佐藤タカヒロのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
バチバチ三部作の最終章
タイトル通り。鮫島鯉太郎最後となる場所の15日間の取り組み。
入門から始まった力士としての物語。
入門同期の力士を始め、一日一日の取り組みは、死闘と表現するしかありません。
残念なことに、作者の佐藤タカヒロさんの死去により物語は未完のまま連載終了。
でも、「あしたのジョー」の矢吹丈のように、鯉太郎は土俵の上で燃焼し尽くすんだろうと思います。
始まりの「バチバチ」から読んで鯉太郎にどっぷりつかってください。 -
ネタバレ 購入済み
相撲漫画の伝説
これ以上の相撲漫画はもう出てこないだろう。
未読の相撲ファンにはぜひ読んで欲しい。
鮫島、吽形、仁王、白水、天雷、王虎、猛虎、山本・・・それ以外にもここにガッとあって砕けねぇ…ドンとしたものを持っているキャラが多くて引き込まれる作品。
しかし、作者が途中で急逝してしまい未完のまま終わり・・・残念・・・。
佐藤先生、ありがとうございました。
バチバチシリーズに出会えて相撲がさらに好きにりました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ漫画に限らずフィクションでは『仲間』とはそれぞれの足りない所補い合う面が強い。
主人公「鮫島鯉太郎」は足りない所だらけ。まだ相撲は弱いし負けると落ち込む。さらにすぐキレる。拳を握って殴り掛かることも多く、相撲取りとしての自覚もない。あと笑いも起こせない。
この巻は前巻と合わせて兄弟子達が鯉太郎の足りない所を魅せつけた巻です。
白水が弱者としての強さを魅せ、吽形はトラウマに立ち向かって魅せた。
今回魅せつけるのは阿形の土俵の上での真の強さ。
どんな罵詈雑言を並べ立てても罵りきれないような外道を土俵の上で潰してみせた。彼の強さこそ最も鯉太郎が欲するもの。最高の兄弟子/仲間です。
冷静に語ってみた