鈴ノ木ユウのレビュー一覧

  • コウノドリ(31)

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    ネタバレ

    大きく成長して、頼もしすぎるくらいになっていた下屋先生。あの間近で見てベイビー=鴻鳥先生と分からないのは重症。救命の部長は言い方がイチイチ嫌味なんだけど、時折見せる男らしい言動が胸に刺さります。下屋先生もスッキリと産科に帰れそう。冒頭のインスタしか頭にない母(妊婦)は本当に一回痛い思いをすればいいと思う・・・私もインスタ使うけれど、実際こういう人がいて本当に痛々しい(´-ω-`)次で完結。きっちり追いかけられて良かった。

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    2020年09月24日
  • コウノドリ(30)

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    ネタバレ

    新井先生がペルソナへ復帰。工藤先生と意見を戦わせながらも新しいNICUへの道を作り始めて、とても清々しいです。家庭で医療ケアをすることの難しさ、厳しさを深く掘り下げた巻。今橋先生の努力が地味ながらも実って良かった。院長は体面とお金にはしりすぎ。デキる人なのは過去の話で知っているけれど、今回は微妙でした笑 白川先生はNICUへ戻り、下屋先生も産科に戻る様子。シノリンはー??と思ったら表紙に素敵な笑顔で登場してました。

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    2020年09月24日
  • コウノドリ(29)

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    ネタバレ

    向井さんにスポットが当たった巻。できるならばお世話にならない方がいいけれど、お世話になればきっと忘れられない存在になるんだろうな、ケースワーカーって。向井さんのふんわりした温かさが光っていました。コノハちゃんを手にかけてしまった森元さんが痛々しい。夫や義母の不甲斐なさ、当事者意識の無さに本を投げてしまいそうになったくらい。白井先生がずいぶんと雰囲気変えて登場して、次巻はにぎやかになりそうです。

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    2020年09月24日
  • コウノドリ(11)

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    ネタバレ

    命が誕生することの、奇跡。11巻の、四宮先生、かっこよかった。積みっぱなしだったコウノドリ。妊娠中に読もうと思ってたけどアレコレのリアルな描写にちょっと自分の体調の不安も重なって読むの遠ざけてたけど、あらためて出産を経て読んでみて、響きまくっているのです。続きもまた読もうっ。

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    2020年08月29日
  • コウノドリ(28)

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    ネタバレ

    シノリンが登場して、お話そのものはヘビーなんだけでテンションが上がりました。まさか院長と仲良しだとは。自分への供養じゃないけど・・・気が済むまでやりたい気持ちは良く分かります。悪徳弁護士じゃなくて良かった。赤西先生とサオリさんの話がとても良かったです。「くせに」は良くないけど、確かに言い合える関係は貴重だと思う。間もなく完結するようで・・・ちょこちょこ追いかけていきたいです。

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    2020年08月25日
  • コウノドリ(27)

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    ネタバレ

    ずっとコウノドリを読んできているので、ペルソナの産科に悪質な非が無いのは分かっているんだけど、患者さんからすればそうはいかない。赤西先生はとても優しい人のように描かれているけれど、私はそう感じない事が多々あって。言葉は多いけれど、そこにどれだけの心があるのかな、と思う事もあったので、これを機にきっとシノリンの抜けた穴を埋める存在になってほしいなぁ、と。医師として。キャラとしては無理だけど。後半はより深刻な事態に。ただ思うのは、ちょっと経験した程度で、知った顔で中途半端な意見いうのはやめた方がいいなぁ。

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    2020年08月25日
  • コウノドリ(27)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第27巻。
    モーニング本誌での連載は2020年5月で終了しました。コミックスもこのレビューを書いている時点で31巻まで既刊で、最終32巻は来月9月に発売予定だそうです。
    残念ですが、8年近い歴史を積み重ねて、キリをつけるのにはいい時期だったかもしれません。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    これまでも多くのキャラクターが成長の末、自らの未来を拓くべくペルソナを去って行きましたが、第22巻でとうとう四宮先生までが実家の病院に帰ってしまいました。爾来、自分は四宮ロスに悩まされています。

    この巻は1冊丸々「医療安全管理 前編」が掲載されています。

    冒頭で「大野病院事件」を例に挙げて医療、特に周産期医療を巡る医療訴訟の原状が話題にされます。
    そして、訴訟リスクをあまり自分事とは考えていなかったゴロー先生が、クレームに巻き込まれたところに医療安全管理者の磯野エイキチという新しい医療職と新キャラクターが登場。舞台が整って、いよいよサクラ先生がこれまでにないトラブルに巻き込まれます…。

