葵居ゆゆのレビュー一覧
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初めて読んだ葵居さん作品。攻受のキャラがかなり濃くて、中盤までかなりな息苦しさを覚えた…。
生物に生まれたのが間違いだと本人も自覚しているほど生きるのが辛そうな達季(受)が、何をするにもとにかくしんどそうで( ;∀;) 近年ネガティブキャラがとても苦手なんだけど、葵居さんの描写がとても丁寧で妙な説得力があった。自分にも小さな頃、いまよりもっと心のヒダが細かい時期があったな~と。他の人は気にも止めないような些細な事に躓いたり悲しんだり、そんな自分が嫌でたまらなかったり。
まぁ達季の方が遥かに強者だったけど(笑) 20代半ばでこのキャラはさすがに周りに居たらドン引きなレベルだわ★ だからひょんな -
Posted by ブクログ
コミュ障で神経質な受けと大らかでセックス大好きなゲイとの恋愛。web連載の頃から追ってましたが、通して読みたいのと後日談目当てで購入。web当初は、ああ、よくあるヘンテコで強引な設定のやつね…と生温い目で読んでいたのですが、これが違っていました。よくもこんな変な設定で、無理なくちゃんと主人公に恋愛させて成長もさせてまとめていたと思う。受けも攻めも人間として欠けた部分のある一癖も二癖もある人物たちにも関わらず、魅力的に可愛く表現されていたし、そんな二人がくっついてラブラブになる流れにも非常に満足しました。可愛くって好きなタイプの話です。
この作家さん初めてでしたが、あらすじさえ合えばまた次の本も -
Posted by ブクログ
初の単行本ということですが、魅力的なキャラとソツのない文章力で、大変今後が楽しみな作家さんです。
子連れもの。仕事はできるが「ツンドラマシン」と揶揄される橘は、部下の三谷の妻が亡くなったことを知ります。三谷に妻がいたことを知らなかった橘は、さんざん残業させていたことが気がかりで彼の家を訪ね、5歳の息子までいることを知るのでした。
橘がクールなツンデレキャラなのですが、憎めないというか、カワイイというか、かなり悶えさせられる28歳DT。冷血漢とまで陰口を叩かれる融通のなさも、生真面目さからなのだと理解すれば胸キュンです。
そんな彼が、三谷とその息子の一実と関わるようになって、どんどん心が柔軟 -
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ネタバレ 購入済み
リス獣人もの
獣人ものでリスはちょっと珍しいかな...と思ったので、セールを機に読んでみました。リス獣人のマウロ。可愛いすぎてイラストから犯罪臭が漂う気がするのは私だけ?
物語は非常に分かりやすいシンデレラ系です。
ただマウロの過去が可哀想すぎ。森の仲間たち、酷くない⁉️
物語としては一応ハピエンです。ただ、自分好みではなかったかな。マウロには少し重荷なハピエンかも...と思っちゃったので。
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ネタバレ 購入済み
過ぎたるは及ばざるが如し
若くして王にならざるを得なかったノアのΩコンプレックスが強すぎて、本当の味方や忠臣を見誤ってしまい、愚王になってしまうところをクラヴイスの大きな愛で贒王として立て、幸せも得られてよかったです。
やっぱりコンプレックスって過ぎたるは及ばざるが如しですよね。 -
購入済み
作者様、愉しめました。
ありがとうございます。
受け様と攻め様の間が拗れ、受け様が不調になっていく過程に、引っ掛かりを覚えてしまいました。
ピアニストと調律師の設定、ラストが素敵だっただけに、拗れ方が拙く感じ残念になりました。ごめんなさい。 -
ネタバレ 購入済み
けなげな主人公
自分は悪くないのに罪人扱いされ、故郷を追い出され、それでも何とか生き延びようとする主人公にほろりとさせられ、ついつい肩入れしてしまうけれど、それでも時々もう少し考えろやって突っ込みたくなりました。まあ、お相手がしっかりしていてハッピーエンドになりましたけどね。