染田屋茂のレビュー一覧
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狙撃手一家シリーズの祖父の話。
1944年海兵隊軍曹であるアール・スワガーは太平洋での激戦の後、ヨーロッパ戦線の膠着を解消すべく招聘された。
命令の概要は陸軍”少佐”としてヨーロッパの戦略事務局に入り込み、「銃弾の庭」と呼ばれる場での戦場の攻略を成し遂げること。
戦場はフランスの開けた郊外であり、長い前線が構築されているものの斥候偵察に出た部隊が軒並み、狙撃手に倒されており、その狙撃手を倒さないことには戦略的行動に移れないという事だった。
かくして狙撃手狩りがはじまった。
いつものスワガーシリーズと同じく銃器の説明は過剰なほど多いものの、ストーリーはテンポよく進み、話も壮大なので面白かった。 -
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プロローグ
舞台は、1934年のシカゴ
そう、長らく続いた禁酒法から解放された翌年だ
その禁酒法時代に暗躍した希代のマフィアのドン
“アル・カポネ”はもうアルカトラズの刑務所だ
その絶対的存在がいなくなり、無法地帯化した
このシカゴに、ある漢が舞い降りる
その名も“チャールズ・スワガー”降臨だ!
本章
『フロント・サイト1』“City of Meat”★4
言わずとしれた、スワガーサーガの最新作
今回は、そう、あの『極大射程』の主人公である
ボブ・リー・スワガーの祖父である、チャールズ・スワガーが主人公である
30年代のアメリカを舞台にした、ノワールと適度にガンアクションが散りばめられた、極上のガンアクションミステリー
名手スティーヴン・ハンターが描く祖父、父、息子3世代の壮大な物語に小躍りを隠せない己がいた
エピローグ
にしてもだ、
恐らくアメリカで最も有名であろうスナイパーの
スワガー・シリーズ!
発売後1年が過ぎ、レビューが私で3件目というのは
甚だ寂しい限りである
今後も応援しなければ!!!
そう思った
そして、次はボブ・リー・スワガーの父である
アール・スワガーが主人公の
『フロント・サイト2』“JohnnyTuesday”だ!!!
完
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石田衣良さんが勧められていて、読んでみました。おもしろかった!
ただし、ネタとしては。
特に現代のセックス事情について、学術的根拠が薄いことを拡大解釈している。
例えば「女性は男性を求める場合、男性と比べて、かなり平均から上位にある男性を探しがち」という結論にある。例えばマッチングアプリでの、外見。陰茎のサイズなど。
だがAVに出てくる女優も、外見はかなり上位ではないか?
結局、「性欲の付き合い」なら平均以上を求めるのは、男女変わらないのでは?
またマッチングアプリでも、婚活専門であれば現実的な選択をしているのでは?周囲に婚活で出会って結婚した人が複数人いるが、別に平均から大きく上位にいる人たちではない。
というふうに、古代や類人猿のことも拡大解釈されている可能性があるので、読み物としては面白いのだが、まるっきり信じることはできなかった。
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表紙が格好いい。本文に主人公チャールズ・スワガーのいでたちの描写があるが、この表紙に勝るものはないだろう。
シカゴにある屠畜場で発生した事件を契機にチャールズ・スワガーが捜査に乗り出す。屠畜に使用される薬品がナイトトリップと呼ばれるドラッグとして不正に流出し、チャールズが関係した事件をはじめ数件の殺人事件に関与しているとのこと。人種差別があることが当たり前の社会で黒人警官と協力し事件解決にあたる、ハードボイルド活劇だ。
スワガー家3代に渡る武勇伝の第1部、このチャールズにして、次代のアール、そしてボブ・リーにつながる活劇を大いに楽しもう。 -