    切迫早産で入院していた小野田さんは、無事35週になっていったん退院します。てんかん合併妊娠というリスクはあるものの、本人がきちんと服薬管理できており、ストレスの少ない自宅で陣痛を待つはずでした。
    しかし退院して2日後、小野田さんが心肺停止の状態で病院に搬送されます。

    サクラ先生にはもちろんミスはありません。
    加瀬先生が「突然人が死んじまうなんて…ちゃんとした理由があると思ってんだろうな…人間の体なんて全部わかる訳ないのにな…医者なら原因がわかるはずだって思い込んでんだろ…」って語るとおり、今の医療でも人間の体についてわかっていないことは多く、医者が何とかできることは限られている、というのが客観的な事実でしょう。
    だけど、さっきまで元気だった人、それももうすぐ母になろうとしていたその人が、突然亡くなって原因がわからない、という事実を小野田さんの旦那さん、シンイチさんは受け入れることができません…。
    (そんなシンイチさんを責めることなんて誰にもできないでしょう)

    そして、病院のミスを示唆する外野の声が方向を決めてしまいました。
    「地獄への道は善意で舗装されている」。大野病院事件の後、「産科をなくした施設も増えたし…産科医をやめる医師も少なくなかった」のと同じ方向に事態は転がり始めます。
    突然死が受け入れられず悲嘆に暮れていたシンイチさんの視線が、サクラ先生を向いてしまいました。
    その視線を向けられたサクラ先生もまた、自らに手落ちがないことを誰よりも知りつつ、シンイチさんの視線を受け止めきれません。

    誰かが悪いわけではないのに地獄へ向かって走り出した2人を止めるにはどうしたらよいのでしょうか…。

    せっかくの新キャラ、磯野エイキチさんはカリカリ梅食べてウロウロしてるだけで、今のところ事態の解決に役に立って無さそうなのが気掛かりです。
    余談になりますが、磯野エイキチさんは元看護師です。これまでこの漫画に助産師さんは沢山登場しましたが、看護師さんは初めてかもです。

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    2020年08月12日
  • コウノドリ(26)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第26巻。
    ドラマは2シリーズ製作されました。新型コロナウィルス感染症拡大防止のため他のドラマの撮影が延期になった穴埋めに、今年4月から5月にかけて「コウノドリ傑作選」として4話が再放送されていたので、放映当時は見なかったけど、再放送で見たよ、って方も多いかもしれません。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    第22巻で四宮先生が実家の病院に帰ってしまい、それ以来自分は四宮ロスに悩まされています。

    この巻には「里帰り出産」、「子宮頸管無力症」、「胎盤」、「骨粗しょう症」が掲載されています。

    以下、各エピソードに一言ずつ。

    「里帰り出産」
    待ってました!久々の四宮先生回です。
    お父さんが背負っているものを見て、N県のお父さんと同じ病院に転じた四宮先生の様子が描かれます。
    直接間接の知り合いも多い地元でも四宮先生のペースは変わっていない様子で、「やたらと無愛想ですごく感じが悪い」「感じの悪い先生」で通っています。サクラ先生の紹介状を携えて里帰り出産に帰ってきた妊婦さんも、「ご両親に甘えてなまけないようにしてください」「お母さんに甘えすぎないで体を動かすようにしてください」とバッサリ。
    でも、分娩の後は「赤ちゃんの世話以外する必要はない」「実家にいる間はたくさんご両親に甘えてたくさん食べて体力を回復させてください」「それが里帰り出産の一番のメリットですから」と、とにかくお母さんと赤ちゃんを救うためには言わなければいけないことはきっちり言う、でも根は優しいというキャラは健在です。
    正直サクラ先生以上にキャラが立っていて、どうしてペルソナを辞めさせちゃったのかなって、まだ思ってます。

    「子宮頸管無力症」
    「子宮頸管無力症」とその治療法である「頸管縫縮術」が紹介される一方、お母さんが突然入院して3歳のシン君とお父さんの2人がお母さん抜きで生活することになった様子が描かれます。
    同じように小さな子どもの親をやっている自分の目から見てもシン君の様子は本当に「あるある」山盛りです。買ってもらったストライダーにすぐ乗りたくて夜の公園に出かけ、着替えがないのに池に入り、「一緒にがんばろう」の声掛けに「がんばれない!」、牛丼屋に入ればでは食べ終わるまで1時間30分、 いつまでも着替え終わらず下半身丸出しでその辺走り回って、そして急な発熱にも保険証やお薬手帳、そして小児科で聞かれても子どもの体重を答えられないお父さん…数々のエピソードは「ウチいつ取材されたっけ?」って思う程です。鈴ノ木ユウ先生、コウノドリの次は育児漫画を描いてみたらいいんじゃね?って思ってしまいます。
    ちなみに、10巻「長期入院」にもやはりお母さんが入院した後のお父さんと子供たちのサバイバルのお話が載っています。続けて読んでみると一層面白いかもです。

