有坂あこのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
姉妹の戯言
・「知らないと不安になる。だからみんな本や漫画を読む。ネットで調べる。映画を観る。
賢い人に聞いたりする。熱中して、それらを体験していれば、まるで物語の中に入ったみたいに、
旅をしているみたいに、錯覚できる。気分は、心は夢は、自由に、いろんなところを巡っている。
でも、ほんとに自分の目で見なければ、手で触れなければ、知識は知識のまま。ただの想像のまま♪」
「ゲームの中で、どれだけダンジョンを攻略しても、アイテムを集めても、魔王を倒して世界を救っても、
どんな大冒険をしても、実際には一歩も進んでないの。知らないまま、想像だけが膨らんでいくの」
「知識だけあっても意味はないの。だから想 -
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ネタバレ「ゲート」シリーズの著者、柳内たくみ氏の著作。ゲートよりも短いので終わりのほうでは読み終えてしまうのが寂しくなるほどであった。それだけ登場人物たちに感情移入していたということ。終わり方もさわやかで、感動もし、笑えて読み終えた。もっと読んでいたかったと思える小説。
内容は第二次大戦直前の、フィンランドとソビエトの「冬戦争」。結果的にフィンランドが負けたのだが、ソビエトに一矢報いて併合することを許さなかった戦い。政治的な内容はほとんどないが、一部終わりのほうで説明があって歴史的な背景を知ることができる。これが日本だったら「さっさと降参していれば戦争の悲劇は防げた」などとマスコミが騒ぎそうな戦い。 -
購入済み
勿体無いなぁ
これで完結なのは実に勿体無い。確かにラノベとしては毛色が違うけど、表現力·文章力は巧い。
もっと読みたいので機会がああれば書籍化して欲しい -
購入済み
気に入った♪
予想外に面白かった!
最初は「なんじゃこりゃ?」的感覚で読んでたけど、
読めば読む程に味の出る旨い珍味並みに面白く興味のそそる作品だった。
意外や意外。
さて2巻。 -
Posted by ブクログ
最近自分が非常に気に入っているシリーズの最新刊。
後書きでは打ち切りを匂わせるような言葉が並んでいたけど、Twitterを見る限りどうやら無事続刊は出るようで
今回は表紙にもなっている灰エルフのギルセリオンが割とメインになっている
カレルとセシリアが見る夢のせいで灰エルフには凶悪なイメージしかなかったけど、この巻を読む限り外界と隔絶されながらも逞しくそして賑やかに生活しているのかな
その中でギルセリオンは自分の部族の安寧を最優先に考えているが、最長老のファウンロールは人間への復讐を忘れていないと
いわば灰エルフの中では異端に分類されるのがギルセリオンということになるのかな。だから今回のフラ -
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ネタバレ読んでいて此処までワクワク出来る戦記物ってなかなか無い。それでいてどの人物も非常に魅力的に描かれているのだから堪らない
今回登場したキャラクターの中では主要人物というわけではないが、幼い少女でありながら戦場を一変させるきっかけを作ったヴィルは驚きのキャラクターだった。
最愛の父親と別れて泣きじゃくっていた7歳の女の子があれ程の活躍をするなんてそうそう見られるものじゃない
舞台は異世界で人間以外の生物も存在して居るが、魔法などは存在しないように見える。そして文明レベルもそれほど高くはない。その為か戦争の様式はかなり古めの印象。純粋に指揮官の戦術や兵力が物を言う戦争。
だからこそアレンヘムを率 -
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バンドをやっている男子高校生が天才的な歌声を持つ、でもひきこもりの少女に出会って、コンテストに出ようとする話。
うん、題名そのまんまですね(笑)
設定も展開もどこかで見たことのあるようないわゆる定番で、読んでいて予想通りで驚かされるようなことは少しもなかった。
では面白くなかったか? というと、そんなことはない。
うん、面白かった。
だって、この物語には確かに感動がある。
ひきこもりの少女が少しづつそれを克服していく姿も。
締め切りギリギリにプロモビデオをみんなで創りあげる楽しさも。
音楽プロデューサーに才能がないと言われた時の落ち込みも。
それでも、なにかに成ろうとして逃げずに挑んだ先に -
購入済み
俺ガイルをはっきり連想させる内容だけどだからこそ設定等が変わりながら似た内容を読みたい人は楽しく読めるし、思ったより最後は爽やかで読書後は良い気分になりました。これで終わりは残念、続きが読みたいかな。
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無料版購入済み
アイリスかわいい
アイリスのポンコツがかわいいです。
原作は2巻まで読みましたが、原作ではどうしても不足していたアイリスのオドオドっぷり、キョドりっぷりがかわいい。 -
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実在の人物と戦争をモデルに描いたライトノベル小説。
既に出ている伝記?とは違って軽く読みやすかった。また、シモヘイヘの狙撃手としての凄さも描かれていて、クルッカのかわいらしいところも好感が持てる。ミリタリーものであるためか、敵見方関係なく次々になくなっていくが暗すぎることなく、描かれていた。戦争で汚れながらも成長していくクルッカの姿に注目してみるといいとだろう。また、後日談やクルッカの親の話があるともっと楽しめたと思う。
私自身ミリタリーものは雰囲気が暗くなり重くなるので好きではないがこの本は読みやすいと感じた。ミリタリーものを読んだことがないひとに足掛かりとして進めてもいいそんなライトノベル -
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はたらく魔王さまの作者の新たなシリーズ作。
今度はコンビニで夜勤する吸血鬼ですよ!
