【感想・ネタバレ】つけ狙う者(下)のレビュー

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犯人がわかってからのラストは、ほっとするやらがっかりやら。
ヨーナ、これからどうなるの?
内容は満足しましたが、ヨーナの出番が少なく、物足りなくて不完全燃焼。次作に期待します。でもこのシリーズは本当におもしろいです。☆はもちろん五つ。

#切ない #感動する #怖い

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2022年09月30日

Posted by ブクログ

この一冊だけ読んでも充分楽しめるけど、是非シリーズで読んでもらいたい。
北欧ミステリーは事件そのものだけじゃなく、登場人物の背景の描き方が魅力的だと思う。シリーズに渡って伏線が張られているのがすごい。
ヨーナ・リンナは今までずっと残虐な事件の中で唯一の光のような存在だと思いながら読んできたが、彼自身に色々あってこの本ではまた違った存在になっていて少し悲しくもあり…でも面白かった。
そして続編がすぐに読みたくなる終わり方。

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2021年03月03日

Posted by ブクログ

凄まじい作品でした。みんな満身創痍。恐る恐る読み進める必要がありました。事件が解決するのを信じて。ヨーナの後任が妊婦っていう設定がいいですね。スウェーデン社会の象徴でしょうか。そして前作のラスト同様、ヨーナどうなるんだ〜。

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2023年02月12日

Posted by ブクログ

 普通小説の作家二人が別名義で書いているこのシリーズは、毎回、そうとはとても思えぬほど、娯楽味に溢れている。キワモノすれすれの残酷さ。展開の奇抜さ。登場人物たちの個性の強さ。何もかもが通常のミステリー以上に過激なのは、彼らが普通小説作家だからなのかもしれない。ブレーキのないスポーツカーのようにこのシリーズは、よく走る。

 現在スウェーデンで最も売れているクライム作家なんだそうである。これだけページターナー作品が連続するところ見れば、それも当然という気がする。このヨーナ・リンナ刑事のシリーズは8作完結らしいが、『催眠』『契約』『交霊』の最初の三作はハヤカワミステリー文庫にて出版後、現在絶版状態となっている。

 シリーズものの翻訳版権は、3作セットで買うことが通例だそうである。4作目からの版権は、売れ行き判断で窺ってゆくらしい。早川書房はこのシリーズは3作だけで売れ行きがきっと芳しくなかったのだろう、NG判断をしたわけである。

 次の3作の版権を取った扶桑社が久々に4作目の『砂男』を出したところ、そこそこの手ごたえがあったのだろう。過去のハヤカワ文庫作品も、一気に中古価格が値上がりした次第。翻訳ミステリーには賞味期限があり、またそのタイミングと時代の読みが必要なのだろう。過去3作は日本ニーズが高まり切っていない時期に出され、十分な評価を得られなかったのだろう。ぼくは1作目の『催眠』と4作目の『砂男』と読んでいる。途中の過去作2作を未読のまま、敢えてこのシリーズを進めているが、何だかとても少し悲しい状況である。

 さて気を取り直して本書では、シリーズ主人公のヨーナ・リンナは、ますます世捨て人となり、警察を辞めてなお、無資格の一匹狼捜査を続けざるを得ない運命に引きずり込まれてゆく。犯罪者もクレイジーだが、それに輪をかけてクレイジーな男が主役を取る、というところが嬉しい本シリーズである。

 本書では、『催眠』の事実上の主人公でもあるエリック・マリア・バルクが、ヨーナとダブル主人公をこなしてゆく。催眠により、ある重要キャラクターの壊れた過去記憶から情報を引き出すという役割、と見えたが、実は彼の本書のストーリーへの関わりは、本人さえ気づけないほど、ずっと深い。その辺りが本書最大の醍醐味なのである。

 プロットは凄まじく、サイコ・サスペンスとアクションとミステリー、いやスプラッタやホラーもかな? ともかく多面的なエンターテインメントに徹しており、終盤のどんでん返しや、カタストロフに近いクライマックスは、前作を凌ぐかに見える。

 エリックの盲目のピアノ教師ジャッキーとその華憐な娘アデレーンが、本書のヒューマンで心に響く部分を請け負うが、彼女らを守る立場に追いつめられるエリックの行動も、ヨーナともどもダイナミックこの上ない。北欧ミステリーならではの面白さをしっかり継承している本シリーズ、やはり過去作の再販が望まれる。さあ、どうでしょう、ハヤカワさん!

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2021年04月06日

Posted by ブクログ

まさかまさかの展開❗️ヨーナ、杖ついてなかったっけ?なのに八面六臂の大活躍、まさに一気読みに相応しかった。それにしても臨月のマルゴットさんが現場で指揮をとる描写にスウェーデンと最下位に近い日本の女性の立場の違いを思い知らされた。

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2021年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻は暗く苦しいという点で北欧ミステリーらしかったが、下巻はラスト残り100ページちょっとというところから怒涛の展開。とても北欧ミステリーっぽい状況になるのだが、想像を超える派手さとグロさに驚いた。

シリーズものをいきなりこの作品から読んでしまったのだが、遡るのはちょっとつらいかな。
犯人は意外でしたが、スッキリ!って感じはしなかった。

根本的に催眠術を捜査に使うのは好きでない。(今さら)

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2021年02月21日

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