    「胎盤」
    胎盤にまつわるあれこれ。
    胎盤を見てみたかったり、お礼を言ってみたり、食べてみたかったり、そんな呑気なお母さんの松本さんが、一ヵ月健診直前に大量出血。
    救急で対応したのは「産婦人科も診られる救命医」下屋先生でした。
    とっても成長して頼り甲斐のある下屋先生を見ることができます。そろそろ産科に戻ってきませんか?

    「骨粗しょう症」
    妊娠出産と骨粗しょう症の関係の啓発回。
    それにしても小松さんとジョージ山本のカップルはよくデート中にペルソナの患者さんが倒れているのに遭遇することw。
    この2人、どうなるんでしょうね。ちゃんと幸せになってくれますように。

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    2020年08月10日
  • コウノドリ(1)

    購入済み

    いろんなことが

    改めて出産の重みをしらされる作品でした。皆が皆が100%無事な出産をするわけではない。なかには、望まれて生まれてくる子供でない場合もあり、考えさせられました。先生の励み、家族の励まし、一言で励みになります。

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    2020年07月01日
  • コウノドリ(24)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第24巻。新型コロナウィルス感染症拡大防止のためドラマの撮影が延期になった穴埋めに「コウノドリ傑作選」として何話か再放送されたばかりです。初めて見たという人もいるかもですね。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    第22巻で四宮先生が退場してしまって、自分はここのところ四宮ロスです。

    この巻には「難聴」、「養子縁組」が掲載されています。

    以下、各エピソードに一言ずつ。

    「難聴」
    妊娠中に起こりやすい「耳管開放症」と、同様に耳の聞こえが悪くなる「突発性難聴」についての啓発回です。

    このうち突発性難聴は妊娠と関係なく身近で聞くことが多い(少なくとも自分にとっては)疾病です。知り合いで発症した人が二人いて、うち一人は病院に行ったその場で入院が決定、高圧酸素で治療し回復しました。もう一人はちょうど連休にかかって治療開始が遅れたため回復しませんでした。

    Twitterで
    「突発性難聴になったら、全てのものを投げ捨てて、病院です。発病後、48時間が勝負です。ステロイドの点滴か、高酸素のカプセルに入ります。

    入院できるなら入院です。

    いいですか?
    全てを投げ捨ててです。
    後から治療は出来ません」
    なんて流れてきましたが本当にそのとおり。軽く見ないほうがいいと思います。


    「養子縁組」
    帯に「これは2つの家族の親になる物語。」とあります。中絶できる週数を過ぎて妊娠が判明した中学生と不妊治療に疲れた夫婦。赤ちゃんをめぐって両方の視点から描かれる話です。

    中学生の妊娠は、2巻の「未成年妊娠」でも取り上げられていますが、今回のリカさんは、相手はツイッターで知り合った誰かで特定できないという、より悪い状況です。
    母子家庭で母親は夜勤も多く、自分が一生懸命夜勤している間に誰とも知らない相手と作った子供は「気持ち悪い」と突き放すなど、とても育てられる見込みはありません。

    一方の坂上さん夫婦は11回目の人工授精が流産に終わり、不妊治療からの撤退と特別養子縁組を決心します。
    不妊治療自体はコウノドリでは扱わないようですが、そのしんどさを書いたものはいろいろなところで目にします。コウノドリで敢えて取り上げなくても、毎日のようにネット上でそんな話を見かけます。

    寂しさを紛らわせるだけのつもりが望まぬ妊娠につながった中学生がいる一方、坂上さん夫妻のように、努力して幸せな家庭を築き、堅実な職を得て、高額な治療費を使って不妊治療をしているにもかかわらず妊娠できない人もいることに(自分は年齢が近い坂上さん夫妻に感情移入していたこともあって)割り切れない思いがぬぐえません。
    「特別養子縁組制度は子どもが幸せになるための制度」というのはそのとおりでしょうけれど、望んでも子どもが授かれなかった人たちの幸せが二の次になることがありませんように。どうか坂上さん夫妻の子育てが幸せでありますように。


