フランシス・ホジソン・バーネットのレビュー一覧

  • 小公子(新潮文庫)

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    「十二国記」の小さい泰麒は小公子セドリックの影響を受けていますの帯に、山田章博の装画、川端康成訳とくれば、手に取らずにいられないでしょう。子供の頃アニメでみた記憶がありますが、本を読むのは初めてかもしれない。
    セドリックの純粋さ、そして信じる心にとても感動し、何度もグッときて泣きそうになりました。大切な事を思い出させてくれる名作ですね。事あるごとに読み返したい一冊です。「2020新潮文庫の100冊」

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    2020年07月18日
  • 小公子(新潮文庫)

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    子供の頃に読んではいるけれど、川端訳を読んだのは初めて。美しい日本語で綴られた、美しい物語。
    心が弱っているとき、ささくれ立っているときに、温かい気持ちにさせてくれる、優しく元気を与えてくれる本。

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    2020年06月29日
  • 小公子(新潮文庫)

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    川端康成 訳と知らなくて購入してビックリ。
    ひら仮名が多く読み易い!セドリックに振り回される伯爵の様子が面白い!美しい日本語を味わえた。

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    2020年06月26日
  • 小公女

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    秘密の花園がおもしろかったから、他の作品もと思ったら、小公女もこの作者だった。アニメ見てた。懐かしい。けど、かわいそうな女の子の話という、うっすらした記憶だけ。
    本は、秘密の花園と同じく、情景描写、心の描写がとても細やかで、物語の中に入りこめて楽しかった。空想と誇りを武器に生き抜くといえば、一言だけれど、まわりの友達がすごく大きいし、信頼される優しさと賢さは、大人でも参考になる。部屋に魔法がかかるところや、大きな一家が実はってところからは、わくわくしてよかった。

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    2020年06月17日
  • 小公女

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    父を亡くして孤児になった少女が、生徒だった学園で働きながら暮らしていく様を表現。 手のひらを返すという用語が、ぴったりの学園の対応。 逆境にもめげない主人公。 最後は、父の知人からの遺産の授与で幸せになる物語。 ps. 川端靖成が翻訳にかかわっていることを、角川書店版で知りました。

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    2020年03月07日
  • 小公女

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    ネタバレ

    これまでどんなどの翻訳よりもわかりやすかった。
    滑らかで流れるような文体は清水真砂子さんの翻訳を彷彿させる。
    伊藤整さんの翻訳ではほんの少し思い違いをしてしまっていたような部分も「ああ、こういう意味だったの!」と得心がいった。
    特にラスト、ミンチンに、貧しくなっても公女さま気取りだったと罵倒された際、セーラが果敢に言ってのけるセリフ、「私はそのことを決して忘れまいと思っていた」である。
    他のどの訳でも「私は他のものになるまいと思っていました」となっている。
    個人的にはこの従来の翻訳のせいで、「セーラはセーラ自身になろうと努めていた」という意味だと勘違いしていた。
    また、映画の吹き替え版では、「

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    2019年12月21日
  • 小公女

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    小公女セーラはアニメで見てストーリーは知っていましたが、書籍を読んだのは初めてです。
    物語は20世紀初頭ロンドンの寄宿生学校に、父親から宝物のように大切にされた女子が入学し、父の死、貧しさに襲われるが決して誇りを無くさないまさに小さな公女様スピリットをもったセーラ。
    これ、なんでもっと早くに読んで置かなかったんだ!自分の人生にも大いに役立つ。
    パワハラに負けない気持ちの持ち方、辛い時の考え方、お手本になる事がギッシリ詰まってます。
    ボーッと生きてるとミンチン先生になってしまうこが人間。私は今43歳、子供を叱りつける時は間違いなくミンチン先生化しています。
    本を読みながら何度も反省しました。

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    2019年07月27日
  • 小公女

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    中学生の時、眠たい数学の時間に電子辞書で書見。

    今まで読んできた中で一番好きな本かもしれない。
    たぶん50回は読んだと思う。
    セーラのような人間になりたいと常に思う。
    どんな境遇にあっても拗ねず、腐らず、人に優しい人間である。これがとても難しい。

    この本で教えられたことが私の基礎になっている。

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    2019年07月11日
  • 小公女

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    小学生の頃、「小公子」と「小公女」を続けて読んで感動し、「小公女」の方が良かったと思ったことだけ覚えていて内容は忘れていた。境遇が反転したのに矜持を持って生活を送る少女に誰もが応援の声をあげたくなる。今なお児童に読んでほしい書である。2018.6.29

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    2018年06月30日
  • 秘密の花園

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    読んでいる途中で「えっこれいつ書かれたの?」と後ろの解説を読んでしまうくらい(1911年だった)、話が現代的だった。

