ほたか乱のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み納得出来るかどうか
レビュー題名にした、その一言に尽きると思います。直江と対峙した彼の人は、自分の生き様の最期を納得出来なかったのだろうな。直江も悩みに悩んで、腹を据えた覚悟が、結果彼を救った。言葉というのは命が、力が、宿るんでしょうね。伝えたい、勇気づけたい、理解して欲しい、届ける言葉に入ろんな想いが篭もりますが、そんな気持ちをぎゅっと詰めたような後半二編だったと思います。
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ネタバレ 購入済み晴家良き
邂逅編、とても楽しく読ませて頂いてます。本編では素敵な女性キャラな晴家ですが、もう、なんていうか、可愛くて。図体でかいチワワが、目をランランとさせてちぎれそうなほどシッポ振ってるようで、読んでいてほっこりします。
長秀は、相変わらず、というか、本編と比べてもブレない感じがいいです。遊びでいいから1度付き合ってみたいタイプです。雪蛇に優しい眼差しを向けた景虎。本編よりも大人びていて、時々ドキッとします。 -
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ネタバレ遂に最終巻。
バラバラだった夜叉衆がなんとなくいい感じにまとまってきたところで物語はおしまい。
もうちょっと先まで読んでみたい!と思わずにはいられない。
この5人でよかったなあ!
謙信公の采配、絶妙でしたね!
夜叉衆5人で執り行った結界調伏法、かっこよくてぞくぞくしました。
5人の名前が並ぶと、圧巻。
『おまえが罪の意識を抱くほど、オレの中の何かが、満たされる、気がする』
…っていう景虎様の独白にちょっと震えました。
も、もうそんな境地に?!
敗者だ勝者だってずっと反目し合ってた直江と高耶さんだったけど、始まりは直江の方が勝者だったんだなあ…それを思うとなんかもうこの人たちの400年て! -
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ネタバレ読む手が止まらなくて一気に読んでしまった。
皆が一致団結して1つの敵に立ち向かう様はやっぱ最高です。
バトルシーン大好きです。
それにしても冒頭から衝撃で…。
三郎次さんあまりにも呆気なさすぎるよ、しかも10歳の子供に呆気なく換生ってどういうことですか、景虎様っ!!!
兵蔵太の宿体、好きだったのに…。
あんなにあんなに換生を嫌悪してた景虎様がまさかの再換生第一号だなんてあまりにも皮肉。
兵蔵太の身体を撫でながら泣く景虎様にこちらもつられて号泣でした。
再び換生してしまったことを直江にどう思われるだろう…って気にするあたり、もうすっかり直江にほだされてる感ありますけど。
でも。
そこで立ち止 -
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ネタバレ『亡霊双六』
双六に翻弄される色部さんのお話。いつも冷静でブレない色部さんが、途中ちょっぴり欲に流されそうになったりする様子が新鮮だった。
最後の「やはり貴殿でよかったと思うぞ。景虎殿」って台詞がすごく素敵。
『紅衣観音』
景虎さまと直江が一緒にいるとやっぱりしっくりきますねー。
朝帰りした景虎さまの色香に戸惑う直江はやっぱり直江でこっちがニヤニヤしちゃったよ。
それは嫉妬というやつでは…?
『仕返換生』
まさか宿体の主が怨霊化してたなんて!
換生で追い出した宿主と対峙することになるなんて!
予想外の展開でした。
こんなことも起き得るんだね!
どうやって九郎左衛門と向き合うのか、どう折 -
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ネタバレ信仰って恐ろしい。
信じているものの側から見れば正義なのかもしれないけれど、その正義が結果的には殺戮であったり呪いであったり…。
鉄や凛太郎たちの思いも間違ってはいない、はず。
人買いなんかあってはならない。
だけど、だからといって、殺戮はよくない。決して。
だからこそ、切なさが残る。
どうしようもない。
そんな世情を恨むしかないのかな。
やるせない。
藤も犠牲になってしまったし。
晴家の「藤は俺たちの花だったんだ!」という慟哭が、痛ましかった。
景虎さまは兵蔵太の記憶にどんどん呑まれていき、言動がおかしなことに。
最初は宿体を変えればいいと考えていたけれど、最終的には兵蔵太を抱えて生き -
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ネタバレ自刃して果てた時の自分の怨念と闘う景虎さま。
まさに自分との闘い。
自刃した時の気持ちにはもう戻れないけど、続きを生きてるこの地上にも居場所などないことを悟って苦しむ景虎さま。
吉祥丸の殺戮を目の当たりにして、もう誰も殺したくないのに!と叫ぶ景虎さま、痛々しかった…。
なんでこう毎回毎回過酷なんですか。
「どうしてオレは生きてるんだ!」
この絶叫が突き刺さりますね…。
先は長いよ、まだまだ生きなければならないですよ、景虎さま…(涙)
直江に対しても、復讐心以外の感情が芽生えつつあるんでしょうか。
大っ嫌いな人(直江)に対しても、認めるべきところはきちんと認めて労いの言葉をかける景虎さ -
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ネタバレ不動山城、城蟷螂に成り果てた寧の哀しくやるせないお話。
母親の愛は凄まじい。
凄まじいゆえに、悲劇を生む。
敗軍の将・景虎さまは一体どれだけの業を背負って生きていかなければならないんでしょうか。
この怨霊を生み出した元凶は自分だと我を責める景虎さまだけれど、城を守ることもできずに主を恨むなど笑止千万!と坂崎に言い放った色部さんが物凄くかっこよかった。
こんなふうに思ってくれる人が側にいてよかったねえ、景虎さま!