    余談です。
    夫婦間の連絡でよくスマホの画面が出てきますが、配偶者をどんな名前で登録しているか、最近ちょっと気になってきました。
    坂上マホさんはご主人を「夫」で登録しています。正統派。気が付いたら拾っていこうと思います。

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    2020年06月02日
  • コウノドリ(21)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第21巻。帯は20巻同様「“奇跡"の医療TVドラマが帰ってきた―。絶賛放送中!!」です。ちょうどドラマ2期が放映されていた最中に出版されたようです。
    そのドラマですが、先日、「コウノドリ傑作選」再放送ってニュースがありました。新型コロナウィルス感染症の拡大で放映予定のドラマの撮影が延期されたことによる影響だそうです。
    思い起こせば震災の時「魔法少女まどか☆マギカ」の最終回の放映が延期されてたなあ…なんて遠い目になってしまいます。震災直後は「ソロモンの犬」とか「狼と香辛料VIISide Colors」なんかを読んでいたようですが、その後「朽ちていった命:被曝治療83日間の記録」が本棚に並びました。10年経って今度は緊急事態宣言下で好きだったドラマの再放送を見る日々です。

    どうか早く平穏な日常が戻ってきますように。

    不安と混乱に直面しているすべての人に、支援の手が差し伸べられますように。

    この巻には「子宮内膜症」「羊水」「夫の自覚」「災害医療<前編>」が収録されています。
    以下各エピソードに一言ずつ。

    「子宮内膜症」
    下屋先生、大丈夫、今はこの病院の美人救急救命医が下屋先生ですから!でも、倉崎先生に女四宮はひどいw
    倉崎先生・下屋先生・小松さん・サオリさんの女子会の形での子宮内膜症啓発回。生理の回数が戦前の約10倍近いんだそうで、なるほどなあと思いました。
    ジャンゴ~…Jungleですかw

    「羊水」
    羊水についての啓発回。多くても少なくてもダメなんですね。
    破水したときに羊水を避けるのが下手なゴロー先生。サクラ先生や四宮先生も、駆け出しのころはまともに浴びていたのでしょうか。
    うっかりピアノを触ってしまったサクラ先生に「オレと一緒にベイビーのコピーやりましょうよ!」って言っちゃうゴロー先生、相変わらず半人前枠なのお気の毒です…

    「夫の自覚」
    何度となく繰り返される「妊娠して否応なしに母にならざるを得ない妻」と「いつまでたっても自覚のない夫」のすれ違いのお話。コウノドリでも「VBAC」だとか、「性感染症」「淋病」だとか、夫の自覚がない話は頻出です。コウノドリではどのエピソードも最後に夫が反省して元の鞘に収まっていますが、リアルではそうならないケースも結構あるんだろうと思います。
    こればかりは他人事みたいなことを書けてよかったと心底思います。

    「災害医療<前編>」
    加瀬先生大活躍回、であると同時に、大きな転機が近づいてくる回です。「N県N市で最大震度7の地震が起こりました」というニュースに心配そうに見入る四宮先生、そして「N県のN市は四宮の実家で父親のいる病院もあるのです」というサクラ先生の言葉が今後の展開の伏線(あまり伏せてないけど)なのですが…

    災害派遣医療チーム「DMAT」の活動に光を当ててくれる貴重なエピソードです。被災地での仕事は危険な場所での救命活動のような活劇でなく、情報の整理入力のような地味だが重要な業務から始まること、避難所の運営などとても興味深い内容に続き、「コウノドリ」だけに「災害時小児周産期リエゾン活動」についても触れられています。
    そう言えばクルーズ船の「ダイヤモンド・プリンセス」にDMATが派遣されたってニュースもありました。大変さに頭が下がります。

    そして、やっぱり医療ドラマである以上、ドラマチックなストーリーも、と思ったかどうか、倒壊した家屋の下敷きになった被災者の救命活動で大活躍する加瀬先生の雄姿を見ることができました。これまで度々活躍ぶりが描かれてきた加瀬先生(かつて最大の見せ場は「呼ばれてないけどジャジャジャジャーン」でした!―そう言えば、ハクション大魔王2020ってアニメが始まりましたww)ですが、今回もまた熱くかつ沈着冷静なところを存分に見せてくれました。堪能させていただきました。

    あと、途中の見開き扉絵が帯のドラマ出演者の写真と同じメンバー、同じ構図で最高です!

