安西徹雄のレビュー一覧

  • リア王

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    沈黙は、金ではない。コーディリアは心優しいお姫様かもしれないが、それでも高慢だ。道化の秀逸な用いられ方は現代小説にはなく、興味深い。

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    2012年02月07日
  • マクベス

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    有名であるゆえに、引用等されることも少なくないマクベス。
    名作と呼ばれる理由がわかった気がしました。

    読んでいるうち、心惹かれる台詞がいくらでも出てくるので、読み終える頃には付箋でいっぱいになっていました。

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    2011年10月14日
  • ハムレット Q1

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    シェイクスピアによる改訂がおこなわれる過程の作と言われるQ1(クォート1)版。実はちゃんとハムレット読んだの初めてなんですがかなりカットしてるようで…。それでも物語のもっとも濃いエキスで満たされていました。オフィーリアがいとあはれ;;激しい勢いで狂気に陥ってしまいました…。ハムレットの想いはまったく伝わらなかったようで哀しい。信じていた故か…。4大悲劇にふさわしい、救いようのないラスト。女性が哀しすぎます。

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    2011年09月30日
  • ヴェニスの商人

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    友人のために悪徳金貸しから
    自分の肉1ポンドを担保にお金を借りた主人公。

    最後にキレイおさまる結末など
    1時間くらいで読めるのに濃密な内容。

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    2010年09月22日
  • 十二夜

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    これは面白かった!
    シェイクスピアの喜劇を数多く読んでるわたしでもベスト3には入れたいな。

    船が難破して、双子の兄と生き別れになったヴァイオラ。
    彼女は男装してシザーリオと名乗り、その土地の領主オーシーノ公爵に仕えることとなる。
    彼に小姓としてすっかり気に入られ、またヴァイオラも彼に恋心を抱くようになるが、その信頼ゆえにヴァイオラはオーシーノにあることを頼まれるようになってしまう。
    それはオーシーノの思い人、オリヴィアに恋心を伝えること。
    美しい令嬢オリヴィアはオーシーノを袖にするが、伝令に来た男装したヴァイオラを好きになってしまう。
    そこに執事マルヴォーリオも、オリヴィアは自分のことだと勘

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    2010年06月06日
  • ヴェニスの商人

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    これはすごいぜ。面白いぜ。
    名台詞も多く、ユダヤ人金貸しシャイロックはあまりに有名なこの作品。

    主人公は商人アントーニオなんだよね?多分・・。
    お姫様が求婚者に箱を選ばせたり、ちょっとかぐや姫的な展開もありつつ。
    とにかく主人公とその親友ふたりの友情が濃い。
    何かの論文読んだとき、アントーニオはバサーニオへの執着が、シャイロックは金への執着があまりに強すぎて主人公にはなれない、みたいなことが書かれていて、ああそういう分析もできるんだな、と思った次第です。
    これたぶんアントーニオとバサーニオのホモセクシュアル的な分析とかもいける作品だよね。
    ポーシャとの指輪をアントーニオのために渡してしまうと

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    読みやすかった。引き込まれた。やっぱりすごい!!!

    There is a tide in the affairs of men.

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    2009年10月04日
  • リア王

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    言うまでもなくシェークスピアの名作。
    王が突然引退を決め、その後継として、3人の娘に対し自分への愛情をテストする。
    しかし、王の期待はもろくも崩れ去り、気がふれてしまった王は全てを失い、絶望の中、森をさまよう。
    愛情と憎悪、忠誠と謀反、期待と絶望、栄華と零落。まさに悲劇。
    訳も、実際に話しているような言葉。話しかける相手も括弧書きで示されていて、読む一役となる。

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    2009年10月04日
  • ヴェニスの商人

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    面白い!ぜひとも舞台で見てみたいです。
    主人公いいやつすぎるよ、慕われてるし。
    そしてユダヤ人の強欲さぶりに乾杯w

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    2009年10月04日
  • リア王

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    衝撃のクライマックス!ってやつですか。
    読者は思いっきり放り出される感じですな。
    途方にくれます。

    面白かったっす。
    戯曲とか全然読んだことなかったから最初は抵抗があったけど、よかったよかった。

    それにしてもこの作品が関が原の戦いの時代に書かれたってのが信じられないぐらい新しい。
    それが訳者の力量なのか、それとも作品自体の力なのかは分かりませんが。

    解題も勉強になったし、よし、次もシェイクスピアでいきますか。

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    2009年10月04日
  • ジュリアス・シーザー