景虎さまの初めての調伏シーン、最初から最後まで神々しく美しく、荘厳でした。
消えた怨霊たちに向かって労いの言葉をかける景虎さまに涙が止まらなかった。
改めて。
争いは哀しみしか生 -
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ネタバレすべての始まりの始まり。
ここから彼らの苦しく切ない400年が始まる…。
大怨霊と化した景虎さまの残念・怨念が凄まじい。
色部さんに懲伏され、天の闇界で謙信公にとうとうと説かれ、この世とあの世の秩序を守るために再びこの世で生を開始しながらも、精神と肉体の齟齬感に苦しめられる景虎さま。
怨霊の巣窟と化した越後でまた苦しむ景虎さま。
痛々しい。
そんな景虎に優しく手を差し伸べつつも厳しい言葉でわが身を省みよと叱責する色部さん、かっこよすぎです。
そして、そこでいじけて終わらないのがやっぱり景虎さまだなぁと。
ぼろぼろになりながらも前を向いて歩き出そうとする姿が、高耶さんだった。
ああやっぱり高 -
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ネタバレ幕末×ミラージュ。
幕末が好きなので、続々と登場する有名な名前に単純にわくわくしました。
様々な思想が入り乱れて混沌とした時代だけれど、誰もが国を良くしようと奮闘してる熱い時代、そんな世の中にあって生を終わらすことばかりを考えている景虎さまとの対比が切ない。
勤王派の志士の熱にあてられて生きることに少しだけ希望を見出し、また直江と共に歩き始めた景虎さま。
やっぱり前を向いてる時の彼は素敵だなあ…。
なんとなくなのだけれど、夜叉衆はいつの時代もみんな一緒に怨霊調伏をしていたイメージだったので、お互いの所在も知らないままそれぞれの場所でそれぞれの生活を営んでいることに驚いた。
結構、淡白な関 -
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出版社/著者からの内容紹介
不動山城を鎮めた後、景虎たちは再び怨霊退治の旅へ。途中、春日城下では人を狂わせる妖刀の噂が町を騒がせていた。それは御館の乱の敗死者が生んだもので、景虎の怨念に原因があるらしいが…!?
内容(「BOOK」データベースより)
死に際の景虎の怨念を受け、付喪神となった吉祥丸。偽景虎を首領とする黒鳥党はそれを利用し、狂刀を生み出していた。一か所に置かれた夥しい数の狂刀は、巨大な刀の化け物となり、殺戮を始めた。景虎は化け物を止めるべく念を駆使するが、苦戦し力を使い果たしてしまう。そこへ、直江が駆けつけて来た。希望を繋いだ景虎だったが、直江は無表情のまま太刀を抜き、斬りかかっ -
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中短編の寄せ集め。このくらいのボリュームがちょうどいい。
色部さんが双六とかなにごと?と思ったけど、人間臭いっていうかおっさんらしいな、って。
長秀がかっこいいとこあったなぁ…どこだっけ?景虎と背中合わせで敵に立ち向かうあたり、高校生時代がこんな雰囲気だったなとか、直江と高耶さんとの関係もなんだかそうね、この頃からあったのよね、みたいなとこが垣間見えた気がしてよかったな、と。
そういや晴家は…?
米山といえば十三参り…13歳になったら米山に登ってお参りするの?なんか、そんな登山をした記憶がございます。なんで米山?って思ってたんだけど、これ読んでわかったようなわからないような…。
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