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    2020年05月22日
  • コウノドリ(8)

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    ネタバレ

    出産前に読んで、今、隣の小さな我が子を見守りながらまた読んだ。想像と、懐古。共感して、また、励まされた。

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    2020年05月02日
  • サクラ先生が教える! コウノドリ 妊娠・出産 Q&Aブック

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    妊活から出産まで使える本!割と皆が疑問に思うことに対して親身になって答えてくれている感がある。分かりやすいし読みやすい本なので子どものことを考え始めた夫婦にお勧めしたいです。

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    2020年04月30日
  • コウノドリ(30)

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    面白かったー。コウノドリ、ドラマの傑作選楽しみ。カバーの返しの温泉♨️ぽい2人、めっちゃ好き。裏表紙も好き。おまけ漫画よかった。

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    2020年04月05日
  • コウノドリ(19)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第19巻。帯は
    【"奇跡"の医療TVドラマが帰ってくる――。2017年10月13日スタート】の文字。放映日が決まったんですね。ドラマ2期も楽しめました。「豪華出演者続投!!」なのもいいですね。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    小松さんの同期で山下ジョージとの出会いのきっかけを作った助産師の武田さんがここしばらくは準レギュラーっぽい感じでよく出てくるようになりました。

    この巻には「NICU part2」、「羊水塞栓症」が掲載されています。

    以下、各エピソードに一言ずつ。

    「NICU part2」

    下屋先生の同期、常に自信満々の新生児科医白川先生が先に進もうとするお話。

    赤ちゃんが新生児仮死で生まれてしまった初産婦の風間さんと26週で生まれてしまった井出さんは同じ病室、NICUでも一緒。
    風間さんの赤ちゃんの主治医となった白川先生は新生児遷延性肺高血圧症と診断し、治療を開始しますが、症状は一向に好転しません。

    白川先生の性格ってきっと野球のピッチャーなんかに向いていそうです。誰にも頼れない孤独な状態で決断していかなければならないポジションに就いて、ハマるとものすごい力を発揮しそうですが、逆にチームプレイには過剰な自信が邪魔になるのかもしれません。一種の才能と言ってもいいその自信が過信に変わってしまったために、白川先生はスタッフの「何かが変」の指摘を無視してしまいました。
    フォローに入った今橋先生から、誤診ではないが、スタッフの懸念を蔑ろにしたことはミスである、と冷静に指摘され、大学病院に向かう救急車では風間さんと同乗し、大学病院のスタッフから軽んじられた白川先生、その鼻っ柱はポッキリと折られてしまっています。
    かつてバーンアウトで新生児科を去った新井先生と偶然出会って同じような経験をしたことを聞き、さらに助けた後、退院した後の赤ちゃんについて聞いたことで、上を目指すのではなく、先を目指す、と心に決めるのでした。

    その心に決めた思いを、他でもない下屋先生に向かって語るのがいいですねえ。下屋先生は成長を口にして救急救命に転科し、実際その成長ぶりは加瀬先生に認められています。その下屋先生に上ではなく、先を目指すと言える時点で、白川先生はもうずいぶん成長してますよね。

    新井先生が抜け、下屋先生が抜け、これでまた白川先生が抜けました。一方で、ゴロー先生が戦力になり、強烈な倉崎先生が加わり、工藤先生が加わりました。新井先生は退場以来久しぶりの登場です。キャラクター一人ひとりの事情と成長(挫折もですね)を丁寧に描いていて、白川先生の後任とか、お父さんお母さん側のキャラの再登場とかないのかな、って楽しみです。

    「羊水塞栓症」
    小松さんと同期の武田さん。お互い励まし合いながら揃って助産婦になった仲で、披露宴で山下ジョージのピアノ演奏を頼んだことが小松さんと彼の出会いのきっかけになるほど、まあ言ってみれば腐れ縁。
    その武田さんがなんと自然妊娠、互いの赤ちゃんを取り上げるという約束を果たしにペルソナで出産することになりました。

    武田さんの帝王切開の最中、羊水塞栓症でコードブルーを発令するほどの事態に、武田さんのそばにいるためだけに手術室に駆け戻る小松さん、そして「私はちゃんとそばにいるぞ!」の叫びの直後の心拍再開。医療モノのいいところがたくさん詰まったアツい展開でした。

    どうせだったら小松さんの妊娠出産も見てみたいなあ。山下ジョージさんに頑張ってもらわないと…。

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    2020年03月21日
  • コウノドリ(18)

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    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第18巻。帯に【2017年10月、ドラマ新シリーズ放送決定‼】の文字が躍っています。ドラマもいい出来でした。原作、映像化作品、どちらから見てもどちらも楽しめる、幸せな作品だと思います。


