永井義男のレビュー一覧

  • 不便ですてきな江戸の町 (3)

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    う〜ん、予定調和的な終わり方だけど、もう少し余韻が欲しかったかな。

    泥棒の件は方がついて良かった。
    まぁ、捕まれば今度こそそうなるよね。

    江戸前では絶滅してたり、埋め立てで地形が変わったために、もはや現代では味わえない江戸グルメや遊びを味わうのは、順当。
    妊娠したかもで、本気で悩む島田が良かった。

    星は完結祝儀で、ちょいとオマケ。

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    2025年05月23日
  • 吉原の舞台裏のウラ 遊女たちの私生活は実は○○だった?

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    吉原の世界を垣間見た。面白かったが、やはり人身売買された女郎たちの生活はなんとも酷。吉原だけでなく、横浜、長崎など異人向けのところも知れた。

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    2024年10月29日
  • 蔦屋重三郎の生涯と吉原遊廓

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    谷津矢車さんの『蔦屋』を読み終わった2日後に行った書店で、この本が新刊コーナーの前面に売られていて、ふと手に取りパラパラ眺めていたら、つい先日想像していた世界が目の前に現れて、蔦重や戯作者たちの声が聞こえてきて、遊女たちの想いも伝わってきて、店頭でぶわぁっと涙が出てきてしまったので慌てて閉じ、少し落ち着いてからレジに持って行った次第。はじめは買うつもりなかったんだけど。

    オールカラー141ページ、4章あります。「蔦屋重三郎の生涯」、「蔦屋重三郎の吉原遊廓」、「遊女たちの生活」、「吉原の近代と現在」。前半は蔦屋重三郎の生涯と、絵師や戯作者たちの活躍、後半は吉原の歴史や表と裏など。

    前半につい

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    2024年10月28日
  • 武士のフトコロ 1

    ネタバレ 購入済み

    妙に現代っぽい

    武士の話は、我慢が美徳とされているのが多いせすが、現代のお金に換算して説明していることもあり、現代っぽくて面白かったです。

    #カッコいい #笑える

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    2023年06月03日
  • いちげき (1)

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    全7巻。
    1巻しょっぱなからいきなりピーク。そこから4巻くらいまで話しに隙間がなくて読むことをやめられないかった。こんな読み続けた漫画は久しぶり。そこから最終巻まで、疾走感は薄まったけど内容の濃さは持続で、最後までおもしろかった。

    2
    2021年04月11日
  • いちげき (7)

    購入済み

    終わった

    最後に残るは一太刀だけ
    本当にグッダグダグッダグダと命を惜しんだ命のやり取りを続けて
    斬る理由がなくなってから斬る理由ができて
    本当に本当に
    殺す人の物語を描くのが上手い。
    買ってよかった。読んでよかった

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    2021年03月17日
  • いちげき (6)

    購入済み

    殺人者の悲哀

    殺人者の悲哀をすごい感じた。やはり、本当に、最高の葛藤を描く作家だよこの人・・・。操られる人が操られてる事に気づいてもどうしようもないって描写も含めてすごい。傑作でしょいちげき

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    2020年05月16日
  • いちげき (1)

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     一百姓だった丑五郎達は、突如開かれた「選抜試験」に合格し、サムライとしての訓練を受ける。
    身分の差が歴然であり、今までサムライに虐げられてきた丑五郎達は、自分の生活の変化に戸惑いながらも自身がサムライであることを自覚していく。

    本作品は、百姓が武士になるという、激しい変化の中で主人公たちの心がどのように変化していくかを追うのが楽しいところだと思います。
      つかみどころのない、トボけた絵柄で書かれる一方で、締めるところはしっかり締めてくる。メリハリのある展開が主人公たちの感情、変化を一層強く感じさせます。

    1
    2019年08月15日
  • いちげき (4)

    購入済み

    面白いです!

    原作があるせいか至極真っ当に話が進むのも良いし、シリアスなシーンでも時々我慢できないような次郎先生のお茶目が顔を覗かせてるとこが好きです。
    伊牟田が良い奴で参った。島田様も海江田もみんな憎めない。今後どうなるのか、原作はあえて読むのを我慢して(この連載が無事終わったら小説を読もうと思います)ワクワクで次を待ってます。

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    2019年07月19日
  • いちげき (1)

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    ネタバレ

    動乱の幕末。我が物顔で江戸の町を蹂躙する薩摩藩の横暴に対抗するべく、幕府が招集したのは屈強な農民たちだった。剣を握ったこともない彼らを指導するのは元新撰組。陰で操るのは勝海舟。身分制度も流派もすっとばして突き抜ける活劇アクション

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    2019年03月16日
  • いちげき (3)