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    ブルータス、おまえもか あまりにも有名なセリフですねーー。シェイクスピアってあまりにも有名だから、タイトルや大まかな内容は知ってはいても、実際にじっくり腰を据えて読んだことってなかったんですが・・・。 おもしろいっ!!今更ながら、シェイクスピアの素晴らしさを痛感しました(笑) なんとも・・・読んでるだけで胸が締め付けられるというか、言葉では表現できない感情が胸に溢れてきますね。 あと、新訳ってところがいい。昔買ったシェイクスピアの本を読み返していたんですが、これは訳が古めなのもさることながら、字が・・・。字が細かく、行間狭く、字体も読みにくい。だから読むのに二の足を踏んでしまうんです。 でもこ

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    2009年10月04日
  • マクベス

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    現代版マクベスの映画をたまたま見たので、こちらを読んでみようと思った。ほぼはじめて戯曲を手にしたが、かなり想像力豊かに読まないと入っていけないんだなーと感じた。でも結構嫌いじゃない。役になりきって読んでみるのも。読みながら、色々な人の解説を検索して見るのも面白い。
    シェイクスピア4大悲劇、読めそうかな、読んでみようかな。

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    2025年09月08日
  • ハムレット Q1

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    短くていい
     いはば文学的といふよりも、ドラマティックにわかりやすく効果を上げてゐる。
     世の中に出まはってゐる「ハムレット」より短いこれは、諸説ありつつ原型ではないか、といふのが定説だ。これがQ1。それがQ1。
     王子ハムレットの復讐話だが、筋運びはさすがおもしろく、劇的だ。

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    2025年08月22日
  • ヴェニスの商人

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    まんがで読破シリーズで読んだ。
    あっちゃんのYouTubeより視聴。
    シャイロック可哀想よねえ、、、
    宗派でそんなに扱いが違うだなんて、あまり共感できないけど、大変やったんやろなあ、、
    その時代の話に興味が持てた。

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    2024年11月21日
  • ハムレット Q1

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    ちょうど吉田羊さん主演のハムレットQ1を観て、大変腑に落ちたので、戯曲も読んで見ました。
    ハムレットがようやく、理解し難い虚弱な輩じゃなくなりましたわ。

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    2024年06月22日
  • ヴェニスの商人

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    2023.10.30
    演劇の台本だった
    地の文がないのが新鮮だった
    ポーシャかっこいい
    初のシェイクスピア

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    2024年04月25日
  • ヴェニスの商人

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    ネタバレ

    産経新聞にイスラエルガザ地区紛争の解説記事で、キリスト教徒のユダヤ人に対する見方がよく現れている文学という事で紹介されていたのをきっかけに読んでみた。

    描かれているのは、高利貸しのユダヤ人、シャイロック。キリスト教徒から悪どい金貸しとして疎ましく邪険に扱われる毎日を送っていた。ベニスの実業家のアントニオは友人の旅の資金の借金の保証人となり、払えなかった際の担保として自分の肉1ポンド差し出す事を契約書に記載する。事業に失敗したアントニオは借金を払うことができなくなり、シャイロックは積年の恨みをここで晴らすべく、契約書の履行、すなわちアントニオの死を執拗に求める事となる。大公や元老も慈悲を求める

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    2024年01月06日
  • ジュリアス・シーザー

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    ネタバレ

    最近戯曲を数冊読んでますが、今現在でトップに面白かった。

    あらすじを読んでシーザーを暗殺するまでの話で暗殺をして終わりなのかな〜とおもっていたら暗殺後からのクライマックスで休む暇なくスラスラ読み終えた。
    この作品で1番恐ろしいのって群衆だなと…
    人の心ってコロコロ変わる……

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    2023年05月13日
  • 十二夜

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    初めてシェイクスピア読んだけどこんなにくだらなくて面白い悲喜劇だとは
    夏の夜の夢は昔舞台で見たことがあってあれも面白かったけど他の作品も読んでみたくなった
    でも解題読んだら頭の中がこんがらがったからあんまり深く考えずに単純に笑ってたい...でも最終幕の最後も最後、大団円の中でマルヴォリオみたいなやつがいるから余計に面白さが引き立つんだろうなってことは分かった

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    2022年10月21日
  • リア王

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    子ども向けに書かれたのを読んだきりだったが、こんなに壮絶な内容だったとは音読するのは憚られるセリフの数々…よくまぁ、これほど悪口雑言、罵詈讒謗の限りを尽くせたもんだ

    おおもとの物語はハッピーエンドらしい…なんで変えたんだろう

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    2021年09月20日