    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    ゴロー先生が離島での研修から帰り、サオリちゃんはモブキャラからいつの間にか出番も台詞も増え、苗字ももらいました。一人ひとり描き込まれるキャラクターに厚みが増しています。

    この巻には「不育症」、「1ヶ月健診」、「稽留流産」、「聴覚障がい」が掲載されています。

    以下、各エピソードに一言ずつ。

    「不育症」
    不妊治療はよく目にする機会がありますし、知り合いに受けていた人もいます。でも流産で悩まされる「不育症」について詳しく読んだのは初めてです。
    3回続けて流産した篠原さん夫妻は思い悩んだ末に不育症の検査を藁をも摑む気持ちで受けてみました。でも、そもそも不育症の検査自体「これが原因だとはっきり断定できることは少ない」なか、やはり原因が見つかりませんでした。落ち込む篠原さん夫妻に対するサクラ先生の声掛けが光ります。
    「不育症の治療をした女性が出産できる確率は80%」「原因がわからず治療をしなかった女性が出産できる確率は80%」。原因が見つからなかったということは正常だということ、これまで3回流産が続いたのは20%*20%*20%=0.8%で確率的にはまれによくあること、だから次の妊娠では、やっぱり80%で出産でき、20%で流産する恐れがあること、そんな事実をゴロー先生のように客観的だけれど無味乾燥な確率論ではなく、「正常なんだから不育症の治療をした人と同じ確率で出産できます」と、患者さんの気持ちに配慮して伝えられるサクラ先生の人柄が光ります。
    あと、「ヘパリンの在宅自己注射は平成24年に妊娠中の血栓症予防として保険適応になっている」ことをしっかり把握している四宮先生の相変わらずのツンデレっぷりがお見事。

    「1ヶ月健診」
    新生児科工藤先生vs.小松・山内サオリチーム。

    1ヵ月健診、遥か昔の思い出となってしまいました…。
    初めての赤ちゃん、初めての育児って「死なないように」ばかり考えていました。病院でいろいろと習いましたしばあちゃんのサポートもありましたが、なんとか死なずに1ヵ月過ごしてくれて、1ヵ月健診で元気です、順調ですと言ってもらえた時は本当にホッとした記憶があります。

    ですから、小松さんの啖呵「うちらは不安なお母さんの気持ちに寄り添っているんだ」ってのはそのとおりです。
    …ただ、実際の助産師さんはピンキリでしたけどね。

    あと小松さんの同僚、助産師の「サオリちゃん」、モブからレギュラーキャラに本格的に昇格です。途中からそんな感じはありましたが、私生活の一場面が描かれてはっきりしました。そう言えば苗字は「山内」でしたっけ。
    こういうことがあると、作品世界にキャラクターが息づいているんだなあと実感します。

    「稽留流産」
    妊娠を周囲に報告するのも、母子手帳をもらうのも、安定期に入ってから、なんて耳にすることがあります。
    これは、安定期に入る前に母子手帳をもらいに行って、その後に流産しちゃった早川さんの話。
    気持ちは痛いほどわかりますが、お父さんヒデちゃんのセリフが胸に響きました。
    母子手帳があれば「いつでも思い出してあげられるじゃんか おれたちの赤ちゃん……」。

    「もしものせかい」に行っちゃった人って、「いつものせかい」にいる自分たちにとっては思い出すことしかできなくて。
    手元に「もしものせかい」を覗ける窓が残っててよかったねえって、そう思えました。

    「聴覚障がい」
    ろう者の出産を扱った話。
    きっと取材の賜物なのでしょう。聴覚障がいを持つ早見さんの妊娠出産の不安に「産声を聞かせてあげたい」という形で向き合うサクラ先生の気持ちが嬉しい話です。

    自分にとっては、手話で「お前使えねえ」が飛び交ってる早見夫妻の、聴覚障害なんて何の壁にもなっていないコミュニケーションに、何て言ったらいいのか、微笑ましさというか、逞しさというか、手話を使っている生活の普通さというか、そんなことを感じてとてもうれしくなりました。

    ペルソナのメンバーも、そういうの苦手そうな四宮先生が照れて目を合わせられないのがかわいいですし、加瀬先生は救命に必要なものだけではあっても手話を身に付けいるのがプロの凄みを感じるし、サクラ先生が手話をちょっとだけ練習して使えるようになるラストも含めて、いい漫画だよなあと感じます。

    そう言えば、宮部みゆきの「龍は眠る」に、聴覚障害の恋人が相手の背中に指で字を書いてコミュニケーションをとる場面があって印象的でした。もひとつそう言えば積みっぱなしの「聲の形」もちゃんと読まなきゃ…。ついでに、自由になる時間がもっともっと増えたら、手話を習いに行きたいなあ…。

