渡邉哲也のレビュー一覧

  • ゴーン・ショック! 事件の背後にある国家戦略と世界経済の行方

    Posted by ブクログ

    ゴーン逮捕が、11月19日。
    その背景と意味を詳しく分析する本が、もう出版された。
    注文したら、その日のうちに届いた。圧倒的なスピード感。
    ニュース、ネットで書かれているゴーン逮捕を
    より総合的な視点で、解説している。本もすごい時代になったね。
    ニュースやメディアで報道されているゴーン逮捕の
    グローバリズムと反グローバリズム(ナショナリズム)の視点で
    詳しく分析しているので、世界的な構図がわかりやすくなる。
    フランスのマクロンの狙いが浮き彫りになり、
    アメリカと中国の貿易戦争の中で、日本、ドイツ、フランスの
    立ち位置が 見えてくるのが面白い。
    実に、いい本だった。勉強になった。

    0
    2019年01月01日
  • ヤバすぎて笑うしかない狂人理論が世界を終わらせる

    Posted by ブクログ

    ヤバすぎて笑うしかない狂人理論が世界を終らせる。渡邉哲也先生の著書。最新の北朝鮮情勢が理解できました。とても現実感のある内容で、狂人理論で北朝鮮で戦争が起こったら世界はどうなってしまうのだろうと不安を覚えました。

    0
    2018年08月13日
  • ヤバすぎて笑うしかない狂人理論が世界を終わらせる

    Posted by ブクログ

     野口氏の北朝鮮分析は、内外の報道と照らし合わせても的確であるように感じた。そして核をいつでも発射できるような国が近くにあるのにもかからわず、それを報道をしないマスコミに対する非難と、危機感を持たない日本国民に対する危機感もたしかにそうであるように思う。
     ただ、後半に入ってテンションが上がってきたのか日本国民に対する苛立ちを隠さなくなってきたところで何処かで見た構図であると気づいた。朝日新聞のモリ・カケ報道である。モリ・カケ報道で不正を追求しているにもかかわらず、内閣支持率は下がらないどころかむしろ上がり、逆に朝日新聞が追い込まれる状況となっている。そしてとうとう有権者に対する苛立ちを隠すこ

    0
    2017年12月02日
  • 沖縄を本当に愛してくれるのなら県民にエサを与えないでください

    Posted by ブクログ

     過激なタイトルであるが、読めばこれ以外のタイトルはあり得ないことがわかる。沖縄をコントロールするためにお金を積み上げ、そして沖縄もそれを天秤にかけ更に要求するという悪循環が今の沖縄を作り上げているという、これまで表に出なかった沖縄の現状が語られている。
     このタイトルは沖縄を食い物にしている左右双方に対する警告のようなものでと捉えられているようだが、むしろ沖縄県民に対する警鐘であり檄文ではないかと思う。明治維新の頃には近代化のために奔走した人たちが存在し、米軍統治時代には米国留学で学んだことを沖縄に持ち帰り沖縄の発展に寄与した人たちが大勢存在している。沖縄県民の能力は決して低くはないはすだ。

    0
    2017年12月02日
  • 決裂する世界で始まる金融制裁戦争 米中朝の衝突で急変するアジア 共謀罪・マイナンバーで叩き潰される者たち

    Posted by ブクログ

     テロ等準備罪、マイナンバー、テロ3法。ここで書かれていることはこれらの法律が成立したあとに何が起きるのかということである。これらは個別の法律のように見える。しかし”カネ”という軸で見ると全てがつながっていることが示されている。つまりこれらの法が成立することに反対していた人たち――いわゆる”お困りの人びと”――がなぜ反対していたのかがよく分かる。呆れるほどにやりたい放題だった資金移動、マネーロンダリングができなくなる。結局のところテロも”カネ”であり、れらの成立により資金確保ができずテロの準備ができなくなる。だから成立が困るのである。
     さて、一般人への影響についてはほとんど触れられていないた

    0
    2017年08月14日
  • パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

    Posted by ブクログ

    租税回避が注目されがちなパナマ文書だが、実際にはテロ対策など安全保障面でも大きなインパクトを与えている。本書はそもそもオフショアやタックスヘイブンとは何なのか、世界情勢がどのように変わりうるのか、日本企業や暴力団との関連についてわかりやすく解説している。
    BEPSといった国際的な取り組みがあることを初めて知ったし、マイナンバー制度が脱税や犯罪防止に関わりのあることも初めて知って大変勉強になった。

