染田屋茂のレビュー一覧

  • 極大射程(下)

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    銃についての描写が詳細で、正直読み飛ばす部分が多々ありました。
    思ってた以上に戦争ものでした。

    ラストの法廷対決の場面は良かったです。

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    2016年06月01日
  • 極大射程(下)

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    ネタバレ

    スティーヴン・ハンターによるボブ・リー・スワガーシリーズ第一弾下巻。
    容疑者となったボブとFBIを追放されることになったニックがともに協力しながら自らの無実の証明と自らを窮地に追いやった相手への復讐を果たすために動き出す。
    やがてニックはボブの無実を確信し、CIAの汚れ仕事を担ってきた組織の証拠集めを始める。ボブは意外とそこへの執着はなく、ニックはそんなボブの態度に苛立ちを隠せない。
    この辺りの二人の描写の上手さ、これが最後の最後に法廷でのボブの公判の際まで効いてくる。なぜボブがこれほどまでに証拠に固執しなかったのかが明かされると、ボブという人の奥深さに改めてハッとさせられるとともに、ますます

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    2015年02月20日
  • 極大射程(上)

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    ネタバレ

    スティーヴン・ハンターによるボブ・リー・スワガーシリーズ第一弾。
    様々な書評でかなりの高評価を受けている作品で、シリーズ作品が続々と書かれていることもあり、期待を持って読み始めてみた。
    冒頭から上巻の半ば過ぎまではある意味退屈なまでにボブの人となりを描くことに費やされる。大きな展開もなく、淡々とボフの質素な生活、ハンターとしての力量、銃の解説、といったことが綴られ、正直何が面白いのかと思い始めた頃、物語が急展開を見せる。
    ここからのジェットコースターばりの怒涛の展開は、まさにこの冒頭から続く下地があってこそで、容疑者となったボブがどんな活躍をしていくのか、下巻が楽しみである。

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    2015年02月20日
  • 極大射程(下)

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    徐々にストーリー展開が早くなって、引き込まれていった。(8月のお盆休みに)映画も見た。本を読んだ時のイメージしていたものとは明らかに場所の設定が違っていたので、多少違和感を感じたところもあったが、最後は本と同じような感情にしてくれた。映画化された本を読む気になった。

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    2014年08月12日
  • 極大射程(下)

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    ベトナム戦争の英雄で伝説的な狙撃手だったボブ・リー・スワガーシリーズ第一作目。
    陰謀に巻き込まれ窮地に陥りながらも反撃にでる。
    終始一貫してボブの男の美学を感じるハードボイルド小説。
    最後の最後まで、予想外の展開に引き込まれる。

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    2014年02月04日
  • 極大射程(上)

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    誰が何と言おうと非常に面白い、大傑作冒険小説である。この作品が記念すべきスワガー・サーガの第一作であり、ここから壮大なスワガー・サーガが始まるのだ。

    新潮文庫版が絶版になり、この度、目出度く扶桑社ミステリーから復刊。復刊に際しては一部改訳・再編集されたとのこと。

    元海兵隊の英雄ボブ・リー・スワガーは、大統領暗殺の謀略に巻き込まれ、狙撃犯の汚名を着せられ、追われる。

    負傷しながらも命からがら狙撃現場から脱出したボブ・リー・スワガーは自らの汚名を返上し、謀略の真実を暴くことが出来るのか…

    スティーヴン・ハンターとの最初の出会いは、扶桑社ミステリーの『ダーティホワイトボーイズ』である。余りに

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    2013年07月03日
  • SEX20億年史 生殖と快楽の追求、そして未来へ

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    石田衣良さんが勧められていて、読んでみました。おもしろかった!
    ただし、ネタとしては。

    特に現代のセックス事情について、学術的根拠が薄いことを拡大解釈している。
    例えば「女性は男性を求める場合、男性と比べて、かなり平均から上位にある男性を探しがち」という結論にある。例えばマッチングアプリでの、外見。陰茎のサイズなど。
    だがAVに出てくる女優も、外見はかなり上位ではないか?
    結局、「性欲の付き合い」なら平均以上を求めるのは、男女変わらないのでは?

    またマッチングアプリでも、婚活専門であれば現実的な選択をしているのでは?周囲に婚活で出会って結婚した人が複数人いるが、別に平均から大きく上位にいる

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    2025年07月26日
  • フロント・サイト1 シティ・オブ・ミート

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     表紙が格好いい。本文に主人公チャールズ・スワガーのいでたちの描写があるが、この表紙に勝るものはないだろう。

     シカゴにある屠畜場で発生した事件を契機にチャールズ・スワガーが捜査に乗り出す。屠畜に使用される薬品がナイトトリップと呼ばれるドラッグとして不正に流出し、チャールズが関係した事件をはじめ数件の殺人事件に関与しているとのこと。人種差別があることが当たり前の社会で黒人警官と協力し事件解決にあたる、ハードボイルド活劇だ。

     スワガー家3代に渡る武勇伝の第1部、このチャールズにして、次代のアール、そしてボブ・リーにつながる活劇を大いに楽しもう。

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    2025年06月19日
  • 極大射程(下)

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    ネタバレ

    大事なエピソードは残しつつも、映画では登場人物の役割が変わっていたことがわかり、スッキリ。映画化ってそういうもんだもんね。

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    2025年04月27日
  • 真夜中のデッド・リミット(下)

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    巨匠S・ハンター初期の作品「真夜中のデッド・リミット」再読。--武装集団に占拠された山中深くの核ミサイル発射基地。発射を阻止するためには、難航不落な基地に潜入するしかない-- 90年初版なのに圧倒的なスピード感と面白さ。話が安っぽくならないのはキャラクターに深みがあるから。拍手!