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    2020年03月14日
  • コウノドリ(2)

    購入済み

    好き

    出産することの喜び、辛さ、様々な感情がとてもリアルに描かれてます
    是非若い世代に、特に高校生に読んで欲しいです

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    2020年03月05日
  • コウノドリ(1)

    購入済み

    リアル

    ドラマを見たことがありますが、原作は原作で見応えがありとても良かったです
    妊娠することの凄さが漫画からひしひしと伝わってきます

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    2020年03月05日
  • コウノドリ(17)

    Posted by ブクログ

    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第17巻。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
    これまでもキャラクター一人ひとりを丁寧に掘り下げてきましたが、この巻に至って、とうとう一冊丸ごと「離島医療」としてゴロー先生回となりました。

    医療のなかでも特に周産期医療の現場は、数件の訴訟をきっかけに産科医不足や周産期医療の崩壊なんて話を聞くようになりました。そもそも「コウノドリ」でも、未受信妊婦に院内に緊張が走るところから物語が始まっています。そんな中、まだ研修医のゴロー先生は1か月間離島の病院に研修に行きます。

    離島での医療は、緊急時の咄嗟の判断と平常時の住民との交流を通じた信頼関係の構築といったテーマで物語を作りやすいことは自分のような素人でも想像がつきますし、例えば「Dr.コトー診療所」のような作品も既にあります。そんな中でこの巻は綿密な取材に基づき、離島での周産期医療の現状を浮き彫りにしています。
    作品内で明言はされていない(背景の書き込みに「隠岐」の文字が読めますし、後書きには記載があります)ものの、舞台は隠岐です。一般的な「離島」のイメージよりは相当大きな島ですが、それでも救急車で容易に近隣の総合病院にアクセスできるわけではありません。

    島内で出産ができる状況を維持するため、全体の4割にあたるリスクのない経産婦だけを「院内助産」として党内で受け入れ、それ以外は島外の総合病院で取り扱うこと、緊急時のヘリによる患者の搬送、常備している血液製剤がなく輸血ができないことなど、取材に基づく隠岐での現状を織り交ぜつつ、現地取材に対応した方々をモデルに登場人物を造形し、また9巻「研修医<後編>」での出会いという伏線を回収しており、「コウノドリ」の魅力の根っこはキャラクター一人ひとりのディテールにあることを感じます。まさに「神は細部に宿る」です。

    だけど、です。
    島のコトをよく知らない若造が生意気なことを言って一度は拒絶されるものの、日々な生活を通じて島民と心を通わせ信頼を育て、最後には受け入れられる、さらにはわずか1ヶ月で淡い恋すら経験するプロットって、何て言うか…普通です。コウノドリでなくても描けるじゃないですか。
    そこに共感のスパイスがかかっていないとツルッと読んで終わり、心のどこかに引っかかるフックが足りないように思えます。

    そんな中で、キャラクターの魅力だけで巻末までストーリーを引っ張ったゴロー先生は立派です。研修が終わったらちゃんとペルソナに戻ってきてくれるかな…?

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    2020年02月29日
  • コウノドリ(16)

    Posted by ブクログ

    テレビドラマ化もされた人気シリーズの第16巻。

    「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。

    ここまで各巻同じような書き出しでレビューを書いてきました。同じ舞台で、基本的に周産期医療に関して何か問題が発生し、ペルソナチームがそれを解決していくという同じパターンが繰り返されている作品なのですが、16巻に至ってもマンネリは感じられません。
    これは、まず元ネタである「問題」が豊富であることの成果でしょう。綿密な取材をしていることがうかがえます。
    さらに、問題解決を通してキャラクターの成長が描かれることで、ストーリーが一つひとつのエピソードを超えて紡がれており、これが読んでも読んでもまだ先が読みたくなる、この漫画の魅力の大きな核になっています。

    この巻でも、ある主要な登場人物が大きな成長の第一歩を踏み出す伏線が敷かれています。

    この巻には「VBAC」「胎動」「子宮筋腫」が収録されています。

    以下、各エピソードに一言ずつ。

    「VBAC」
    旦那さんが家事育児に全く協力的でない秋野さんは、二人目妊娠中。ワンオペで2人の育児をすることになりそうな現状から、産後の回復が帝王切開より早いという「VBAC(帝王切開後経膣分娩)」を、子宮破裂のリスクを承知の上で希望します。

