阿部共実のレビュー一覧

  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 1

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    ネタバレ

    物語の半分くらいは理解不能だけど、言葉と文章のリズムが素晴らしくて読めてしまった。マンガというより文芸っぽい。

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    2021年10月28日
  • 潮が舞い子が舞い 6

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    カバーを外して、「第一ボタンでもう昇天キメてるやん」で笑ってしまった。
    また、刀禰とバーグマンの雨宿り2回目もあって、一冊で何十度も美味しい。

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    2021年07月10日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    子供脳ちーちゃんと友達の話
    とにかくちーちゃんが幼いので友達にいじられまくりだけどカラッとしていて明るい日常が流れる
    でも…安倍共実さんの作品なので重~い場面が出てきます(^^;)
    そんなギャップが楽しめる作品

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    2021年02月28日
  • 潮が舞い子が舞い 3

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    阿部共実なので未だにどこかしら身構えて読んでしまうのだけど、にこにこできます。ほのぼのです。にこにこ!
    読めば読むほど柿境さん好きだなーと思うし右佐おまえなんなんだ萌えキャラなのかなんなんだおまえと思う。

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    2020年05月15日
  • 潮が舞い子が舞い 3

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    空に雲が張って 町が青く 染まっている
    大気で山がかすみ 遠くから 船の汽笛が 反響している
    汽笛が止み 静かになった この世界には もう誰もいなく なったかのように
    ふたりの歩みを 進める 足音だけが響く
    草と木と土 それに
    雨に濡れた コンクリートの におい
    少し寒い
    何も話す話題が 思いつかない
    かわりに 妙に五感が 冴えてしまう
    こんなこと 話して どうなるんだ
    俺と同じ年頃の男子は 普通こういう時 上手に話を盛り上げ られるんだろうな

    おそらく作者にとってはお茶の子さいさいな一節なんだろうけれど、異様に共振してしまう……そのリリシズムに乗せられて、心地よく。

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    2020年05月12日
  • 潮が舞い子が舞い 2

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    ある人が周囲の中であたふたしているのを、観察している人が内心で「あーこうなっちゃってるじゃん、早く誰かこう言ってあげてよー!」という話が結構多い?増えて来た?もとから?
    (体操服のにおいの話で気づいた)

    鎖鎌!
    つげ義春を「誰か義春持ってきて!」と呼ぶオタクっこ!
    かわいいものしゅきしゅき秘密クラブ!
    夜のベンチ……。
    何でもない会話だけなのに抒情たっぷり!

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    2020年01月24日
  • 潮が舞い子が舞い 1

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    鬱な展開、アヴァンギャルドでドラッギーな画作りの阿部共実が、なんとシンプルな群像劇を?
    しかしそのリリカルさは変わることなく、むしろより爽やかに抒情的。
    ボボンガ→ガンガガゴンガガ→ベロベロリンガー!とか、キンタマ!とか、毎回毎回独特な上ずりギャグを見せてくれるのはもう嬉しいが、それ以上に、
    ・案外こんな話が大人になったら大切な思い出になったりするんかなあ→4回繰り返して「ループ入りました!」という照れ隠し的ズラシ方や、
    ・数年後に憶えてるのかなという話を、ただベンチに座ってする、とか。
    このリリカルさはなかなか得られるものじゃない。

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    2019年10月04日
  • 月曜日の友達 2

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    ネタバレ

    なんつうかキラキラしてる。
    三角関係かと思ったら依存漫画だった。
    でも、誰でも多少ある事だと思うんだ。そして若い時ほど実はそうかもしれない。

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    2019年03月20日
  • 月曜日の友達 2

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    阿部共実は『ちーちゃん』で実力の高さは知っていて、でもそれ故に回復不能な傷を負うことが怖くなってそれ以降遠ざけていたんだけど、今作はamazarashiのMVを見て、どうも『ちーちゃん』のような思い読後感にはならないかな、と思いこわごわ手に取った。

    不思議なことに、というのか、『ちーちゃん』の再来は望んでいなかったはずなのに、あれを読んだ後だと「あれ?前評聞いてたほどのインパクトはない?」という肩透かし感すら若干あったりする。それだけにあの作品の衝撃が強かったということではあるのだが、重さではなくて、どちらかと言えば軽やかさを持って、詩のような読後感のあると言ったらいいのか、そういう作品。少

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    2018年04月16日
  • 大好きが虫はタダシくんの 阿部共実作品集

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    これもまた少年漫画にはそぐわないブラックな要素を含んだ作品集ですねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、空が灰色だから、で充分この著者の作品の傾向は把握しましたから、こういった作品集が出版されてもおかしくはないのでしょう…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    表題作は切ないというか…悲しいというか…何とも言えない感情を味わいましたね! 「吃音」とかそういうのが…テーマなんでしょうかね? 緊張してしまうと自分が何をしゃべっているのか、自分でも分からなくなってしまう…みたいな感じをうまい具合に表現していると思いました!

