葵居ゆゆのレビュー一覧
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オメガバース。アルファとベータ。運命じゃない。えっ、産めないの!?そして天界に住む天使。ツボを連打されました。エリート家系のアルファ・アレクシスと花屋のベータ・明希。始まりは合意でもなんでもなくアレクシスの都合からで、明希がちょっと不憫なんだけど…。アレクシスが時々見せる優しさや誠実さで明希が嬉しくなったり悲しくなったりぐるぐるして。モダモダしてる二人が微笑ましたかったです。オメガのエリオットとかアレクシスのお兄さんマリウスとか魅力的なキャラが多くて、文庫一冊分じゃ読み足りないです。アルファとベータとオメガの格差もおもしろかったなぁ。
続きが欲しい感じで終わっちゃったので、続き書いてほしいなぁ -
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ネタバレ▼あらすじ
家出し知人から暴行を受けて逃げ出したところを、骨董商である花賀屋に拾われた十有。傷ついた心と体を慈しむように愛でられて……。
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葵居先生の作品は「とろけるまで縛って」がどストライクだったのでこちらの作品も期待していたのですが、実は私、敬語攻めがあまり好きではないのです。(単純に趣味ではなく、萌えられないので)
こちらの作品が敬語攻めを取り扱うと知ったのは本を購入してからで、正直、萌えられるかどうか不安な部分もあったのですが、いざ蓋を開けてみたら自分でも信じられないくらい萌えてしまって、本当に吃驚しました。
今までのケースだと敬語攻めってだけで読書意欲が半減してしまい、読 -
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心優しい方に貸していただいたもの。出会えてよかった!
記憶喪失もので執着攻めもの。
受けのこが、前半は男らしくてちょっと硬派なところが好きでした。後半は、愛情が垂れ流しで、それも可愛らしかったです。
攻めのこが、良い感じに気持ち悪くて(褒めています)、特に出会ってすぐの「距離感のつかめない」話し方がツボでした。
途中、軟禁状態になるので、これが続いたらどうしようと受けがキャリアを積み上げていくのが見たい派としてはやきもきしましたが、ラストは二人とも大人な選択をしてくれて安堵。
タイトルの執着とチョコレートが後半で効果的に使われていてよかったです。
途中に出てくる過去編は、まさかそんな -
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ネタバレ▼あらすじ
思いがけず痛みで快感を得てしまった星卯は、憧れている職場の先輩・波留河に相談した。
すると、試してみようと尻を叩かれ、未知の愉悦に身悶えてしまった。
恋人が見つかるまでの仮の主人となってもらうも、やがて波留河への恋心を自覚する。
彼好みになりたいが、従順にすればするほどその眼差しは冷たくなっていく。
その上、想いを伝えても「最低のスレイブだ」と突き放され…。
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雪路先生の表紙イラストに釣られて普段はあまり買わないSMものを購入し、少しビクビクしながら本を開いたのですが、あれよあれよという内に作品の世界にのめり込んでしまい、最近の自分にしては珍しく一気読みしてしまいました。 -
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受けが大人になろうともだもだもだもだしてる様を「まだ子供のままでいーのよー」と孫を見るような目で見てました(笑)
パティシエ×イラストレーター
前作からの続きですが、クォリティが全く落ちることなく、2人の関係や周りとの人間関係もさらに一段階進んだ感じがして、すごく楽しく読めました。
甘えられたいという響太の気持ちもわかるし、頑張りすぎないでほしいという聖の気持ちもわかる。2人がやっと恋人同士になって悩んでいるんだろうな、ちょっと羨ましいな。成原さんや篠山さんと一緒にずっと2人を見ていたいなと思いました。聖が店を出して、そこに響太の場所があって、夢中になってイラストを描く響太を瞳を細めて見つめる -
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ネタバレ雨瀬が天涯孤独に生きる事になった理由が余りにも悲しくて。でも雨瀬自身はそれに屈することなく前向きに生きようとする姿には涙が。
ある日雨瀬を助けてくれたケアリー。
プレイボーイと噂され第一印象が良かった分関わり始めるとどんどん悪印象になっていくのには苦笑いでした。
でもケアリーの姪のマチルダのベビーシッター偽の婚約者になる事でケアリーの本質を知るようになってどんどん惹かれていき、ケアリーも自分を好きになってくれていると思っていたのにケアリーからの冷たい態度に身も心も冷えてしまうのが辛かったです。
でも実はケアリーには雨瀬を想うあまりにとってしまっていた行動や言動であったのだけれど。
お互いにすれ -
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ネタバレ好みの話だった。
悪役になりそうな攻めを未然に防ぎ、それによって好かれる受け。こうした話は定番ではあるが、やはり読むと面白い。
受けの控えめながらも芯があるところ、攻めの受けにだけ見せる優しい表情、とてもよかった。
ただ、途中のシーラと攻めを教えていた魔術師が受けを陥れてくるシーン。バレなければ問題ないと意気込みながらも、3日で捕まってしまい、そのシーンもあまり描かれない。それだけ攻めが受けを好きであるという意味を込めた描写なのかもしれないが、あまりにもあっという間に過ぎていってしまい、少し拍子抜けだった。
またずっと受け視点で話が進んでいっていたが、攻め視点の話も読みたかった。出会った -
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とにかく紀里斗が健気で頑張る姿が可愛いです。
ある日突然気づけば好きだった物語のモブキャラ、キリトに転生していて推しキャラ、ディートフリートの恋を成就させようと奮闘するのだけれどモブだからと思ってなのか言葉が素直でそれがディートフリートの心に関心の無かったキリトにどんどん惹かれていって甘々な対応になっていくのが良かったです。
キリトはそれにドキドキしながらもディートフリートが自分を好きだと勘違いしないようにと悩んだりするのは切なかった。
ディートフリートの恋の相手に告白(好きだった)からのキリトへの告白。
そこでキリト=紀里斗では無いことに胸を痛めて、真実を話し、ディートフリートはちゃんと聞い -
ネタバレ 購入済み
エンディングと番外編に価値あり
タイトルが『転生』となっていますが『転移』もしくは『転位』の方が物語の内容には合っているかと思います。
突然異世界で気がついた紀里斗。ネット小説の推しキャラであるディートフリートの雑用係になっていることに気付き、小説では悪役の推しにハッピーエンドを!と行動していく...という、既視感のある物語ではあります。
中盤あたりまではほぼ予想通りの展開で『あー、こんなもんか』とちょっぴり落胆したのですが、そこから一捻りありました。
とは言うもののその一捻りもあっさりカタがついてしまいます。
悪の黒幕が誰なのかは初登場シーンで予想できてしまうし、捕らえられたはずの義母シーラが獄中から人を操ったり簡単に脱獄