【感想・ネタバレ】GAFA vs. 中国のレビュー

あらすじ

世界市場を制覇する巨大「プラットフォーマー」GAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)と超監視国家・中国の「ビッグデータ」争奪戦が始まった。米中貿易戦争が全面対決を迎えるさなかにもGAFAは中国市場を狙い、欧米はGAFAの規制に走る。
二大大国米中と巨大企業GAFAが席巻する世界激変に日本が生き抜く道を提言。
【ついにアメリカが中国に「宣戦布告」!】
●最強「プラットフォーマー」GAFAの敵はGAFA
●「データ覇権」に国を挙げて驀進する中国
●企業の本性も「帝国主義」
●グローバル企業、興亡の歴史
●巨大独占企業は国家に解体される
●米中貿易戦争は金融・宣伝・軍事と全面戦争
●「親中派」を排除する「日中米共同声明」の衝撃
●アメリカ最大の欠陥に協力できる日本企業
●軍事で中国に圧力をかける安倍政権
●なぜ日本企業にアマゾンは生まれないのか
●株価では表せない日本人の幸福を知れ

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Posted by ブクログ

GAFAを深堀するために、この本を手にとった。

題目がGAFAというだけで内容的には、中国の脅威や欧州と中東の危機が日本の今後といった国際情勢よりの話であった。目的のGAFA深堀ではなかったが、これはこれで学ぶことの多い著書となった。

以下、学び
・中国はやはり国家全体で自動運転とかに取り組んでいるので日本などは全然太刀打ちできず、GAFAも米国が全面バックアップしてないので旗色が悪い
・イスラムでも85%のスンニ派(サウジ、シリア、トルコ)、少数のシーア派(イラン、イラク)がある。多数をスンニ派が占めてるシリアだが、少数のシーア派のアサド政権が権力を握っているために内乱が絶えない
・イランに中国、ロシア加担、サウジにアメリカ加担の構図となっている
・トルコはスンニ派のためもともとシリアに対し反アサド、反シーアだったが、国内のクルド武装勢力に米国が加担したため、反米になった
・ドイツなどは中東の難民を受け入れているため、文化衝突を防ぐための国境が機能しなくなり、テロリストの温床等となり国力を低下させた

中国排他、トランプ支持の立場の著者であるが、今後の世界動向を知るためには、そういった視点から世界を眺めてみるのも良いのではないか。

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2021年09月26日

Posted by ブクログ

世界情勢に詳しい著者。知らない情報が沢山有り勉強になった。
・GAFAは、データという資源を独占するためにプラットフォームを無料で提供してきた。
・石油はドルに基軸通貨という特権的地位を与えた。イラクのフセイン政権が潰されたのは、ドルからユーロに替えようとした為。
・米中通商摩擦は中国に勝ち目のない戦い
 5000億ドル対1500億ドル 米国の輸入製品は他国に置き換え可能。
・35年間一人っ子政策を取ってきた弊害
 3400万人男が多い。女児は胎児した為。女性100人に対して男性136人。結納金も1千万以上必要

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アメリカ、中国、東南アジア、韓国、中東、ヨーロッパの各国の政策をわかりやすく説明している。ストレートに語られる世界の情勢が大変勉強になった。

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2019年03月09日

Posted by ブクログ

米中貿易戦争を中心に、それに纏わる世界情勢の事の発端から今後の動向や日本の取るべき対応ついて、丁寧に解説されている。

ここ数年(特にトランプ政権後)の世界情勢について、頭の中を整理するには持ってこいの1冊。

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2018年12月09日

Posted by ブクログ

題名と中身に違和感がありました。
GAFAの話は最初と最後にあるのですが、ほとんどは様々な国が直面している状況について、作者の見解と共に述べている本でした。
それはそれで興味深いし勉強になりましたが、タイトル通りの内容を期待すると、少し残念。。。

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2020年02月14日

Posted by ブクログ

タイトルに「GAFA vs. 中国」とあるが、すでにかなり中国に取り込まれてる企業もあるし・・・。
GAFAそのものを解説するというより、覇権争いの舞台がデータになった背景と、日本が取るべき道について解説した本。

一年前の書で、すでに古くなっている箇所もあるが、渡邉さんの本は週刊誌のようにさっと読んで次に行くべきなのだろう。
第一次ペンス演説であれだけぶち上げた割には、事態は進展していない、と見るべきか、米はじっくり腰を据えて対策を取っていっている、とみるか。
でも、この本の書かれた2018年10月は、まだ孟晩舟女史がカナダで拘束される前なんだな。
その意味では貿易戦争から全面戦争へ、という読み筋は外れておらず、この枠組の中で道を誤らないようにしたい。

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2019年12月10日

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