【感想・ネタバレ】コウノドリ(18)のレビュー

あらすじ

妊婦・篠原さんは過去2回、流産していた。今回3度目の妊娠をしたが、嬉しさと不安が入り混じる。鴻鳥たちも、篠原さん夫婦も、今度こそ、赤ちゃんの心拍が確認できるように祈るが――。

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出産は、奇跡である──。

出産には、保険がきかない。なぜなら、出産は病気ではないから。
しかし、絶対に安全な出産など、この世には存在しない。
産む側も産まれる側も常に命懸けで、2020年には全世界で20万人以上の妊婦が出産で命を落としている。

そんな“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描いた『コウノドリ』。
主人公のサクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら「生まれてきたすべての赤ちゃんに”おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医。その一方で、情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYの一面も持ち合わせた人物である。
そのミステリアスなサクラが、出産のリスクやアクシデントに直面しながらも、お母さんと赤ちゃんの命のために奮闘して、真剣に寄り添う姿に何度も心が揺さぶられる。

2015年、2017年のテレビドラマ化でも話題を呼んだ、奇跡の物語。
母から生まれたすべての人に、読んでいただきたい。

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感情タグBEST3

QM

購入済み

この巻は流産の話が2編収められているためか、最後の聴覚障害の方の出産のシーンでは泣いてしまった。
このマンガを読むと、つくづく、「無事」赤ちゃんが生まれることの有難さを感じる。
また、助産師さんのお話も間に挟まれていたけれど、産前・産後の母子の体調を気遣う助産師さんは本当に大変なお仕事だと思う。

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2025年12月09日

mac

ネタバレ 購入済み

授乳

・母乳は栄養面で優れている。お母さんからの免疫物質ももらえ、赤ちゃんの感染症やアレルギー予防につながる。
それにお母さんの身体にとっては、子宮の戻りが良くなる。ミルク代もかからない。
・ただ、母乳の出には個人差がある。赤ちゃんにも飲むのが上手な子も下手な子もいる。
赤ちゃん自身、練習が必要なので、すぐに母乳育児がうまくいく人もいれば、
数か月かけてやっと軌道に乗る人もいる。
・それにお母さんの希望も様々だ。母乳だけで育てたい人もいれば、
仕事復帰のためにミルクと母乳の混合で育てたい人もいる。
赤ちゃんの育ち方も、お母さんの育て方も人それぞれだ。
・まずはお母さんが育児を楽しむことが、赤ちゃんにとっての一番の栄養ではないだろうか。

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2017年6月23日発売。

TRACK50 不育症
TRACK51 1ヶ月検診
TRACK52 稽留流産(けいりゅうりゅうざん)
TRACK53 聴覚障がい

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2022年04月06日

Posted by ブクログ

毎度読むたびに自分のことと重ねちゃったりするなぁ。
今回は稽留流産。
もうたぶん旦那は忘れてるんだろうけど、自分には絶対忘れられないの、流産って。
作中では「忘れちゃいけない」ってあるけど忘れようとしても、忘れられないよね
どれだけ自分を責めたか(責め続けているか)。
自分の周りの人も8割の割合で流産してるからよくあることって、自分に言い聞かせようとしてもやっぱっり自分を責めてしまう。
心拍確認できなくてたまごちゃんで終わっても、何年たってもちゃんと私の子供の一人だよって再確認。
お産って本当に一人ひとりドラマがあって、ネタに尽きないよね。安産は安産なりに、難産は難産なりに。
ドラマをまたやるようで、そちらも今から楽しみ~♪

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2017年07月02日

Posted by ブクログ

テレビドラマ化もされた人気シリーズの第18巻。帯に【2017年10月、ドラマ新シリーズ放送決定‼】の文字が躍っています。ドラマもいい出来でした。原作、映像化作品、どちらから見てもどちらも楽しめる、幸せな作品だと思います。


「ペルソナ総合医療センター」の産科を中心に、妊娠出産、赤ちゃんとお母さんを巡る悲喜劇と、主人公サクラ先生を中心とした群像劇が、綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティと現場感を伴って語られます。
ゴロー先生が離島での研修から帰り、サオリちゃんはモブキャラからいつの間にか出番も台詞も増え、苗字ももらいました。一人ひとり描き込まれるキャラクターに厚みが増しています。

この巻には「不育症」、「1ヶ月健診」、「稽留流産」、「聴覚障がい」が掲載されています。

以下、各エピソードに一言ずつ。

「不育症」
不妊治療はよく目にする機会がありますし、知り合いに受けていた人もいます。でも流産で悩まされる「不育症」について詳しく読んだのは初めてです。
3回続けて流産した篠原さん夫妻は思い悩んだ末に不育症の検査を藁をも摑む気持ちで受けてみました。でも、そもそも不育症の検査自体「これが原因だとはっきり断定できることは少ない」なか、やはり原因が見つかりませんでした。落ち込む篠原さん夫妻に対するサクラ先生の声掛けが光ります。
「不育症の治療をした女性が出産できる確率は80%」「原因がわからず治療をしなかった女性が出産できる確率は80%」。原因が見つからなかったということは正常だということ、これまで3回流産が続いたのは20%*20%*20%=0.8%で確率的にはまれによくあること、だから次の妊娠では、やっぱり80%で出産でき、20%で流産する恐れがあること、そんな事実をゴロー先生のように客観的だけれど無味乾燥な確率論ではなく、「正常なんだから不育症の治療をした人と同じ確率で出産できます」と、患者さんの気持ちに配慮して伝えられるサクラ先生の人柄が光ります。
あと、「ヘパリンの在宅自己注射は平成24年に妊娠中の血栓症予防として保険適応になっている」ことをしっかり把握している四宮先生の相変わらずのツンデレっぷりがお見事。