いや、確かに夜しか活動できない吸血鬼が生活するとしたらやっぱり夜勤しかないよなあ。
その発想が面白い。
物語的には主な登場人物の顔見せ的な、まさにこれからお話が始まるぞと言う巻だった。
主人公を取り巻く女性陣たちは、メインヒロインはポンコツででも実は名家だったり、闇の世界で権力を持つ不老不死の妖娘や、そして圧倒的な力を持つ敵であり主人公のある意味生みの親でもある古妖吸血鬼と、なかなか豪華だね。
そしてそんな女性陣に振り回される主人公にはご愁傷様、もとい、爆発しろと言いたい^^ -
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隣国との戦争、内乱、灰エルフ防衛戦と来て今回は他国への侵入展開。元々魔王復活が2年後と明言されているから、どうしたってクライマックスを感じさせる展開をこの時点で匂わせるのは無理だと判っちゃいるが、それでも対魔王戦がまだまだ先の話と思うと流石に色々と思わなくもない
それでも個々の戦闘・戦術シーンは面白いものばかりだから主な気持ちとしては「良いぞもっとやれ!」という気分になるのだけど
この作品って勿論戦記物ではあるんだけど、この巻を読むと婚姻要素もかなり重要な要素を占めているように思える
本作の物語はカレルとセシリアの婚姻が認められることから始まり、第2巻では結婚式に辿り着くために何度も死を体験 -
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Posted by ブクログ
いや、なんと言うか、いろいろツッコミどころ満点なんだけど、思ってたよりも面白かった。
スクールカーストに革命を起こそうとするマルクス主義のヒロインと下層民(笑)の主人公の話。
ゲバラやマルクス主義やら言葉のチョイスは確かに活動家のヤバイ感じなんだけど、やってることは特に普通だよなあ(笑)。
ヒロインのヤバさよりもむしろ主人公の妄想の方がいろいろやばい気がする。
そう言う意味でのハイライトはヒロインが爆弾テロを引き起こすと妄想して主人公がヒロインを抱き倒す場面。
いや、笑わせてもらった。
いろいろ恥ずかしいけど、でも青春だよなあ(笑)
物語の構成的にはちょっと『俺ガイル』を思いだしてしまうの -
Posted by ブクログ
師走トオル先生最新作。
師走先生の「火の国、風の国物語」は自分の中で戦記ファンタジーモノとして最高峰に位置しているのも有って同先生による再びの戦記ファンタジー開幕は楽しみで仕方なかった。
本作の舞台設定は198年前に魔王が居たが英雄たちによって倒されある程度平和が保たれている世界。そして主人公のカレルは特にこれと言って特別な能力は持っているようではないようだけど、遥か昔に滅びた魔王についての知識は誰よりも持っている。
世界観や主人公の設定は突出したものは無いけれど本作で特徴的と言えるのは<アレンヘムの聖女>がもたらす予知夢とその発動条件。自分のが死ぬ未来を体験できるがそのためには<アレンヘム -
Posted by ブクログ
久々にラノベを読んだ
大まかに、登場人物の関係性だけを見ると、
完全に「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」に一致する
細かな内容としては面白く読めた
たまに分からない世界史の用語が出てくるけど雰囲気で笑えた
ラブコメロマンスになりかけな部分をあちこちに置いてあるのは、全く王道で、良い
ラノベの特徴なのだろうけど、
最近のアニメ作品やラノベ作品のタイトルや用語(「ソウルジェム」だとか)がしつこく出てくるのが嫌い
読者にサブカルチャーへの教養を試してるのか、面白いつもりなんだろうけど、面白くはない。所詮ラノベだと感じた
こういうのって大体、続編が出ようがなんだろうが、一巻ごとに話を一 -
Posted by ブクログ
ネタバレ表紙&タイトル買いのアルファポリス文庫。
作家さんは『ゲート』の作者、柳内たくみ氏。
つまりはミリタリー物。
1939年のフィンランド、ソビエト間で行われた冬戦争をべースに、
実在した《白い死神》シモ・ヘイヘと、主人公クルッカの物語。
射撃に才「のあるクルッカは、
男装してクルック・サムライネンとしてスオミ軍に志願。
配属された第三十四歩兵連隊で『白い死神』と敵軍から恐れられる
狙撃の天才シモ・ヘイヘと出会う。
そして約100日間の戦闘の物語へ。
正直、表紙買いするにはちょっと重かったな。450P超でイラストなし
文章硬めですからねえ…
でも文章の方は読んでるうちにすぐ慣れますけどね。