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ネタバレうーん。
この前が良すぎたからの失速感。
ヨーナが帰ってきたのは想定内なんだけど、え、ちょっとやりすぎ…のはちゃめちゃが。作品が進むにつれてここまでボロボロになられると、読みながら心配になってしまう。
暗いサスペンスだからどこかで主人公には逃げ場としての暖かさや光、強さを期待しちゃうんだよね。本作ではまるで、止まり木のない長距離飛行を強いられた渡り鳥みたいな気持ちだった。辛くてもヨーナがそこにいなくて。いやね、いるんだけどなんかどうも信頼できない。きっとこの人が犯人を見つけるんだ、ってお約束はあるんだけど、あまりに暴力発砲略奪なんでもござれの問答無用で…
ヨーナのかわりのマルゴットが臨月で、え、まさかの?とかハラハラしたけど無事産まれてよかったと思いつつ、臨月の意味は?とか納得感がないんだなあ。サーガもちらっと出るだけで、うーん、誰にも安心して寄り添えないよ…
まあ最後のページのヨーナは、そうだろうね…なんだけど、え、このままアウトローで関わるのかな。できればまっとうに犯罪を解決してもらいたかったが…さあどうなるんだろう。
ちなみに翻訳?校正?があまりいけてない気もするんだけど。ヨーナとエリックのセリフが違ってたり誤字があったり。諸々踏まえてこのシリーズでは1番辛い評価にて。 -
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普通小説の作家二人が別名義で書いているこのシリーズは、毎回、そうとはとても思えぬほど、娯楽味に溢れている。キワモノすれすれの残酷さ。展開の奇抜さ。登場人物たちの個性の強さ。何もかもが通常のミステリー以上に過激なのは、彼らが普通小説作家だからなのかもしれない。ブレーキのないスポーツカーのようにこのシリーズは、よく走る。
現在スウェーデンで最も売れているクライム作家なんだそうである。これだけページターナー作品が連続するところ見れば、それも当然という気がする。このヨーナ・リンナ刑事のシリーズは8作完結らしいが、『催眠』『契約』『交霊』の最初の三作はハヤカワミステリー文庫にて出版後、現在絶版状態となっている。
シリーズものの翻訳版権は、3作セットで買うことが通例だそうである。4作目からの版権は、売れ行き判断で窺ってゆくらしい。早川書房はこのシリーズは3作だけで売れ行きがきっと芳しくなかったのだろう、NG判断をしたわけである。
次の3作の版権を取った扶桑社が久々に4作目の『砂男』を出したところ、そこそこの手ごたえがあったのだろう。過去のハヤカワ文庫作品も、一気に中古価格が値上がりした次第。翻訳ミステリーには賞味期限があり、またそのタイミングと時代の読みが必要なのだろう。過去3作は日本ニーズが高まり切っていない時期に出され、十分な評価を得られなかったのだろう。ぼくは1作目の『催眠』と4作目の『砂男』と読んでいる。途中の過去作2作を未読のまま、敢えてこのシリーズを進めているが、何だかとても少し悲しい状況である。
さて気を取り直して本書では、シリーズ主人公のヨーナ・リンナは、ますます世捨て人となり、警察を辞めてなお、無資格の一匹狼捜査を続けざるを得ない運命に引きずり込まれてゆく。犯罪者もクレイジーだが、それに輪をかけてクレイジーな男が主役を取る、というところが嬉しい本シリーズである。
本書では、『催眠』の事実上の主人公でもあるエリック・マリア・バルクが、ヨーナとダブル主人公をこなしてゆく。催眠により、ある重要キャラクターの壊れた過去記憶から情報を引き出すという役割、と見えたが、実は彼の本書のストーリーへの関わりは、本人さえ気づけないほど、ずっと深い。その辺りが本書最大の醍醐味なのである。
プロットは凄まじく、サイコ・サスペンスとアクションとミステリー、いやスプラッタやホラーもかな? ともかく多面的なエンターテインメントに徹しており、終盤のどんでん返しや、カタストロフに近いクライマックスは、前作を凌ぐかに見える。