「1ヶ月健診」
新生児科工藤先生vs.小松・山内サオリチーム。

1ヵ月健診、遥か昔の思い出となってしまいました…。
初めての赤ちゃん、初めての育児って「死なないように」ばかり考えていました。病院でいろいろと習いましたしばあちゃんのサポートもありましたが、なんとか死なずに1ヵ月過ごしてくれて、1ヵ月健診で元気です、順調ですと言ってもらえた時は本当にホッとした記憶があります。

ですから、小松さんの啖呵「うちらは不安なお母さんの気持ちに寄り添っているんだ」ってのはそのとおりです。
…ただ、実際の助産師さんはピンキリでしたけどね。

あと小松さんの同僚、助産師の「サオリちゃん」、モブからレギュラーキャラに本格的に昇格です。途中からそんな感じはありましたが、私生活の一場面が描かれてはっきりしました。そう言えば苗字は「山内」でしたっけ。
こういうことがあると、作品世界にキャラクターが息づいているんだなあと実感します。

「稽留流産」
妊娠を周囲に報告するのも、母子手帳をもらうのも、安定期に入ってから、なんて耳にすることがあります。
これは、安定期に入る前に母子手帳をもらいに行って、その後に流産しちゃった早川さんの話。
気持ちは痛いほどわかりますが、お父さんヒデちゃんのセリフが胸に響きました。
母子手帳があれば「いつでも思い出してあげられるじゃんか おれたちの赤ちゃん……」。

「もしものせかい」に行っちゃった人って、「いつものせかい」にいる自分たちにとっては思い出すことしかできなくて。
手元に「もしものせかい」を覗ける窓が残っててよかったねえって、そう思えました。

「聴覚障がい」
ろう者の出産を扱った話。
きっと取材の賜物なのでしょう。聴覚障がいを持つ早見さんの妊娠出産の不安に「産声を聞かせてあげたい」という形で向き合うサクラ先生の気持ちが嬉しい話です。

自分にとっては、手話で「お前使えねえ」が飛び交ってる早見夫妻の、聴覚障害なんて何の壁にもなっていないコミュニケーションに、何て言ったらいいのか、微笑ましさというか、逞しさというか、手話を使っている生活の普通さというか、そんなことを感じてとてもうれしくなりました。

ペルソナのメンバーも、そういうの苦手そうな四宮先生が照れて目を合わせられないのがかわいいですし、加瀬先生は救命に必要なものだけではあっても手話を身に付けいるのがプロの凄みを感じるし、サクラ先生が手話をちょっとだけ練習して使えるようになるラストも含めて、いい漫画だよなあと感じます。

そう言えば、宮部みゆきの「龍は眠る」に、聴覚障害の恋人が相手の背中に指で字を書いてコミュニケーションをとる場面があって印象的でした。もひとつそう言えば積みっぱなしの「聲の形」もちゃんと読まなきゃ…。ついでに、自由になる時間がもっともっと増えたら、手話を習いに行きたいなあ…。

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2020年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この作品は産後のママたちの不安な気持ちや、試行錯誤しながらの子育ての様子まで本当に良く描けていると思う。
こういう漫画を性別問わず読む人が増えることで、もっともっと理解が深まるといい。
切実にそう思う。

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2023年02月24日

購入済み

私は流産したことないけれど
周りには結構居る。
複数回繰り返した人も勿論居る。
赤ちゃんが産まれるのってやっぱり奇跡。

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2022年02月05日

Posted by ブクログ

産婦人科に携わる人には当たり前の事でも、初めての人間には初めてだし、個人個人全く違うものというのが妊娠から出産であるのだろう。今回もいろいろなケースがあった。多かったのが着床して安定期に入るまでのケース。

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2017年07月09日

Posted by ブクログ

データではよく起こることと説明されても、感情ではなかなか受け止められないことが出産にはあるのだと思う。
それが誰にとっても初めてのことだけになおさらのことだろう。

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2017年07月08日

ネタバレ 購入済み

いろいろな症状

この巻は、
短編ですね。

妊婦さんのいろいろな不安を
サクラ先生や助産師さんが
どう判断するか

人それぞれで、考えさせられます

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2023年04月21日

Posted by ブクログ

流産って、本当に思っている以上に高いんだなって知った。妊娠した女性の15パーセントって、本当に高い…

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2019年07月01日

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