黒野伸一のレビュー一覧
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ネタバレAIが発達した社会では、「こういうこともありえるよね」と思える描写が多く、「フィクションだから」と割り切れないところもありました。
また、介護や思春期の子どもを抱える家庭の辛さ、大変さも描かれていて、読み応えもあります。
オチもリアリティがありましたし(エピローグでは「救い」がありすぎるようにも感じましたが、それもアリかも)、人口知能がどのようにアルゴリズムを働かせて「思考」しているのか、が(実際には違っているとしても)それらしく描かれていてストレス無く読むことができました。
要するに、人が相手であろうが、AIが相手であろうが、どういった意図で発言や態度を表明しているのかを考えて(想像して -
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人工知能がより幅をきかせている未来のお話。アンドロイドの恵はおじいちゃんおばあちゃん、主人、その子供(娘・息子)と住み、家政婦として仲良く暮らしている。各登場人物たちはAIとのやりとりや幻想に苦労する。そんな中、近所で、AIが犯人だという殺人事件が起こる。殺人事件の犯人は、恵は…。アンドロイドが生活の中で一層働き、会社ではドローンの上司がやってくる、人間は思考や友情関係など把握され、大多数の仕事が奪われるため富裕層は都会に住み、極貧層が地方に住むようになる。ある一つの可能性の世界だな。『10年後の仕事図鑑』も今ちょうど読んでいるので、AIを絡めた様々な未来を想像してしまう。今までにないスピード
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ネタバレ評価は4.
内容(BOOKデーターベースより)
「どうせなら金を賭けないか?誰が一番長生きするか」聡、弘、明男、正輝、博夫、規子の6人は、小学校時代からの幼なじみの76歳。全員ヒマな上、比較的元気なので、時折同窓会を開いている。しかし話題は、暗いものばかり。そんなある日、6人の中でも最も明るくマッチョな明男がそんなラテンな提案をする。皮肉にも、酔狂な賭けを通じて彼らはお互いのことをよく知るようになるのだが…。生と死、老いと人生を切なくもユーモラスに描き、高齢化社会を希望で照らす、ヒューマン・エンタテインメント。賭け金総額五千七百万円、『長生き競争!』ここに開幕。
年寄りの老後の?むちゃな -
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前作は日本の農政の歴史なんてのにも踏み込む話でしたが、今回は地方行政、ハコモノ行政なんてものに踏み込む。
過疎が進んでいる地方都市、近くには前作の舞台となった止村も。
そんなところに大型ショッピングセンターが出来て、たくさんのお客さんが集まる。
地元の商店街は閑古鳥が鳴いてるが、ひっそりとお年寄りの居場所はとなるカフェが。
そこを舞台に都会出身の若者たちが地元の方々とのコミュニケーションを通じ、自分自身の価値や残すべきものなどにも気付いていく。
もちろん主人公の多岐川優は登場するが、今回は奥さんの方がメイン。
素敵なエンディングでした。 -
Posted by ブクログ
前作は限界集落そのものに視点が向けられていたが、
本作では商店街対ショッピングモールという構図で
やや身近なテーマにシフト。
前作で定着した(元)限界集落のブランドを活かして
建設されたショッピングモールなので、
前作の登場人物も引き続き登場。
他の登場人物から前作主人公に向けられる
「こいつなら何とかしてくれる」的な安心感(笑)
この人が動き出してからは
作中でのハラハラ感が薄まってしまう。
昔からある建物、通りを活かして
町の発展、維持を目指すのか、
大型の箱モノ事業で人の流入、収益ありきを目指すのか。
何が正しい、とかはわからないけれど、
どちらの事業を進めるにしても
「そこに住