    0
    2016年08月07日
  • パナマ文書 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

    Posted by ブクログ

     『パナマ文書』は、オフショア取引を悪用した租税回避企業・個人のリストと捉えられがちであるが、真に炙りだされるのはテロリストなどの反社会的勢力を支援する企業・個人であるとの指摘は興味深い。テロリストといえどもお金は必要なわけであるが、これまで不明だった資金源がこれによって明らかになる可能性があるという。その他「ゆうちょ銀行問題」「民泊問題」などの日本国内の問題 ―― 一見『パナマ文書』に関係なさそうであるが実は大いに関係がある ―― にも触れている。事実の積み重ねによって『パナマ文書』の意味、影響を解説している。陰謀論に根ざした解説書が出回る前に、このような冷静な解説書が世に出たことは僥倖であ

    0
    2016年06月06日
  • 余命半年の中国経済これから中国はどうなるのか

    Posted by ブクログ

     今まさに世界が大きく変わろうとしていることが実感できる。9月の習近平の訪米の話題を導入として余命宣告が始まる。本来であれば最新のトピックを扱ったことになるはずなのだが、それすらも過去になってしまうほど事態の進展が早い。中国政府は市場のコントロールを失い、金に物を言わせることができなくなり国際的な影響力もほぼなくなったといえる。本書ではその経緯を詳しく解説しており、経済の崩壊は必然だったということがよく分かる。経済面での最後の足掻きともいえるAIIBについては軽く触れるにとどまり、すでに終わったことになっているようだ。
     国内で言えば親中派(媚中派)筆頭の二階氏を批判しているが、その二階氏が朝

    0
    2015年10月29日
  • 完全にヤバイ!韓国経済

    Posted by ブクログ

    インパクトもあり、単純に面白い。韓国経済はいつまで経っても破綻しないどころか絶好調という批判も多いが、経済評論とは元来そういうもの。確かに行き過ぎ感は否めないが、その分おもしろい。

    0
    2010年04月17日
  • 今、世界に何が起こっているのか? ドル崩壊!

    Posted by ブクログ

    サブプライム問題発端の金融危機・・・いんちきマネーの終わり, 2008/9/28


    今起きているサブプライム問題を発端とした金融危機。栄華を誇ったリーマン・ブラザーズが倒産し、メリルリンチは救済合併、格付けAAAを売り物に大々的に日本でCMを打つAIG(アリコなどの保険が有名)のアメリカ政府の救済措置。
    なんで、たかだか、アメリカの住宅ローンの焦げ付き問題でここまで、大騒動になるのか。
    いろいろ、記事や雑誌を見てもわかりにくかったけど、この本はとてもわかりやすく解説してくれる。
    タイトルは「ドル崩壊」であり,話はそこに行き着くのだが、現状のサブプライ

    0
    2009年10月04日
  • 経済封鎖される中国 アジアの盟主になる日本 米中戦時に突入

    Posted by ブクログ

    現在2025年であるが、世界は混沌としたままだ。
    今でもロシア-ウクライナ戦争は終結していないままであるが、東アジアの日本周辺地域についても、実はかつてないくらいに緊張感が高まっている。
    日本は確かに今まで奇跡的に安全で、平和に過ごしてきた。
    その安全と平和が、これからは崩れてしまうかもしれない。
    中国は本当に台湾に侵攻するのだろうか。
    その「もし」が起きた時は、日本は間違いなく惨禍に巻き込まれる。
    その時に日本はどういう手を打つのか。
    アメリカは介入するのか。どの程度なのか。
    戦争は起きないと言っている識者が多いのは事実。
    論理的に考えると、中国が台湾侵攻を実行した際のデメリットの方が多く、

    0
    2025年10月26日
  • 世界と日本経済大予測2024-25

    Posted by ブクログ

    経済評論家による2024年以降の直近の経済予測。

    2023出版ということで答合わせしながら読んだが、当たっているところとそうでないところがあり、とてもリアルに感じた。

    0
    2025年10月25日
  • ロシア発 世界恐慌が始まる日 新たな戦勝国と敗戦国が決まる

    Posted by ブクログ

    今年(2024)のGWの大掃除で発掘された本のレビューは大方終わりましたが、その前に娘夫婦が宿泊した時に大慌てでスースケースにしまい込んだ本があり、それらの本のレビュー書きを終了させたく思っています。

