あらすじ
誰よりも相撲を愛しながらも、小兵と呼ばれる恵まれぬ身体。もがき…抗い…挑み続けた幕内力士、鮫島鯉太郎。熱き力士の冷酷な一場所、十五日間の記録と記憶。大相撲巨編「バチバチ」シリーズ最終章。
感情タグBEST3
タイトルが満点の漫画。
小兵力士(いわく、相撲に選ばれていない力士)ながらも異常な負けん気で、常に全力の相撲を取り、大金星を幾つも上げてきた鮫島、ただそれだけに怪我も多く、力士としての未来が短いことも分かっていた。んで、このタイトルですよ
そら熱いよなあ。で実際読んでみたら面白い
いちおうバチバチという作品の続編らしいのだが、そちらは読んでなくても面白かった
作者逝去のため未完なのが、悔やまれる
良かった
ガチという言葉がやたらと多用される今日この頃。
しかし、この漫画は本気で凄い。鮫島の対戦相手だけじゃなく、読んでいるこちらも恥ずかしながら熱くなってくる。
壮絶な作品
「バチバチ」「バチバチ BURST」に続く、佐藤タカヒロの一連の相撲マンガの最終章。
なお、本作の完結直前に作者の佐藤タカヒロは41歳で急死し、最後の最後で未完となっている。
それを知って読むと、もうすごい迫力というか気迫が伝わってくる。
シリーズの主人公鮫島鯉太郎が満身創痍の状態で土俵に上がるのが本作だが、まさにこの作者もそのような状態だったという事だろうか。
一方、この「最後の十五日」という手法は、どうしても往年の「ああ播磨灘」を連想してしまう。
播磨灘の場合は過去が劇中でしか描かれておらず、「じゃ先場所までどうだったんだ?」という疑問が付いて回っていた。
本作は前2シリーズの背景があってのものではあるが、それでも「急に強くなりすぎでは?」という疑問は同じく感じる。
ただ、その点を除けばかなりリアリティがあり、相撲を「格闘技」として丁寧に描いている姿には好感が持てる。
あるマンガ家が人生を賭して描いた作品、心して読みたいと思う。