    そんなわけで、読むとやや気持ちが落ち込む短編集ではあります

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    2018年03月16日
  • 月曜日の友達 2

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    まさかこんなに後味がいいとは思わなかった…!
    火木ちゃんのかわいさプライスレス。土森もかわいい。物理的にかわいい。

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    2018年03月02日
  • 空が灰色だから 5

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    好みはどうあれ、稀有な才能を持った漫画家さんだと思いましたねぇ…。10代女子のどうにもならない感情みたいのを描いているようですけれども、10代に限らず、20代…若い世代全般にウケそうな印象を持ちましたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ただまあ、あんまり好みではないというのは冒頭にも述べたところ…ここまで黒い感情を描いておいて作者は具合悪くなったりしないんだろうか…みたいなよからぬことまで考えてしまいました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    絵柄が可愛らしいだけ、描かれてあることは人間のいや~な部分だったりするから侮れませんね! それでもまあ、飽きずに最後まで読めたのは著者の才能のお

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    2018年02月16日
  • 月曜日の友達 1

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    水谷は中学生になりたての女の子
    親友の名前は土森、水谷よりも色々な面で大人な女の子。
    月野は中学生になったばかりの男の子、水谷と友達。ただし月曜日の夜限定。

    毎度強烈な個性を放つ阿部共実節とも言える世界観はなく
    中学生特有の若さと、そこから溢れ出すエネルギーの発散を求めて
    水谷は日々悩み、考え、心も体も大人になっていく。
    そういった思春期特有の脆さと強さを描いてるだけなのにも関わらず
    毎度の事ながらハイセンスな言葉選びを目にしているうちに
    ほんの少しだけ風変わりな青春の1ページを覗いているつもりが
    気付くとそこは阿部共実さんの世界。
    実に上手い描き方だわ。

    前述の通り、不思議系オムニバス漫

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    2017年11月13日
  • 月曜日の友達 1

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    ちーちゃんはちょっと足りない? ですっけ…あれも読み終わった後、何とも言えない感覚に襲われましたけれども、これも…人間の闇の部分?と言う表現が合っているのかどうだか分かりませんけれども、読み終わった後、何とも言えない感情を抱きました…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    作者は多分…女性じゃないかな? と思うんですけれどもねぇ…女性にしか表現できない…少女漫画のダークな部分と言えばいいのか…ともかく男性・女性で言ったら圧倒的に女性のが怖い生き物ですよね! ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、ちーちゃんよりかは個人的に取っつきやすかったような気がします…女同士のアレコレとかあんま

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    2017年10月14日
  • 月曜日の友達 1

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    火木ちゃんがわりといい子にしか思えないので仲良くなってあげてほしい。
    ううーこういう…ジェットコースター昇ってまーす!みたいな…この後悲しい歪みが訪れそうな不穏な予感だけがあるこういう感じ…!

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    2017年09月02日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    ネタバレ

    都会ではない普通の町に暮らす、中学2年生のちょっと足りないちーちゃんと普通のなっちゃん、斜に構える旭ちゃん他クラスのみんな、お姉ちゃんたちの日常を描く。

    前半は普通の毎日、そこから少し歪んで、それぞれに変化を生む。
    不安感がヒリヒリきて、ちょっと怖い、それがこの作品の味かもしれない。

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    2016年06月01日
  • 死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 2

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    アルティメット佐々木272
    8304
    7759
    叙述も描写も単線的でない、入り乱れ錯綜した漫画。
    実験小説としての純文学に近い。

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    2015年12月28日
  • ちーちゃんはちょっと足りない

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    読む前と読後の感情がこんなに忙しい作品があるのだろうか。なんとも暗い気持ちになる。後味はとても悪い。足りないものを数えたらきりがないけど、数えてしまうのが人間だと言われているようなきがする。なにも考えないことが幸せとも限らないし。どちらがしあわせだろう。

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    2015年12月07日
  • 空が灰色だから 5

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    ネタバレ

    別にどうだって いいことなんだよ
    いやまあ 別にどうだっていい ってこともないか
    別にどうだって いいことなんだと思う

    やっぱり別に どうだっていいこと では
    ないのかなあ

    トランシーバー効果だよ

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    2015年11月03日
  • 空が灰色だから 4

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    ネタバレ

    たくさんと思い出してしまう
    たくさんと考えてしまう
    たくさんと血管が詰まってしまう

    あっ…これこれ
    私もう… 死んでた

    あなたのことが 寿司だから!

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    2015年11月03日