渡邉哲也のレビュー一覧

  • 世界と日本経済大予測2020

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    トヨタは中国の通信企業は信用せず、データシステムはNTTのものを使っている。

    ベネズエラは世界最大の石油埋蔵国だが、産出される石油にタールと硫黄が多く含まれているため、
    精製コストが割高である。だから原油価格が下がると原価率が上がってしまう。
    加えてニコラス・マドゥロ政権が独裁体制をとっているため、アメリカが実権を握るIMFが融資したがらない。

    カシミール地方について。
    インドはヒンドゥー教徒が多いが、カシミールはイスラム教徒の多い地域で、どちらかというとイスラム教のパキスタンと親和性が高い。しかし、インド側についたほうが経済的なメリットが大きいため、(貧しいパキスタンと一緒になってもメリ

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    2020年08月19日
  • 「新型コロナ恐慌」後の世界

    購入済み

    若干のタイトル負け感のある良書

    米中対立構造を軸として新型コロナの状況がうまく纏まっているが、やはり現在進行形の新型コロナについてはどうしても消化不良感がある。パンデミックまでの世界情勢のおさらいという点では良書。タイムリーに出版されたものの、新型コロナ情勢が日々変化する現時点ではこれ以上を期待するのは酷だとは思う。新型コロナがある程度収束した時点で、著者の同じテーマでの新刊を読みたい。

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    2020年05月06日
  • ゴーン・ショック! 事件の背後にある国家戦略と世界経済の行方

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    今(2020.4.11)の話題は世界中で新型コロナ感染の一色なので、今年初めにあの、カルロス・ゴーン氏が逃亡してしまったことはニュースにもならなくなりました。大きなニュースでも、より大きなニュースがでると簡単に消えてしまうものなのですね。

    この本は、彼の逃亡がニュースで取り上げられて、感染の話題が持ち上がるまでの今年(2020)1月下旬に読み終えた本です。私はゴーン氏がルノーからやってきて大胆な改革を行って日産を立て直したのを社会人として見てきましたので、その経営手腕も凄いと思ってきましたが、彼が捕まったときの罪状をニュースなので見る限り情けないなと思いました。

    この本では、ゴーンショック

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    2020年04月12日
  • GAFA vs. 中国

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    題名と中身に違和感がありました。
    GAFAの話は最初と最後にあるのですが、ほとんどは様々な国が直面している状況について、作者の見解と共に述べている本でした。
    それはそれで興味深いし勉強になりましたが、タイトル通りの内容を期待すると、少し残念。。。

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    2020年02月14日
  • GAFA vs. 中国

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    タイトルに「GAFA vs. 中国」とあるが、すでにかなり中国に取り込まれてる企業もあるし・・・。
    GAFAそのものを解説するというより、覇権争いの舞台がデータになった背景と、日本が取るべき道について解説した本。

    一年前の書で、すでに古くなっている箇所もあるが、渡邉さんの本は週刊誌のようにさっと読んで次に行くべきなのだろう。
    第一次ペンス演説であれだけぶち上げた割には、事態は進展していない、と見るべきか、米はじっくり腰を据えて対策を取っていっている、とみるか。
    でも、この本の書かれた2018年10月は、まだ孟晩舟女史がカナダで拘束される前なんだな。
    その意味では貿易戦争から全面戦争へ、という

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    2019年12月10日
  • 2019年 アメリカはどこまで中国を崩壊させるか そして日本が歩む繁栄の道

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    米中対立を中心として、アメリカの戦略、ヨーロッパの変化、そして世界の変化に合わせて日本は何をすべきなのかについて解説。アメリカと中国、アメリカを選ぶなら、西側社会ナンバー2の国として国際社会を引っ張っていく存在に変わるべき。

    世界情勢を簡単、スッキリと語れるはずもなし。もし語ったとしたらそれこそが怪しいんだってことがわかりました。

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    2019年04月14日
  • 2019年 表と裏で読み解く日本経済 米中覇権戦争が生むポスト平成の正体