    育児の話題で必ず登場する妊娠・出産・育児に無関心で非協力的でな旦那さんがまたまた登場します。そんな旦那さんの話を見聞きすると、出産の前に恋愛と結婚を経なければいけない配偶者獲得システムってリスキーで時間がかかって無駄だなあって思っちゃいます。面倒な段階をすっ飛ばして妊娠出産できれば少子化問題って解消しそうな気がしませんか?
    それにしても、家事育児はともかく、奥さんの話くらいちゃんと聞いてやれよ…。あと、特に乳児期は愛情とかは横に置いておいて、赤ちゃん死なせないように安全確実に作業を繰り返せる「プロチチ」の主人公直を見習えよ、って思ったりしました。

    結局、説明された「リスク」が目の前に具体的な形として表れて、初めて奥さんと子供の命が本当に失われるかもしれないことに狼狽えて帝王切開に切り替えるよう頼みこむその姿からは、まだこれから始まる育児に主体的に係わろうなんて覚悟は微塵も感じられません。秋野さんが悲しい思いをしないですむよう、祈るばかりです。

    あと、スタンスの違いからサクラ先生と四宮先生が対立するのはいつものパターン。四宮先生の、合理的で、妊婦さんや赤ちゃんを死なせないという筋を通しつつ、でも嫌味ったらしくなっちゃうんだけど、だけどやっぱり緊急帝王切開に備えて待機してるっていうツンデレっぷりが大好きです。こんな2人の信頼関係は、帝王切開に切り替えるとき、後ろを振り向きもせず「四宮先生……」「帝王切開だ」と呼びかけるサクラ先生と、やっぱりそこにいる四宮先生というシーンに描かれています。

    「胎動」
    一人のお母さんの出産を通して主治医の倉崎先生の肩の力が抜けるまでを描くエピソード。

    やんちゃな高山さんは特にリスクのない妊婦さん。
    最初の来院時は離婚後300日以内に出産した子供は前夫の子と推定されるという「300日規定」を心配し、胎児のしゃっくりを痙攣ではと心配してペルソナに駆け込み、胎動が少なくなったことも気にかけて再び駆け込みますが、問題のない普通の妊婦さんです。

    最初の胎動、しゃっくり、そして胎動が減ったこと、それぞれうちの出産でも覚えがあります。
    最初の胎動の感想は「ポコポコ」。しゃっくりは産院で教えてもらってはいましたが、こんなに頻繁なのかと驚きました。そして、胎動があまり感じられなくなったときは、夜中の2時に産院に駆け込んだものです。

    心配しすぎなのかな?と申し訳なさそうに聞く高山さんに「お家で不安でいられるよりは来てもらったほうが私も安心します」と寄り添う倉崎先生。復帰当初の頑なさはずいぶん薄らいだようですが、その後の高山さんとの会話で「父親は……いません」と口に出してしまいます。

    自分の子供を育てながら他人の子供が無事に生まれてくるよう仕事をしなければならない、シングルマザー産婦人科医の悩み。これまで倉崎先生回で繰り返し語られてきて、ようやく吹っ切れた様子です。

    お医者様ほど高度な専門性と高い責任感を要求される仕事をしているわけではありませんので、うちでは最後の最後は「会社で自分の代わりはいるけれど、親としての自分の代わりはいない」とお迎えに向かう日々。ほとんどのお母さんやお父さんはそうでしょう。小松さんみたいに代わりにお迎えに行ってくれるような親切な人がそうそう職場にいるわけではありません。

    だから、このエピソードは自分にとっては雲の上の話です。「他人に迷惑かけたっていいじゃないか」というサクラ先生の言葉は本当にそのとおりですし、お話としては面白く読めるのですが、サポートが充実し、上司や同僚にも恵まれているお医者様の身の回りのお話は、共感という切り口からは、どれ一つ当てはまらない自分にとっては単に羨ましいだけで、ほかのエピソードに一歩譲ることになってしまいます。

    「子宮筋腫」
    小松さん回。
    互いに関心はありながら、なんとなく億劫で進展しない小松さんと山下ジョージの仲を、お互いから相手への思いを聞いたサクラ先生が後押しします。

    もともとサクラ先生のピアノをよく聴いていた小松さんがイケメンピアニスト山下ジョージに惹かれるのはよくわかりますが、山下ジョージが小松さんに惹かれるのは…何ででしょうかねえ。
    自分とは違う世界の人間だから、ってだけで惹かれるわけでなし、お仕事中の小松さんを知っているわけでなし、もしかしてちびっ子好き?

    あと、ズラ被っただけでサクラ先生がベイビーだってわからなくなるもんなんでしょうかw

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    2020年02月12日