安西徹雄のレビュー一覧

  • ヴェニスの商人

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    2007.09.20

    以下あとがきより
    >外面的な行動から人物の内面へという、作者の関心の移動という現象は、 〜中略〜 結果的に、作品全体を支えるヴィジョンの複眼化、立体視化を生み出しているという点である。つまり、すべてが主役の単一の視点によって統括されるのではなく、複数の人物がそれぞれに作者(ひいては観客)の共感を誘引し、それぞれ多様な視点を打ち出すことを通じて、作品全体が、複眼的なパースペクティブを構成するという結果がもたらされていることだ。

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    2009年10月28日
  • 十二夜

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    なんか解題の方が面白いなぁ、なんて思ったら不謹慎なんでしょな。

    タイトル『十二夜』の理由や、その背景、歴史、虚像が織り成す幻想、妄想の解釈なんてとても面白いのです。

    安西先生がおっしゃる通り、確かに笑いだけの喜劇じゃありません。どっか寂しさがあります。影があるというか。道化のフェステは最たるものです。

    ラストのフェステの歌が印象的。こんな寂しい歌で終わったら全然喜劇じゃないです。

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    2009年10月04日
  • ヴェニスの商人

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    肉片1ポンド」の話はよく知ってたけど、結婚の話がメインになってるとは知らんかったなぁ。

    3つの箱の話は別のものだと思ってた。
    それぞれの話を独立させても成り立つほど完成度が高いってことなのでしょうかね。

    それにしてもバサーニオはそもそもなんでそんなに金がないのかが気になる。

    ユダヤ人を悪人にする感覚がアジア人の自分にはイマイチつかめん。解題では単なる悪人にしていないところがシェイクスピアの深みらしい。なるほど。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    「もう終っちゃうんだ」というのが読後の最初の感想。
    これ以上話は続かないとは思うけど。

    いつの世も世論は恐いってことですかね。
    渡る世間は鬼ばかり。
    月並みな感想だけど、今の世の中も似たり寄ったりだなと。

    「お前もか、ブルータス!」
    いいね。大声で言ってみたいね。

    解題もいいすね。どういう時期に、どういう背景があってこの戯曲が書かれたのかがよく分かりますね。

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    2009年10月04日
  • リア王

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    授業の一環で読んだ。リア王がとにかくプライドが高く傲慢で、多分認知症なんだろうなと思う場面(すぐ癇癪を起こしたり、訳のわからない言葉を言い出したり)が多かったけど、それでいても自己中で救えないと思った。
    コーデリアは一見優しい女の子のように見えるけど、嘘をつけないからって愛を語らないのは何だか薄情に感じたし、そもそもの原因は彼女にあるように感じた笑
    また、事あるごとにリアやエドマンドなど、登場人物が星や女神、ヘカテなど様々な物に祈っていたのが印象的。1600年?くらいに書かれたはずだけど、エドマンドが星座や占いについて批判的な意見を言っているのに驚いた。みんながみんな盲信的ではなかったのだな、

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    2026年03月19日
  • マクベス

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    ネタバレ

    シェイクスピアの話って登場人物多いんだな。結構生々しくて自分の好みではなかったけど、未必のマクベスを読んだ後だったので興味持って読めた。マクベスというタイトルなのに最後マクベスがあの状態で死を遂げるのがなんとも。

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    2025年08月15日
  • マクベス

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    「未必のマクベス」を読んで、
    そもそも本家のストーリーを
    知らなかったので入門してみた。

    魔女なんで3人いるの。

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    2025年06月26日
  • マクベス

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    クラシック過ぎるので、面白い面白くないとかの話じゃない気がします。戯曲なので、何か演劇や映像作品とセットで楽しむのが正解かもしれません。個人的には、黒澤明の「蜘蛛巣城」が素晴らしいローカライズだと思いました。ぜひご一緒に。

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    2025年05月14日
  • ハムレット Q1

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    ネタバレ

    はじめて読んだ。
    短いのですぐに読み終えることができたが、はじめは主要な登場人物がみな死んでしまうので驚いた。
    四大悲劇とされている理由がわからず、読み返してみたところ、登場人物それぞれにとっての悲劇が感じられた。
    中でもレアティーズが最期に「友として、死にたい」と言っていたことが、私の見方をひっくり返す場面となり印象に残った。

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    2024年05月21日
  • マクベス

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    巻末の橋爪功の文がとても良い。
    『マクベス』ではなく訳者の安西徹雄について、愛情いっぱいに書かれている。

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    2024年02月06日
  • マクベス

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    魔女に唆されてスコットランド王を暗殺して王位を簒奪したマクベスの狂気と転落を戯曲化したシェークスピアの四大悲劇の一作。マクベスとともに魔女の預言を聞いたバンクォーも殺され、マクベスからいち早く離反した貴族のロスの妻子も殺され、そしてマクベスとともに暗殺に与したマクベス夫人も自ら命を絶つ。本来は勇猛な武人として、また王の一族として誉を受けるべきマクベスに襲いかかる悲劇が劇的に描かれている。

