あらすじ
妊婦・市川さんは、子宮頸がんがどれくらいの大きさなのか調べる手術・円錐切除を受けるために検査入院することとなった。子宮頸部を切除するため、流早産のリスクが高くなってしまうが、自分とお腹の赤ちゃんが助かるためには、受けるしかない。【子宮頸がん】編、クライマックス!!
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出産は、奇跡である──。
出産には、保険がきかない。なぜなら、出産は病気ではないから。
しかし、絶対に安全な出産など、この世には存在しない。
産む側も産まれる側も常に命懸けで、2020年には全世界で20万人以上の妊婦が出産で命を落としている。
そんな“命を授かる奇跡”と“命が誕生する現場”に関わる人々を真摯に描いた『コウノドリ』。
主人公のサクラは、生まれてすぐ母を亡くし、乳児院と児童養護施設で育ちながら「生まれてきたすべての赤ちゃんに”おめでとう”と言いたい」と願う愛情深い産科医。その一方で、情熱的な演奏をする謎多き天才ピアニスト・BABYの一面も持ち合わせた人物である。
そのミステリアスなサクラが、出産のリスクやアクシデントに直面しながらも、お母さんと赤ちゃんの命のために奮闘して、真剣に寄り添う姿に何度も心が揺さぶられる。
2015年、2017年のテレビドラマ化でも話題を呼んだ、奇跡の物語。
母から生まれたすべての人に、読んでいただきたい。
感情タグBEST3
子宮頸がんと出産が中心。
ワクチンの必要性を感じる医療者と、副作用と言われている症状で苦しんでいる人がいるという事実をどう受け止めるか。
いずれの立場も尊重しつつ、偏ることなく考える場を提供しているかなと思う。
難しい問題だからこそ、決めつけずに判断する材料が必要。
良かった!
妊娠中に子宮頚がんが見つかったマイさん、命が助かって本当に良かった!赤ちゃんも無事で安心しました。コウノトリ先生も、自身のお母さんのこともあるし、絶対にマイさん母子を助けたかっただろうから。私も他人事と思わず、子宮頚がんの健診を受けようと思いました。
子宮頸がん
・子宮頸がん:子宮の入り口付近にできるがん。20~40歳代の女性に多い。
99%はヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によるものといわれている。
HPVは性交渉の経験がある女性の約80%が一生に一度は感染する。
・高リスク型HPVががんを起こす。ただ抗リスク型HPVに感染しても90%以上の場合、数年のうちにウイルスは自然に排出される。
・しかし感染が持続した場合、さらにその一部で細胞が変化して、異形成(前がん状態)へと変化することがある。
・子宮頸がんの検診は、その異形成を見つけることができる。
・異形成の段階でも、初期の子宮頸がんでも自覚症状はない。
だからこそ女性は定期的な子宮頸がんの検診が必要である。
・「妊娠中の女性はつわりもしんどいし、精神的にも情緒不安定になるんだよ。
喧嘩をしたら、その日のうちに仲直りしたほうがいいぞ。今夜はお土産でも買って帰れ。
つわりにはアイスがいいっていうぞ」
・がんの浸潤度合いによって、円錐切除で切り取れるのか、
子宮そのものおよび子宮の周りの組織の摘出が必要なのか、
あるいは他の臓器への転移まで考えるのか異なる。
・子宮頸がんはワクチンのあるがんである。
Posted by ブクログ
【あらすじ】
妊婦・市川さんは、子宮頸がんがどれくらいの大きさなのか調べる手術・円錐切除を受けるために検査入院することとなった。子宮頸部を切除するため、流早産のリスクが高くなってしまうが、自分とお腹の赤ちゃんが助かるためには、受けるしかない。【子宮頸がん】編、クライマックス!!
【感想】
久しぶりにコウノドリを読んだ。前と変わらず、胸が痛くなるほど、心打たれるエピソードがたくさんあった。本当に出産は人それぞれ違うんだなあと改めて思った。赤ちゃんと対面したときのお母さんのホッとした優しい笑顔が、出産までの大変さを払拭してしまうくらい素敵だった。
Posted by ブクログ
子宮頸がんワクチンについてきっちり言及しているところがすごいと思う。
賛成反対どちらかに偏るのではなく、それぞれの立場での発言なので
嫌な印象は自分にはまったくなかった。
ケイコママの、子供にワクチンを受けさせて副作用が出たら後悔するし、
受けさせずにがんになったら受けさせればよかったと後悔する、
それが親というものというのが全てという気がする。
もし自分が子供にワクチンを受けさせるかを判断することになったら
相当悩むだろうし、現状の副作用があるという情報は
やはり不安になるだろう。
ワクチンもだが、テッちゃんとマイの夫婦の決断、
事前のカンファレンスでの医師たちの決断も
本当に厳しい真実だ。
正解というものがない。蓋をあけてみなければわからない。
その中でテッちゃんは相当真摯に考えて答えを出したと思う。
また上司が理解のある人であったことが本当に救われる。
営業部長に自分から話してやるの一言もかなりありがたい。
ゴロー先生が、シャワーも浴びられず仮眠しかとれず
緊急ではない事態でも事前の電話もなく来てしまう患者たちに
丁寧に対応して、不安を取り除いてあげようとするところは
本当に頭が下がる思い。
下屋先生 が久し振りに見られたのも嬉しかった。
Posted by ブクログ
生が誕生する場ではあるけれど、出産の場は死にも近い場所で、人生の全部が詰まったような場所だと思う。
人間は生まれる時から一人では生きられない生き物なんだなと改めて思う。
子どもが生まれてきてくれた奇跡と、子供を生ませてくれた全ての人たちに感謝しかない。
Posted by ブクログ
ワクチン接種は副作用の恐れがある以上、再開に踏みきれないという事情は分かる。医学の進歩により、副作用の解明が達成できてからということでも致し方ないのではないか。専門家の深掘りした意見もうかがいたい。
検査が必要ということは全くそのとおりであると思う。
Posted by ブクログ
子宮頸がん、クライマックス。残された子供も可哀想だけど、育てられなかった親も可哀想…それは本当にそう思います。28週での出産→手術。読んでいるだけで疲れてしまう程でした。親友の結婚式を理由に旅行しちゃう34週の妊婦さん。そりゃ、しのりん怒りますって。当直の苦労話は、既に他人事ではなく。夜中に来るんですって、何でか分からないけれど。私も夜中に来て、病院は早朝…ってのが2回ありました。ちゃんと電話はしましたよ!下屋先生が成長してました♪しのりんも不器用ながら誉めてたし♥高級イチゴジャムパン気になります♪
Posted by ブクログ
「毎年約10000人が子宮頸がんになって、そのうち約3000人が亡くなってる」
今回は子宮頸癌の話と時間外受診の話。
最近週間マガジンで医療モノ始まったけど、ああいうセンセーショナルなやつより、コウノドリみたいなのを子どもたちにも読んでほしいねえ。
現場で真摯に頑張ってるんだよ、というお話を。
自分で考えることを忘れないでほしいと言えるマンガを。
子宮頸がんワクチンの副作用は正直ニセ科学だと思ってるけど、ああいう風に副作用でございと動画を見せられるとやっぱり怖い。
娘が接種勧奨時期になる前に決着してほしい。
癌2
癌は転移があるから、
怖いね。
妊娠継続したいけど、
自分の命との選択だから、
悩みも大だね。
子宮摘出したら
子供はムリだし。
でも、旦那様が優しくて
いい話だ