有坂あこのレビュー一覧
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ラノベのような二人の会話
謎解きそのものよりも、ラノベのような二人の軽妙なやりとり 会話が楽しい作品である。登場する人物の名前に凝りに凝っている。トリックそのものはやや無理筋のところもあるが、まずまず楽しめる内容でありなかなかに良い。やや短すぎるきらいはあるが。
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購入済み
トントン
まさかの漫画から始まる紹介本。
ドアの叩き方でどんな依頼者が来るか知る為にわざとインターホンはつけない眼鏡とタートルネック。
シャーロックホームズもどきだが、ワトソンは不在。
代わりに突っ込み役がいる緩い事件簿。 -
ネタバレ 購入済み
新キャラ登場
本一冊単位の構成は昔に比べて本当に上手くなったと思う。文章も読みやすくスルスル読めて良い。今回は新キャラ登場して、それによる既存キャラの様子が読みどころだった。
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ネタバレ 購入済み
良かったかな
内容の感想は,時系列が少しばかり前後するため,序盤少しゴチャつくけど、主人公らの思惑や,彼らを取り巻く状況など,厄災を控え,焦りと混乱が広がる様子は,新たな出会い,そして不安も併せ,今後の広がりを期待させてくれるものだった。
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ネタバレ別の学校へ転校した岬。ドキドキしながら教室に入った岬をクラスメイト達は温かく迎え入れた。だが、安心も束の間、自分が座っている席がいじめのリーダーの席だったという事実を聞かされる。しかも、その子はすでに亡くなっていて…。 *** 学校物でいじめの被害者がいじめを苦にして自殺し、クラスメイトを呪い殺すパターンは結構あるが、いじめのリーダーが死亡してクラスメイトに災いをもたらすとはの珍しいと興味本位で手に取った一冊。最初は死んだ後もクラスに災いをもたらすとかすごい執念だな!と思いながら読んでいたが、どうやら様子が違うようだ。それぞれ、今回の事件に関わっていた重要人物が章ごとに恐ろしい目にあっていった
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Posted by ブクログ
わたしとあなた。
それはコインの裏表のように何よりも強く存在を認識できるが、決して顔を合わせることはできない。
フリーゲームの『ゆめにっき』が小説となったもの。
過去に実況プレイ動画で拝見はしていたが、作者の構想が小説に落とし込まれている?でOKなのかな。
深く理解しようにも、序盤、中盤は核心が全く見えずに、奇妙な夢の世界が描かれている。
終盤になり、ようやく物語の輪郭が見え始めるのだが、曖昧さは回避できずに終わる。
生きる、生かす、死ぬ、殺す。
嫌悪や罪悪感、犠牲や罪の更に奥の意識へ。
潜在的無意識に手を伸ばす。
最後に幸福が待っているなら読者としてもありがたい。