あらすじ
華奢で繊細な容姿のイラストレーター・響太は過去のある出来事が原因で、一人で食事が出来ずにいたのだが幼なじみで恋人の聖の変わることない一途な愛情によって、少しずつトラウマを克服しつつあった。大事にしてくれる聖の想いにこたえるため、響太も恋人としてふさわしくなろうと努力するものの、絵を描くことしかできない自分にはなにができるのか、悩みは尽きない。そんな響太に聖は「おまえが俺だけのものでいてくれればいい」と告げ――。電子限定書き下ろしSSを収録!! 【おことわり】電子書籍版には、紙版に収録されている口絵・挿絵は収録されていません。イラストは表紙のみの収録となります。ご了承ください。
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Posted by ブクログ
受けが大人になろうともだもだもだもだしてる様を「まだ子供のままでいーのよー」と孫を見るような目で見てました(笑)
パティシエ×イラストレーター
前作からの続きですが、クォリティが全く落ちることなく、2人の関係や周りとの人間関係もさらに一段階進んだ感じがして、すごく楽しく読めました。
甘えられたいという響太の気持ちもわかるし、頑張りすぎないでほしいという聖の気持ちもわかる。2人がやっと恋人同士になって悩んでいるんだろうな、ちょっと羨ましいな。成原さんや篠山さんと一緒にずっと2人を見ていたいなと思いました。聖が店を出して、そこに響太の場所があって、夢中になってイラストを描く響太を瞳を細めて見つめる聖。想像に難くないですね。あーーーっいいっ!!(笑)
作中に、『ちょっとずつ死んでいくのと同時に、ちょっとずつ生まれてもいる』という文があり、私自身の悩みと照らし合わせ開眼するような気持ちになりました。世界が明るくなった気がします、ありがとうございました。( ͡° ͜ʖ ͡°)