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    2022年11月24日
  • リア王

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    シェイクスピアの言わずとも知れた悲劇の名作。良いテンポとユーモアのある表現が心地良い。

    コアメッセージとしては「権力は持ち続けろ」「だれかに依存する状況は絶対に避けろ」というところか。
    リア王は物分かりの良い風を装って、気前よく娘たちに自らの権力を分け与えた。自分と自分の兵隊を養う財産も放棄して、娘に交代で面倒を見てもらう悠々自適な老後を夢見たのだ。しかし娘たちは養い続けなければならない父親に嫌気が差して、彼を追い出してしまう。リア王は裏切られたショックに発狂し、廃人となってしまう。
    あらすじとして悲劇だが、トリガーは王の愚かさにある。例え自分が王であり、頼るのが例え実の娘でも、ずっと依存し

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    2022年04月13日
  • マクベス

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    人の言葉を真に受けて行動することは時に自分を苦しめることになるから、分別を持って行動していこうと思いました。

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    2021年05月17日
  • ハムレット Q1

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    Q1バージョンでさらっと読める。王である父を失い悲しみに暮れていたハムレットは、まもなくして結婚した叔父と母を不審に思っていた。そこで毎晩現れるようになった父の亡霊から衝撃の事実を聞く。
    劇中劇という手法がとてもオシャレだと思う。悲劇とはいえハムレットと恋仲にあったオフィーリアの末路がかなり哀れ。

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    2021年02月27日
  • マクベス

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    劇の文章を初めて読んだが、スルスル読めた。
    予言を聞かなければ、悪い人にもならなかったのではと思わざるを得ない。
    ただマクベスが悪人になるとは、知らなかったからビックリ。

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    2020年07月23日
  • ハムレット Q1

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    戯曲
    かかった時間 60分くらいではなかろうか

    断片的にのみ知っていたハムレットを読む。みんなが知ってる「ハムレット」と違うのはわかっていたが、光文社古典新訳文庫、活字も訳も読みやすいから…

    とはいえ、おそらく他の版(Q2とかFとかいうらしい)に比べれば、シェイクスピアのシェイクスピアたるゆえんが感じられにくいとか、悪質な改作?だとか言われているらしいこの版について、「もの足りなさ」は、たしかにある。

    せっかく今回、上演に適したショートバージョンを読んだことだし、ぜひ他の版についても読んでみたいし、訳の違いも見てみたい。

    ところで、これ、主役、ホレイショじゃね?笑

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    2020年07月10日
  • マクベス

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     シェイクスピアの4大悲劇の一つ。ワケあって2年前に角川文庫と岩波文庫で読み、光文社文庫もその後買ったけど読んでいなかったので、今読んでみた。
     「きれいはきたない」の有名な台詞は「晴々しいなら禍々しい」と訳されていた。でも角川文庫のところで書いたけど、おれが見た演劇集団円というところのマクベスは「きれいはきたない」と言っていた気がする。というのも、調べてみると訳者の安西先生はこの演劇集団円の創設や演出に関わった、というから、何かあるんだろうか。
     そしてその演劇集団円の代表、橋爪功が(橋爪功はテレビでしか見たことなかった)この本の翻訳作業中に亡くなった著者に関する思い出、ということで文章を書

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    2020年05月29日
  • 十二夜

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    ネタバレ

    恋の大混乱、お祭り騒ぎ。

    嵐で双子の兄セバスチャンと離れ離れになったヴァイオラは、男装してセザーリオと名乗り、オーシーノに仕えることに。オーシーノはオリヴィアに熱を上げていて、オーシーノを想うヴァイオラは複雑。オーシーノの頼みでオリヴィアのところに行った男装ヴァイオラにオリヴィアが恋してしまったから、話は複雑に……。絡み合った恋の糸はどうなるのか。

    登場人物の名前がカタカナだと頭に入らない人は、多分、先に映像や舞台で見た方が飲み込みやすい。メインの登場人物を選ぶなら、ヴァイオラ(セザーリオ)、オーシーノ、オリヴィアでいいだろう。そこにセバスチャンを足す。引っ掻き回す役として、オリヴィアの叔

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    2020年05月03日
  • リア王

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    ◎感想
    「リア王」、シェイクスピアの4大悲劇の一つとして有名なこの話を一度読んでみたいと思っていた。一つにはシェイクスピアの作品、古典として有名だからという理由もあるが、もう一つには、この光文社新訳古典文庫というシリーズを創刊した編集者の本 を読んだからという理由もある。今ではこの光文社新訳古典文庫は200冊以上のシリーズとなっており、「リア王」はその創刊時の8冊のうちの一つだ。その本を読んだ時に、編集者の思い入れの強いものという印象があり、いつか読んでみたいなと思っていた。
    自分は古典を読むうえで一つ意識していることがあり、それはなぜ現代においてもそれを読むのか?という事だ。今に通じる何かが

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    2020年04月25日
  • ハムレット Q1

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    Q1は、「ハムレット」上演版ないし海賊版と称するらしい。有名な「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。」という台詞も、さらっと流れていった感じ。ただストーリーは分かりやすいかった。2019.6.8

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    2019年06月08日