【感想・ネタバレ】バチバチBURST 6のレビュー

佐藤タカヒロ

大相撲五月場所、灼熱の幕下。王虎対天雷という事実上の幕下優勝決定戦に続き、空流幕下三連戦が組まれた。新弟子・常松は石川と、一敗を守る鯉太郎は大鵠と、そして全勝の白水が対するのは…。

[ブクログ · ★★★★☆]

　このまま終わるのは悔しい。常松の悔し涙が伝わってくる第６巻でした。

　強くなりたい。バチバチ無印のころからこの作品でてくるキャラクター達は何者にも負けない強さを求めてきました。もちろんBURSTになって新しく入った新キャラ常松もその一人です。父親にかけられた呪いを払拭するためになりふり構わず勝利を目指していた男。これからとか今回はなんて負けから逃げていたら運にも見放される。それがわかってるし、それでも強くなりたいからこそ流す涙がある。自分の弱さを噛み締めた弟弟子をみて、兄弟子らはどんな背中を見せるのか。強くなりたいと思うやつには運が回ってくる。それがどんなやつにでもっていうのはしっくりきますな。

　次なる戦いは因縁ある大鵠と鯉太郎の戦い。どんな相手にも個人的な感情を持たず、ただ自分をしっかり保って戦う。いい力士になってきた鯉太郎ですからここらでいっちょ必殺技身につけて最強になってほしいです。王虎との再戦は楽しみだなぁ。