あらすじ
ある日突然、京極堂に転がり込んだ和菓子職人の卵・粟池太郎。名店を復活させるべく古書店の軒先で妖怪和菓子露店を開くが、おとずれるのは相も変わらず自称探偵や売れない小説家ばかり。おまけに関口巽は、小さな少年とともに面倒な事件を持ちこんで――。奇妙な妖怪和菓子とお茶を片手に、京極堂こと中禅寺秋彦が日常に潜む秘密を暴く短編ミステリ6編。
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あれ、美由紀ちゃんてショートなイメージだったけどな、と思いつつ、こういったキュルンとした造形は嫌いではなかったりする…、と気に入りました。
このシリーズのホワイトハートとの相性の良さ!
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お願い事があり、京極堂を訪れる美由紀と、父親が交流のあった縁で転がりこんだ和菓子屋修行中の粟池がいつもの京極堂の日常に期間限定で入っていく話。私もこの輪に入りたいという願望が芽生えますが、みんなの普段はゆっくりした時間が流れていて今になく、たまに起きる問題も日常の延長線上で二人に羨ましさを感じてしまいます。粟池君の恋は明るそうで何よりでしたが鳥口君の恋は遠そうですね。
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突如やってきた、和菓子職人の卵。
彼が商品として出したい、と持ってきたのは、妖怪和菓子。
デフォルメされたものだったら可愛いかも知れませんが
そのままを商品として出すのは…ちょっと怖いものが。
味は美味しい、と試作品を食べる人達は言ってますが
見た目がアレだと、ちょっと手を伸ばしにくいです。
尋ねてきた女学生の方も、最終的には和菓子職人の方も
気持ちが解決しております。
ところどころ、和菓子の作り方も出てきたり
別の小さな事件もでてきたり。
しかし女学生、なぜ恋愛事は流したのでしょう?
そこだけが謎ですが、本編(?)に
彼女は出てきているのでしょうか?
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中善寺が和菓子屋を営むのならさすがに嫌だと思ったけど、場所を貸すだけでいつものメンバーはいつも通りのままで一安心。ユルすぎず甘すぎず楽しく読んだ。ぬりかべが現実的で可愛い。
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これで薔薇十字叢書もおしまいかな。京極堂の軒先を借りた和菓子屋さんといつもの面々のお話。まさかのレシピつき。キラキラしてかわいい感じだった。奥方にカステラを作る京極堂と関くんとか。本当に「お休み」感。千鶴子さんの「中禅寺秋彦専用探偵ですね」ってセリフが好きかも。
Posted by ブクログ
【収録作品】第一話 みたらし団子/一つ目小僧 第二話 水蜜寒/煙々羅 閑話 カステラ/幽霊 第三話 クリームあんみつ/ケサラン・パサラン 第四話 芋ようかん/ぬりかべ エピローグ ぜんざい/座敷童
*悪くないが、和菓子と妖怪の絡みに必然性が感じられず、そもそもの設定が不自然。