佐藤タカヒロのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ漫画に限らずフィクションでは『仲間』とはそれぞれの足りない所補い合う面が強い。
主人公「鮫島鯉太郎」は足りない所だらけ。まだ相撲は弱いし負けると落ち込む。さらにすぐキレる。拳を握って殴り掛かることも多く、相撲取りとしての自覚もない。あと笑いも起こせない。
この巻は前巻と合わせて兄弟子達が鯉太郎の足りない所を魅せつけた巻です。
白水が弱者としての強さを魅せ、吽形はトラウマに立ち向かって魅せた。
今回魅せつけるのは阿形の土俵の上での真の強さ。
どんな罵詈雑言を並べ立てても罵りきれないような外道を土俵の上で潰してみせた。彼の強さこそ最も鯉太郎が欲するもの。最高の兄弟子/仲間です。
冷静に語ってみたがもう我慢できないので叫びます——
熱い熱い熱い!!!
熱い相撲漫画が止まらない!!!!! -
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壮絶な作品
「バチバチ」「バチバチ BURST」に続く、佐藤タカヒロの一連の相撲マンガの最終章。
なお、本作の完結直前に作者の佐藤タカヒロは41歳で急死し、最後の最後で未完となっている。
それを知って読むと、もうすごい迫力というか気迫が伝わってくる。
シリーズの主人公鮫島鯉太郎が満身創痍の状態で土俵に上がるのが本作だが、まさにこの作者もそのような状態だったという事だろうか。
一方、この「最後の十五日」という手法は、どうしても往年の「ああ播磨灘」を連想してしまう。
播磨灘の場合は過去が劇中でしか描かれておらず、「じゃ先場所までどうだったんだ?」という疑問が付いて回っていた。
本作は前2シリーズの背景があってのものではあるが、それでも「急に強くなりすぎでは?」という疑問は同じく感じる。
ただ、その点を除けばかなりリアリティがあり、相撲を「格闘技」として丁寧に描いている姿には好感が持てる。
あるマンガ家が人生を賭して描いた作品、心して読みたいと思う。 -
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良かった
ガチという言葉がやたらと多用される今日この頃。
しかし、この漫画は本気で凄い。鮫島の対戦相手だけじゃなく、読んでいるこちらも恥ずかしながら熱くなってくる。 -
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死闘
鮫島の弟弟子・松明の魂の一番。
家族の不全性は本来こういう強さと根性で乗り切るものとは真逆だが、結果的に部屋と火竜と鮫島が第三者として共有し介入する形で、父子の確執と不仲が解消され、相撲が救いに。
感動する。
自分は男どうしバチバチして分かり合うのは反対派だが、根底に愛がある素晴らしい漫画。 -
Posted by ブクログ
これぞ空流と言わんばかりの空流部屋大暴れの巻。偉大な先輩の心は折れない。
空流は折れない。どんなに卑怯な相手だろうとも、どんなに強い相手だろうとも、自分のすべてを出し切り勝つ。鯉太郎もしっかりと空流の看板を背負った力士であることを証明し、白水もまたそんな後輩たちに見せる空流の2番手たる背中。危機回避に長けた王虎を沈まぬ、折れぬその心で追い詰める。これぞまさに空流魂といった試合でした。バチバチでの鯉太郎戦で本当に一皮向けた白水さん、先輩は終わったあとちょっと情けなかったけど、無類のかっこ良さでした。
これで王虎も1敗し、群雄割拠の幕下戦に。もう一度鯉太郎の出番もありそうですが、後輩たちの成長もどう描くかも期待ですね。巻末には珍しく佐藤先生のルールに対しての謝罪漫画が載っていましたが相撲という古来より続く神事にはわからないことだらけだと思いますから、仕方ないにしても勢いよく作ってくれてるから頑張って欲しいです。自分もバチバチ見始めて相撲も面白いなと思えるようになったので。