としてイギリスに迎えられる。
    小公子となったセドリックは、慈愛溢れる言動で、頑なな祖父伯爵の心を、領民の信頼を得ていく。
    川端康成の名訳(共訳で後に改修もあるらしいけど)の小公子セドリックに、すっかり癒されます。

    私は「少年少女世界の文学・アメリカ編」で、小公女・小公子をはじめ読みましたので、川端訳だったようです。
    そして

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    2022年07月04日
  • ひみつの花園

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    ネタバレ

    みなしごとなり、やせぎすのメアリーが、ひみつのにわの手入れをするたびに大きく成長する姿がとても美しいと思いました。
    自然の力は人の活力となる、そう確信させるような素敵な作品でした。

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    2021年10月05日
  • 小公子(新潮文庫)

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    十二国記の泰麒のキャラクターに影響を与えたという小公子セドリック。表紙は十二国記の山田章博さん。
    バーネットといえば秘密の花園と小公女。小公子のお話は読んだような知らないような忘れたような…という感じだったのでちゃんと読んでみました。
    無邪気で愛らしく優しく見た目も天使のような美しさで誰からも愛されるセドリックが、ワガママで嫌われ者の伯爵の祖父の心を溶かし、周りの人たちをも幸せにする読後も優しい気持ちになれる有名なストーリーですが、川端康成訳の日本語もとても美しいです。確かに、十二国記の泰麒と似ているところが多いと思います。

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    2021年01月02日
  • 小公子(新潮文庫)

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    『小公子』(1886)は、『小公女』(1905)と並び、フランシス・ホジソン・バーネット(1849-1924)の代表作です(もう1つ、よく知られている作品に『秘密の花園』もありますが)。
    金髪の巻き毛で人懐こいかわいい男の子、セドリック。父を亡くし、母と一緒にニューヨークで暮らしています。質素な暮らしですが、素直なセドリックは、優しく美しい母、多くの親しい人々に囲まれ、幸せな日々を送っています。
    ある時、イギリスから驚くような知らせが届きます。セドリックはドリンコート伯爵である祖父の跡継ぎとなり、イギリスのお城に迎え入れられるというのです。セドリックの父は伯爵の三男でした。若くしてアメリカに渡

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    2020年07月27日
  • 小公子(新潮文庫)

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    有名な児童文学だけど
    子どもの頃読んでなかったか
    読んだけど忘れてしまったのか
    こんな話だったんだと
    気持ち良く楽しめた

    こんなふうに顔も綺麗で心も美しく
    無邪気で勇気もある完璧な子どもなんていないよ
    と言ってしまえばそれまでだけど
    いつも笑顔で人に親切にすれば
    周りも自分も幸せになれる
    とは思うよね

    小野不由美さんの
    小さい麒麟がこの物語の影響を受けていると聞いて
    なるほど〜と思った

    川端康成の翻訳は
    多少古くさい日本語のところもあったけど(笑)

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    2020年07月24日