安西徹雄のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
■目的
古典を読む。
■見たもの・感じたもの(テーマ)
ストーリーは喜劇。
暗にあるテーマは、「ユダヤ人迫害・人種差別の歴史」、「個人の尊厳・女性の地位向上」。
■感想
当時の人々は、どのような思いでこの劇を観たのでしょうね。
舞台で繰り広げられるドタバタ劇に、大衆は笑いを交え楽しんだだけなのでしょうか。それもまた皮肉なものですね。
こんな一節があります。
「(中略)「愚かなる大衆」の意味ではないのか?愚かしくも、ただ目に見える外見以上は知ろうともせず、内実をさぐろうともせぬのが大衆。」(P90)
観劇しながら高笑いをしている人に鏡をかざしている、そんなシェイクスピアの意図を感じました -
Posted by ブクログ
ローマ人の物語#13からの流れで読んだ。想像以上におもしろい(威光のある作品なだけにあたりまえかもしれないけど)。訳(やく)がいいのか分からないが、臨場感あふれる台詞まわしに場面が手に取るように見えて、アントニーの演説のシーンや、追討の合戦のシーンがとてもリアルに思えて、胸が震えた。
しかしながらあとがきを読むと、ブルータスの演者っぷりや、前半のシーザーの演説→病気で卒倒→回復後のExcuseが中盤のブルータスの演説→アントニーの演説とつながっているとか、色々と「ほぉ〜そうなんだ〜」と思えるところが多々あり、さすが歴史のある文学だなと思い、自分がまだまだの読者だなと再認識した。
これを機会にい -
Posted by ブクログ
■目的
古典を読む。 シェイクスピアの学び直し。
■見たもの・感じたもの(テーマ)
人々の認識する、それぞれの真実、この滑稽さ。
■感想
訳者は安西徹雄氏。
現代人に理解できる言葉で書かれています。とても読みやすいです。
シェイクスピアの作品には、軽いジャブのような「価値の逆転」があるところが好みです。この作品ではそれぞれの認識(真実)がどれほど曖昧なものか、というユーモア。自分だけの世界に囚われているのは滑稽だということですね。
ストーリーでは楽しませていても、その根底にあるテーマは非常にシリアス。最高です。
(余談)
近頃は古典新訳が出版されてきましたね。この傾向は、とてもありが -
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授業の一環で読んだ。リア王がとにかくプライドが高く傲慢で、多分認知症なんだろうなと思う場面(すぐ癇癪を起こしたり、訳のわからない言葉を言い出したり)が多かったけど、それでいても自己中で救えないと思った。
コーデリアは一見優しい女の子のように見えるけど、嘘をつけないからって愛を語らないのは何だか薄情に感じたし、そもそもの原因は彼女にあるように感じた笑
また、事あるごとにリアやエドマンドなど、登場人物が星や女神、ヘカテなど様々な物に祈っていたのが印象的。1600年?くらいに書かれたはずだけど、エドマンドが星座や占いについて批判的な意見を言っているのに驚いた。みんながみんな盲信的ではなかったのだな、 -
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シェイクスピアの言わずとも知れた悲劇の名作。良いテンポとユーモアのある表現が心地良い。
コアメッセージとしては「権力は持ち続けろ」「だれかに依存する状況は絶対に避けろ」というところか。
リア王は物分かりの良い風を装って、気前よく娘たちに自らの権力を分け与えた。自分と自分の兵隊を養う財産も放棄して、娘に交代で面倒を見てもらう悠々自適な老後を夢見たのだ。しかし娘たちは養い続けなければならない父親に嫌気が差して、彼を追い出してしまう。リア王は裏切られたショックに発狂し、廃人となってしまう。
あらすじとして悲劇だが、トリガーは王の愚かさにある。例え自分が王であり、頼るのが例え実の娘でも、ずっと依存し -
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戯曲
かかった時間 60分くらいではなかろうか
断片的にのみ知っていたハムレットを読む。みんなが知ってる「ハムレット」と違うのはわかっていたが、光文社古典新訳文庫、活字も訳も読みやすいから…
とはいえ、おそらく他の版(Q2とかFとかいうらしい)に比べれば、シェイクスピアのシェイクスピアたるゆえんが感じられにくいとか、悪質な改作?だとか言われているらしいこの版について、「もの足りなさ」は、たしかにある。
せっかく今回、上演に適したショートバージョンを読んだことだし、ぜひ他の版についても読んでみたいし、訳の違いも見てみたい。
ところで、これ、主役、ホレイショじゃね?笑