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    めちゃくちゃ面白い。侍の口車に乗せられて「一撃隊」に登用された百姓たちが、薩摩藩にゲリラ戦を仕掛ける、と言う話なのだが、農業で鍛えた肉体と豪胆さが日ごろ百姓を見下している本物の侍を翻弄する様。一撃を習得しただけで刀術を統べている訳ではないのだが、主人公・丑五郎の機転の良さなどを見ていると「教えて貰えれば本職より向いている場合がある」と言うある種の職業漫画とも読める。

    『フリージア』は、その仕事を行うスキルが天才的だったのか、やってスキルが開花したのか(元々素養があった)敵討ち法が施行されている世界での「執行人」として働く事になった叶の不気味さ…松本次郎さんの描く線の生々しいざらざらした感覚が

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    2018年04月04日
  • 非情のススメ 超訳 韓非子

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    ページをめくるたびに心が締め付けられるのですが、どこまでも現実を見据えた正論です。
    この本を100回読めと、斎藤一人さん。

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    2015年11月09日
  • 本当はブラックな江戸時代

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    江戸時代の話題を中心に書いた本を読むのが、はじめてで、他の分野で書かれた江戸時代の断片、あるいは時代小説のイメージしかありませんでした。

    我々が江戸時代に対して持っているイメージがかなり美化されているものだとわかり、江戸時代の日本に生まれなくて良かったと思いました。

    残酷な話も多いですが、しっかりとした文献をもとに書かれていて、説得力もあります。

    日本人は昔から事勿れ主義だったのだなぁと思ったりもしました。

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    2025年11月22日
  • 秘剣の名医【十九】幕府検屍官 沢村伊織

    ネタバレ 購入済み

    ここの所、ずっと、お蝶と坂本のペアだったので、下品な、辰治と鈴木のペアは、久し振り。最初の頃は、えっ嫌な奴ら何て思ったけれど、言葉が、下品なだけで、なかなか人情家なのが、わかってきて、久し振りに出て来たので、よっお久し振りっていう感じだった(笑)

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    2025年10月07日
  • 秘剣の名医 四 吉原裏典医 沢村伊織

    ネタバレ 購入済み

    伊織さん、事件関わりで、吉原から出て、新天地へ。それにしても、よくよく事件に好かれるな〜(笑)そして、お杉も正吉も、それぞれの道へ。自身は、お見合い?お園さんは?

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    2025年08月24日
  • 秘剣の名医 三 吉原裏典医 沢村伊織

    ネタバレ 購入済み

    あら?まだ、吉原に居たんだ(笑)鳴滝塾の旧友の難儀を救い、旧交を温めてまた新たな出会いに繋がって行く。それにしても、フェンシングの剣を、仕込み杖にするとは、考えましたね。

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    2025年08月23日
  • 吉原の舞台裏のウラ 遊女たちの私生活は実は○○だった?

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    遊女・遊郭モノである。このスジでは高名な永井氏の作品。連載されていたものを書籍化したので、話は簡潔で読みやすい。江戸後期になると吉原は廃れつつあったとは知らなかった。大阪・新町、京都・島原、長崎・丸山、横浜・港崎についての記載もあり。

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    2025年08月15日
  • 本当はブラックな江戸時代

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    時代小説や一部の江戸研究家によって美化された江戸のイメージを正しくしたいという意気込みで書かれた本書。主に朱引内に集住する武士、町人の仕事、安全、司法、食料事情、衛生面それぞれのブラックさを解説している。印象的なのは、落語にも出てくる裏長屋の生活臭の強烈さだ。まさに糞味噌一緒という臭いだったのだろう。また、命は紙屑のように軽く、成人しても多くの町人は安い人件費でこき使われる。子どもの間引きが日常茶飯事であったこともブラックな時代だったことを強く感じさせる。

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    2025年07月11日
  • 不便ですてきな江戸の町 (2)

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    深川めしの隆盛を堪能したり、浮世絵を現代で換金してみたり、日本橋を見物したりと、江戸時代を堪能する二人。

    そんな中、色々と問題点が浮き上がってくる。

    ・時空の穴が不安定。しばらく繋がらなくてヤキモキしたり、変なとこに繋がったり。

    ・島辺とおようが深い仲に。性病だったり、避妊だったりと、後々まで響く問題。

    ・現代機器の持ち込み。今更なような気もするが、薬などどころかソーラーバッテリー付きでスマホ持っていった。無くすなよ〜。スタンガンとかも妖術の域だよな。

    ・島辺宅に盗みに入った泥棒がタイムスリップしてくる。江戸でも盗みを働いて、とっ捕まって牢破りまでして…。あ〜めちゃくちゃだよ〜。

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    2024年09月04日
  • 本当はブラックな江戸時代

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     江戸時代を理想化する風潮へのアンチテーゼとして書かれている。実は不潔で犯罪も多かった江戸時代の真実を描こうとする。
     その上で思うのは、なぜこの時代が長く続き、独自の文化が育まれたのかということである。
     決して理想郷ではなく、繰り返されてはならない時代であるが、その時代に醸成された生活の、あるいは社会の知恵とでもいうべきものは知りたい気がした。

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    2024年03月29日