エリックの盲目のピアノ教師ジャッキーとその華憐な娘アデレーンが、本書のヒューマンで心に響く部分を請け負うが、彼女らを守る立場に追いつめられるエリックの行動も、ヨーナともどもダイナミックこの上ない。北欧ミステリーならではの面白さをしっかり継承している本シリーズ、やはり過去作の再販が望まれる。さあ、どうでしょう、ハヤカワさん! -
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普通小説の作家二人が別名義で書いているこのシリーズは、毎回、そうとはとても思えぬほど、娯楽味に溢れている。キワモノすれすれの残酷さ。展開の奇抜さ。登場人物たちの個性の強さ。何もかもが通常のミステリー以上に過激なのは、彼らが普通小説作家だからなのかもしれない。ブレーキのないスポーツカーのようにこのシリーズは、よく走る。
現在スウェーデンで最も売れているクライム作家なんだそうである。これだけページターナー作品が連続するところ見れば、それも当然という気がする。このヨーナ・リンナ刑事のシリーズは8作完結らしいが、『催眠』『契約』『交霊』の最初の三作はハヤカワミステリー文庫にて出版後、現在絶版状態となっている。
シリーズものの翻訳版権は、3作セットで買うことが通例だそうである。4作目からの版権は、売れ行き判断で窺ってゆくらしい。早川書房はこのシリーズは3作だけで売れ行きがきっと芳しくなかったのだろう、NG判断をしたわけである。
次の3作の版権を取った扶桑社が久々に4作目の『砂男』を出したところ、そこそこの手ごたえがあったのだろう。過去のハヤカワ文庫作品も、一気に中古価格が値上がりした次第。翻訳ミステリーには賞味期限があり、またそのタイミングと時代の読みが必要なのだろう。過去3作は日本ニーズが高まり切っていない時期に出され、十分な評価を得られなかったのだろう。ぼくは1作目の『催眠』と4作目の『砂男』と読んでいる。途中の過去作2作を未読のまま、敢えてこのシリーズを進めているが、何だかとても少し悲しい状況である。
さて気を取り直して本書では、シリーズ主人公のヨーナ・リンナは、ますます世捨て人となり、警察を辞めてなお、無資格の一匹狼捜査を続けざるを得ない運命に引きずり込まれてゆく。犯罪者もクレイジーだが、それに輪をかけてクレイジーな男が主役を取る、というところが嬉しい本シリーズである。
本書では、『催眠』の事実上の主人公でもあるエリック・マリア・バルクが、ヨーナとダブル主人公をこなしてゆく。催眠により、ある重要キャラクターの壊れた過去記憶から情報を引き出すという役割、と見えたが、実は彼の本書のストーリーへの関わりは、本人さえ気づけないほど、ずっと深い。その辺りが本書最大の醍醐味なのである。
プロットは凄まじく、サイコ・サスペンスとアクションとミステリー、いやスプラッタやホラーもかな? ともかく多面的なエンターテインメントに徹しており、終盤のどんでん返しや、カタストロフに近いクライマックスは、前作を凌ぐかに見える。
エリックの盲目のピアノ教師ジャッキーとその華憐な娘アデレーンが、本書のヒューマンで心に響く部分を請け負うが、彼女らを守る立場に追いつめられるエリックの行動も、ヨーナともどもダイナミックこの上ない。北欧ミステリーならではの面白さをしっかり継承している本シリーズ、やはり過去作の再販が望まれる。さあ、どうでしょう、ハヤカワさん! -
Posted by ブクログ
久し振りにベタベタの冒険小説を読む。
男の憧れ最高のタフガイの話。
絶対に助からない、既に人間の域を超えてる。なのに不死鳥の様に、都合良く復活する。
どんなに、後付けで理由付けをしても無理でしょ!ありえないでしょ!と言っても強引に筆は進む。
結局、読者は諦めて、そうなるのねとシブシブ納得しながら
読むしかない(笑)
この世界観に素直にハマればこよなく気持ち良い。
主人公はどんなに窮地に立っても、間違いなく乗り越えて行くのだ!我らがヒーローボブ!!!
ハラハラドキドキなんか全然しないぞ、安心して読めるぞ。
僕は大好きだ!!
「戦えば勝つ、必ず」(宇宙怪人ゴースト)