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Posted by ブクログ
中学に上がった途端、小学校からの友達が「中学生」の顔になって、自分は自分のままの水谷は違和感を覚えている。月曜日が嫌い、と彼女は周囲の風景や空気感と共に、自分の月曜日嫌いを文学の様にモノローグで表現する。身体を動かす事が好きで、泳ぐのを止めてしまうと死んでしまうマグロの様に彼女は動き続けようとするが、奇抜な行為と周囲には面白がられるだけ。水谷の中には肉体表現としての落ち着きのなさとは相反して、文学的な表現力を抱き持っていると知っている友達は居ない。誰もが「解り易さ」でしか物事を理解しない。
色白で小柄な月野透と言う少年が同じクラスに居るのに気付く。月野はクラスで浮いている。彼の異質さは彼の中に在るものと関係しているのだろうが、彼は多くを語らない。水谷と月野は、水谷が「嫌い」になった月曜日の放課後の学校で相まみえる。月野は机とボールを並べて「超能力」の訓練をしている。水谷は月野を変な奴と言いながら、月曜日だけの友達になる。
秘密の友達。
私にも秘密の友達がいた。なんで秘密になってしまったんだろうと今でもふと思い出す事がある。小学生までは親友だったのに、中学に上がった途端、互いに互いの友達グループがあるので、学校で会っても殆ど話さないのに、ずっと文通をしていた。秘密にしている限り、特別な存在なんだと思いたかったのか、そんな事より、会えば話をして、放課後に一緒に帰ったり遊んだりすれば良かったと今でも思う。
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