高橋克徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ社内で協力できない会社が増えていることを題材にした書籍。
2008年と13年前に発売されたものだが今も大して変わっていないというかコロナ禍でそれが加速している気がする。
お互い自分の仕事にしか集中しない、情報が共有化出来ていないなどの問題をどう取り除くかを他の会社からの成功例を例えに探っている。
どこの会社にも起こりうることだが、成功するのにはとても有能な経営者が率先でもしないと上手くは行かないと思う。
お互いがお互い興味を持てるようになるにはそうとうの努力が必要で根気がいる。
本文にも書いてあるが最低限の感謝は必要であるということ。
それもなかなか難しい。会社ってほんと難しい
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Posted by ブクログ
ネタバレ共感ポイント
個人成果への圧力、ひたすらこなす、他者にかかわらない、防御反応、モチベーション低空飛行。
仕事を減らすことが最も難しく、増やさないことが楽なので、防御が得意な者が重宝される。
空白が生まれやすい、課題に近寄らない、自浄作用を失い、偽装・捏造・欠陥問題へ。
規程を守らせるよりも、おかしいことに気づいたら発言して行動しやすいことがリスクを減らす。
協力は1人の意識の問題でなく、組織の問題。一方、仕事の定義化と専門性の深化が進み、タコツボ化が進んだ。評判情報流通がとまり、個人のスキルアップ以外のインセンティブがすすまなくなった。
グーグルの人材の見極めは、周囲とうまくやっていけるか(コ -
Posted by ブクログ
読み始めから、どうせ綺麗事言ったって変わらないよ、と思って読んでいた。最後に、自分が変われば、それを共有しあえる仲間たちと本音で語り合うことができれば、そして行動できれば、ワクワクする職場ができるんだと少し希望が持てた。
うつ病を経験して以来、仕事にやりがいや希望を見出す必要はないと言い聞かせてなんとか仕事を続けてきた。でも、働き方を見つめ直し、自分を取り戻した上で、このようなワクワクする仕事ができるなら、それはステキなことだと感じた。
今はまだ、会社は忙しさに追われ苦しい場所だけど、いつか、皆が自分を取り戻し、社会や自分のために仕事をしているのだと心から思うことができるよう、自分にできること -
Posted by ブクログ
「不機嫌な職場」の続編。職場の雰囲気をよくするためには、まず自分から率先して行動することが大事だが、その「自分」に焦点を当てている。
自分から発信することの大事さ、そして自分がよかれと思ってした行動が逆に結果的に「ありがた迷惑」にもなりうること、でも、考えてアクションをおこすほうが、何もしないよりはいいことなどなど。
自分が潰れる前に、相談できる相手に相談すること。今の時代、相談せずに自分で抱えるために潰れてしまう人が多い。(自分で解決しようとしてしまう)
大事なことは自分の中に「ぶれない軸」を持っていること。そして、やりたいことが明確な状態がのぞましい。
今の時代、幸せになりにくいと言わ -
Posted by ブクログ
職場は感情で変わる (講談社現代新書)
2009/9/17 著:高橋 克徳
著者は㈱ジェイフィール執行役員。大学院卒業後、㈱野村総合研究所、ワトソンワイアット㈱を経て、㈱ジェイフィールの設立に参画。人間本来の力が輝く経営の実現を支援すべく、人材育成・組織改革手法の開発や研修・講演・コンサルティングに取り組む。
職場の中での関係性を変えていくのは、一人ひとりの社員であり、身近な職場の仲間たちである。いくら、会社から方針や仕組が与えられても、それを実際に活かし、変わっていこうという思いをみんなで共有できなければ、何も変えることはできない。
みんなで組織という生き物、組織に働くある種の力学を学