    ネグレクトを受け、愛情不足で育った子どもはどうすれば救われるのか…という物語だと思うのだが、作中で示される答えの一つひとつが、現代から見てもまったく違和感がない。すごい。

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    2018年04月01日
  • 秘密の花園

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    この時期にバスに乗りながら、電車で横目に景色を流しながら読めたのは運命なんじゃないかと思います。
    希望と色と幸せな香りが満ち満ちている。花を見て空を見て空気を胸いっぱい吸い込んで、幸せだと実感する。できる、できる、できる、の魔法がある。私にもあなたにも、世界中のみんなのところに魔法はある。
    生きる歓びを再確認しました。

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    2018年03月15日
  • 小公子

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    ネタバレ

    いまだ未読だった名作児童文学を今さらながらに読んでみるシリーズ①(笑)。

    子供の頃に放映されてたハウス食品の世界名作劇場シリーズに、「小公子セディ」というのがあったなぁ、と思い出して手に取った1冊。

    最高。
    名作。
    傑作。

    セドリックってば、絵にかいたようにパーフェクトな少年!

    こんな完璧な“イイやつ”、現実にはいるわきゃないよね~、と分かってはいても、それに鼻白むことなど全くなく、無邪気で可愛く美しく賢い少年セドリックの一挙手一投足から目が離せない!

    読んで清々しく、心洗われること間違いなし。大人にも薦めたい。いや、心汚れっちまった大人にこそ、薦めたい。

    文体も内容も、装丁や挿し

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    2017年10月11日
  • 秘密の花園

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    ネタバレ

    とてもとても良かった。この一言に限る。

    メアリさまが変わっていく過程が丁寧に描かれているのがいい。コリンのかんしゃくを聞いたメアリさまのセリフに笑った。

    ディコンと出逢えて、メアリさまもコリンも人生が大きく(良い方に)変わった。出会いって本当に大切だなあと改めて思った。

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    2017年02月13日
  • 小公子

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    小公子セディ(セドリック)が優しい性格と、他人のことを考えられる賢さで、悪い人もよい人と思い接することで、まわりを良いものに変えていくすごさに感動するお話です!
    私は、このお話を違う本でも読みました。何回読んでも面白いです。

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    2016年10月02日
  • 小公女

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    小公女セーラが一生懸命生きていくお話です。
    セーラはどんな時も優しく、みんなセーラのことを好きになってしまうような性格です。それだけで感動してしまします。お話的にとてもおもしろく、「どうなるんだろう?」と
    どんどん時間を忘れて一気に読んでしまいます!

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    2016年10月02日
  • 小公子

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    ネタバレ

    何度でも読みたいほど好きな物語。セドリックみたいな人間ばかりだと、穏やかに暮らせるだろう。読み易い。

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    2016年05月06日
  • 小公女

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    もう何回読んだかわからない、大好きな作品。いろいろな人の翻訳と挿絵で幼い頃からずっと読んできました。辛い時や苦しい時に思い出したり読み返したりしながら一緒に育ってきた親友のような存在の作品です。
    今回のこの本も丁寧に訳されていて好きです。

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    2016年03月02日
  • 小公女

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     言わずとしれた海外児童文学の名作。酒井駒子さんの表紙に魅かれて購入。
     
     訳者あとがきによると、旧来の訳が子どもに向けたなだらかな訳だったのに対し、今回は大人が読む『小公女』を意識したのだとか。私には翻訳の良し悪しは分からないけど、翻訳作品独特のクセや、古めかしい表現がなくて違和感なく読めた。

     人名や展開にところどころ覚えがあって、懐かしさとともに昔読んだ記憶が蘇ってきた。話の筋が分かっているから、いつセーラが孤児になってしまうのか、逆にハラハラしながら読んだ。 
     
     セーラは子どもとは思えないほど人間として完成されていて、虐げられても優しさや誇りを失わない。でも、ミンチン先

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    2015年10月05日
  • 小公子

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    バーネットさんは秘密の花園だけかと思ってた

    小公子有名なのに初読み

    めっっっちゃかわいい

    おもしろい

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    2013年05月08日
  • 小公子

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    新聞の紹介文を見てどうしてもまた読みたくなって本屋さんで買ってきた。子供の頃大好きで何度も読み返した本。それにしても小公女や秘密の花園は文庫があるのになぜ小公子はないんだろう?
    お母さんの「その人がいるおかげで、世界が少しは良くなるということそれが何よりも大切なことなのよ」って言う言葉に、おぉ〜と思った。最遊記(峰倉かずや)の「お前が死んでも世の中は変わらん。しかし、お前が生きていることで変わるものもある。」って言う三蔵のことばを思い出した。
    再読する度に気になるポイントが違うから何度も読みたくなるんだなあ。大人になってから読むと突っ込みどころ満載。でもやっぱり好き!2013.1

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    2013年01月27日