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    猫組長の単著の方が面白い。マレーシア投資の魅力を語る。山口組の分裂とブレグジットをアナロジーで語る。

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    2018年11月18日
  • 世界同時非常事態宣言

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    ネタバレ

    円安で日本人は幸せになれるのか 社会保障と税金のあり方は、公平性と受益者負担が原則です 移民とは、貧しい国から収奪する残酷な制度である 政治がダメならば、国民が変わるしかない。結局のところ、民主主義の国において、政治家とは上のレベルを映す鏡に過ぎないのだ

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    2018年11月03日
  • 沖縄を本当に愛してくれるのなら県民にエサを与えないでください

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    ニュースや新聞で見る「沖縄」それとかけ離れた地元の事情が赤裸々に暴きだされている。これもまた真実なのだろう。
    今まで沖縄って基地があって可哀想という認識だったが、また違った目でニュースなどに触れるきっかけになった。
    ただ内容はかなり過激。


    北海道予算と同じ以上に開発予算。
    基地の反対には韓国系キリスト教団などの左翼が関わる。反対といえば和解金などが貰えるから。

    中国が沖縄を虎視眈々と狙っている。在日韓国人も反日を煽っている。

    リンカーン
    あなたが転んでしまった事に関心はない。そこから立ち上がる事に関心があるのだ。

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    2018年02月13日
  • 日中開戦2018――朝鮮半島の先にある危機

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     選挙結果を受けての緊急出版という触れ込みの通り、ほとんどがTwitterでの発言のまとめのようなもので目新しい情報はなかったが現状把握には最適。本書に限らないが、いわゆる保守系とよばれる人たちの論評を読んでいると、北朝鮮有事、あるいはその先に中国有事があるかもしれない状況でそれを報道しないマスコミの異常さが際立つ。

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    2017年12月30日
  • メディアの敗北 アメリカも日本も“フェイクニュース”だらけ

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    日本のメディアには少し問題がある、と今まで何冊かの本を読んできましたが、この本にもそれらが総括された内容が書かれていました。

    私が社会人になったころを思い出すと、新聞記者やメディアに入るのはとても難しい試験問題をクリアーした人が多かったと思います。今でも状況は変わらないのではないでしょうか、中で働いている人達は優秀な人でありながら、そこをとりまく環境、既得権益が変わらないと、この本のタイトルにあるような状況に陥ってしまうのでしょうか。

    昨年11月に当選した米国大統領選挙においても、メディアでの報道と実際に起きたことはかけ離れていたと思います。日本では、東日本大震災が起きたころから、メディア

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    2017年05月22日
  • メディアの敗北 アメリカも日本も“フェイクニュース”だらけ

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     イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生、そして下がらない自民党の支持率で新聞やテレビ、ラジオなどの既存メディアの影響力の低下が明確となった。本書では既存メディアの問題とそれを取り巻く環境の変化をまとめている。内容そのものは著者がTwitterでつぶやいていることやネット上で拡散されているメディアの不祥事、メディア論、ネット論の範囲を超えるものではなく、目新しいことは特にない。しかしこれらが1冊の本として世に出てしまったことに意味があるように思う。ネットの情報は信用できない、新聞や書籍の方が信用できると考えている人は意外と多い。そのような人たちが、本書をたまたま手にとってしまい、ネットが何を

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    2017年05月01日
  • あと5年で銀行は半分以下になる

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     4月に幾つかの銀行の合併が報道された。またしても著者の予測通りとなってしまった。銀行を取り巻く状況を銀行の本来の役割とともに解説し、どこに問題があるか、何が問題なのかを淡々と述べている。4月以降の動きをにらみ、少し急いで発行したのか、一度読んだだけでは意味が通らなかったり、主語の定まらないパラグラフがあったりと校正が甘いところが目立った。