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    2025年03月21日
  • 極大射程(下)

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    ネタバレ

    上下巻で読み応えあり。
    あまり出回ってなくて、メルカリで手に入れました。

    映画の「シューター」の原作で映画の方を先に観ました。アメリカをこよなく愛す、孤独な男の生き様というストーリーで、様々な伏線の中に男のロマンあり、様々な愛の形がありアメリカが一番元気で強かった時代を強く感じた。
    シリーズものなので、この後も読んでみたいエンタメ作品。

    敵対するものを対決し終わり・・と思いきや、法廷で決着をつけるというその時点から仕掛けていたのかという意外な終わり方で、法的にも完璧。

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    2024年08月13日
  • つけ狙う者(下)

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    ネタバレ

    うーん。


    この前が良すぎたからの失速感。

    ヨーナが帰ってきたのは想定内なんだけど、え、ちょっとやりすぎ…のはちゃめちゃが。作品が進むにつれてここまでボロボロになられると、読みながら心配になってしまう。
    暗いサスペンスだからどこかで主人公には逃げ場としての暖かさや光、強さを期待しちゃうんだよね。本作ではまるで、止まり木のない長距離飛行を強いられた渡り鳥みたいな気持ちだった。辛くてもヨーナがそこにいなくて。いやね、いるんだけどなんかどうも信頼できない。きっとこの人が犯人を見つけるんだ、ってお約束はあるんだけど、あまりに暴力発砲略奪なんでもござれの問答無用で…

    ヨーナのかわりのマルゴットが臨

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    2024年05月22日
  • つけ狙う者(下)

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    凄まじい作品でした。みんな満身創痍。恐る恐る読み進める必要がありました。事件が解決するのを信じて。ヨーナの後任が妊婦っていう設定がいいですね。スウェーデン社会の象徴でしょうか。そして前作のラスト同様、ヨーナどうなるんだ〜。

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    2023年02月12日
  • つけ狙う者(上)

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    感想は下巻で。ヨーナは長身なので全く合ってないが、何故かスターウォーズのルーク・スカイウォーカーをイメージしてしまった。隠者生活してたからか。

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    2023年02月12日
  • 極大射程(上)

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    かなり読み応えのある作品だが、ハードボイルドの雰囲気と戦争モノの緊張感、謎解きのミステリ要素もあり当時のランキングに挙げられたことも納得の内容。

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    2022年05月06日
  • つけ狙う者(上)

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    国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月――彼の後任となったのは、 臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。いま彼女が担当しているのは、独身女性の 連続惨殺事件だ。どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯人は、犯行の直前に被害者の姿が映った映像を警察に送りつけていた。目撃者もなく、 被害者どうしの接点や共通点もないなか、警察は過去の犯罪歴から強迫的な執着を持 つ性犯罪者の洗い出しを進めるが、容疑者らしき人物は浮かんでいなかった……。

    砂男に続く、シリーズ第5作。情け容赦ない描写が続く。

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    2021年10月10日
  • つけ狙う者(下)

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     普通小説の作家二人が別名義で書いているこのシリーズは、毎回、そうとはとても思えぬほど、娯楽味に溢れている。キワモノすれすれの残酷さ。展開の奇抜さ。登場人物たちの個性の強さ。何もかもが通常のミステリー以上に過激なのは、彼らが普通小説作家だからなのかもしれない。ブレーキのないスポーツカーのようにこのシリーズは、よく走る。

     現在スウェーデンで最も売れているクライム作家なんだそうである。これだけページターナー作品が連続するところ見れば、それも当然という気がする。このヨーナ・リンナ刑事のシリーズは8作完結らしいが、『催眠』『契約』『交霊』の最初の三作はハヤカワミステリー文庫にて出版後、現在絶版状態

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    2021年04月06日
  • つけ狙う者(上)

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     普通小説の作家二人が別名義で書いているこのシリーズは、毎回、そうとはとても思えぬほど、娯楽味に溢れている。キワモノすれすれの残酷さ。展開の奇抜さ。登場人物たちの個性の強さ。何もかもが通常のミステリー以上に過激なのは、彼らが普通小説作家だからなのかもしれない。ブレーキのないスポーツカーのようにこのシリーズは、よく走る。

     現在スウェーデンで最も売れているクライム作家なんだそうである。これだけページターナー作品が連続するところ見れば、それも当然という気がする。このヨーナ・リンナ刑事のシリーズは8作完結らしいが、『催眠』『契約』『交霊』の最初の三作はハヤカワミステリー文庫にて出版後、現在絶版状態

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    2021年04月06日
  • つけ狙う者(下)

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    まさかまさかの展開❗️ヨーナ、杖ついてなかったっけ?なのに八面六臂の大活躍、まさに一気読みに相応しかった。それにしても臨月のマルゴットさんが現場で指揮をとる描写にスウェーデンと最下位に近い日本の女性の立場の違いを思い知らされた。

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    2021年03月13日
  • つけ狙う者(上)

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    息もつけない、ジェットコースターみたいな作品。短いセンテンスが恐怖感を煽る。グロいシーンもあるがそれ以上に読ませてくれる。ヨーナに再会できるとは!

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    2021年03月13日