    記録によれば、日本ではコロナ緊急体制が出された2年程前(2022.5)に読み終えた本です。ウクライナ侵攻がその年の2月末に始まっているので、それを踏まえた内容になっていたと思います。レビューを書きながら中身を振り返りたく思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・ドルが基軸通貨になってから、石油・穀物といった戦略物質から、武器・麻薬に至るまで決済はドルが支配している。各国の通貨の価値が保

    0
    2024年08月01日
  • 世界インフレを超えて 史上最強となる日本経済

    Posted by ブクログ

    私事ですが社会人になったのが平成元年、その年末にバブルのピーク(日経平均最高)を迎え、年号が変わった2年に不況が起きてきたように(昭和2年、大正2年、恐らく明治2年)ほぼ社会人生活を続けた35年間は不況の日本で暮らしてきました。

    インフレは子供の頃の微かな記憶はありますが、30年以上も同じような生活をしていると、いざインフレが来てもどう過ごしていけば良いのでしょうか。その間に日本のGDPは中国やドイツに抜かれて、私の生きている間に、インドやインドネシア等にも抜かれていくと予想されています。

    日本の将来を憂う本は本は沢山出ていて簡単に手に取れそうですが、その反対の内容である本書のタイトルには

    0
    2024年07月28日
  • 世界と人間を操る お金の学校

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お金は道具だ、何の道具か。交換の道具、蓄積の道具。うーん。エネルギーをコストで見るのはどれだけでいいのかなあ。経済の視点で見るというのはそういうことなのか?諸々納得いったりいかなかったり。こういう言い方する人のパターンがある気がする。

    0
    2024年02月25日
  • 世界インフレを超えて 史上最強となる日本経済

    Posted by ブクログ

    世界は複雑になっている。





    ウクライナ問題、古くからあるパレスチナ問題、同じ国とは思えないくらい分裂しているアメリカ、経済はどうなっているのかよくわからない中国など。





    そんな中でも日経平均株価は、上昇を続けている。





    先週の金曜日に、バブル期に記録した3万8915円まであと少しのところまで達したが、下げて終了した。





    以前、週刊東洋経済の記事で、中国は世界の知見を学んでいるというようなことを書いている人がいた。




    それなのに不動産問題で多額の債務を抱えていると言われている。





    「クマのプーさん」と揶揄されるあの最高指導者の権力維持のために、個人崇

    0
    2024年02月18日
  • これからヤバイ世界経済

    Posted by ブクログ


    アベノミクス以降の日本について、欧州などの状況を踏まえながら、破滅に向かうという論調をインタビュー形式でまとめられています。
    消費増税などを含めた国の財政政策の過ちについても触れられています。

    0
    2023年09月27日
  • 世界と日本経済大予測2023-24

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大前研一さんの「日本の論点」的な本。Audibleで聴いた「2022-23年版」が良かったので引き続き「2023-24年版」も読んだ。

    本書で深掘りされているキーワードはどれも自分でも追っているはずなのに、渡邉哲也さんの主張が鮮やか過ぎて、いったい自分は何を見てきたんだ?と反省するとともに驚かされる。この渡邉哲也さんとはどんな人なのか?

    調べてみると、保守系「チャンネル桜」で活躍されている人らしい。書籍をも多い。なるほど、三橋貴明さん、上念司さん、林千勝さんなどの論客に並ぶ人のようだ。このカテゴリーの人たちは弁護士のような雄弁さと芸人のようなキャッチーさをかけ合わせたタレントと認識してる。

    0
    2023年04月23日
  • 経済封鎖される中国 アジアの盟主になる日本 米中戦時に突入

    Posted by ブクログ

    今の日本の立ち位置や米中の新冷戦の今までの流れ、これから日本が進むべき道がどのようになっているのか分かりやすく説明されていた。

    0
    2023年02月26日
  • 世界と日本経済大予測2022-23

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大前研一さんの「日本の論点」的な本。キーワードの選び方も論点もバランス良くまとまっていた。渡邉哲也さんのこのシリーズはまた読もう。

    本書で深掘りされているキーワードはどれも自分でも追っているはずなのに、渡邉哲也さんの主張が鮮やか過ぎて、いったい自分は何を見てきたんだ?と反省するとともに驚かされる。この渡邉哲也さんとはどんな人なのか?

    調べてみると、保守系「チャンネル桜」で活躍されている人らしい。書籍をも多い。なるほど、三橋貴明さん、上念司さん、林千勝さんなどの論客に並ぶ人のようだ。このカテゴリーの人たちは弁護士のような雄弁さと芸人のようなキャッチーさをかけ合わせたタレントと認識してる。立ち

    0
    2022年10月21日