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    2017年05月01日
  • パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

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    今後、タックスヘブンに対する締め付けは強化されるだろう。日本では、郵貯銀行が米国制裁先リストや、マネロンに対する対策が最も遅れており、ゆうちょ銀行のアキレス腱となりうるといった点は興味深かった。

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    2016年08月15日
  • パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

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    パナマ文書というよりは、タックスヘイブン(=オフショア)に絡めた国際情勢やマネロン、租税回避、国内における暴力団、地下経済、郵貯に関する全体的な問題を論じている書籍。もう少しパナマ文書に特化した書籍を期待していただけにちょっと残念。

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    2016年05月29日
  • これからヤバイ世界経済

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    自称経済評論家だけに、物知りだと思った。情報の読み取り能力の五原則、定義する、細分化する、比較する、推移を見る、関連性を見る、が参考になった。

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    2016年05月06日
  • 見抜く経済学

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     マスコミや新聞からの情報は鵜呑みにするなと問い方や政府の情報を積極的に利用しようとする。この作者利点は自らの責は負わないということになるか。

     もはやこの国の政府から出されているデータ、レポートというものもあてにできる現状ではなくなりつつあるのにそれでもマスコミ等各社のレポートより政府のレポート、そして海外のレポートを評価することを理解できない。

     決して日本は時間がストップしている国ではない日本の時間はすでに世の中を一周近く先に行っているんだと思えないのだろうか。確かにメディア情報は偏りがあるそれを使う人にも偏りがあるということをわきまえるべきだ。

     作者はアベノミクスを肯定的にとら

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    2014年05月07日
  • 見抜く経済学

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    質実剛健。

    ・すでに報じられた情報に価値はありません。一次ソース(情報)にあたる際に最も大切なのは、報道との比較で「報じられていない部分」なのです。報じられていない部分を知る人は少ないので、これこそが大切な情報である場合が多くなります。
    だから、報道機関の最も大きな権力は報じることではなく、報じないことにあるといえるでしょう。

    ・これまでの日本経済は物価が継続的に下落していくデフレだったので、表面金利が0.7%程度で、毎年3%も物価が下落するという異常な状況でした。だから、実質金利は3.7%(0.7%-(-3%))というとても高い水準でした。「ゼロ金利だから預金なんて意味がない」なんていう

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    2014年05月07日
  • 完全にヤバイ!韓国経済

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    私は仕事で韓国を担当しているので個人的には韓国にはこれから益々栄えて欲しいと思っており、三橋氏の書かれているこの本の内容が少しでも外れて欲しいと願っています。

    但し、実際に手に入るデータから解析を行っている点、同じ解析の方法で他の国(特に日本)とのデータを比較、解析している点を読み込むと気分が滅入ってきます。

    外見は日本人と韓国人は似ているのですが、考え方はかなり異なっていると思いますし、日本に対する対抗意識も強いものがあると思います。この本に書かれている内容が正しいか否かは5年もすれば明らかになると思いますが、各国の指導者達は自分達の幸せだけを考えるのではなく、国民の8割程度が幸せを実

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    2012年04月20日
  • 今、世界に何が起こっているのか? ドル崩壊!

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    サブプライムについての説明は分かりやすい。
    大体分かっていたけど、これでスッキリとインプットされた。

    ドルの価値がドンドン落ちているということに驚いた。
    あの国を信用することは出来ない。昔から自国の利益しか考えていない。

    金融危機について考えた。
    金融バブルでウハウハな時代ですら、失業者がゼロということはなかった。
    仮想経済が存在していた時代ですら、だ。

    不景気というけれど、仮想経済が泡になっただけで、
    実体経済(もちろん反動で収縮するだろうが)に戻るだけであって、
    今までおいしい思いをしていたのが普通に戻りましたねってだけだと思った。

    それを考えると失業率0%とい

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    2010年08月15日