あらすじ
北朝鮮問題に何ら対処せず、ICBMの開発を許した中国に対して、米国はついに金融制裁を発動! 朝鮮・アジア情勢は今後、新局面へと突入する。一方、日本はテロ等準備罪が成立し、パレルモ条約締結にようやくこぎつけた。これでマイナンバー、テロ3法と合わせて、中国・北朝鮮とつながる反日過激派テロリストが炙り出されることになる。激変する世界のなかで進む「金融制裁戦争」の行方とは!?
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Posted by ブクログ
テロ等準備罪、マイナンバー、テロ3法。ここで書かれていることはこれらの法律が成立したあとに何が起きるのかということである。これらは個別の法律のように見える。しかし”カネ”という軸で見ると全てがつながっていることが示されている。つまりこれらの法が成立することに反対していた人たち――いわゆる”お困りの人びと”――がなぜ反対していたのかがよく分かる。呆れるほどにやりたい放題だった資金移動、マネーロンダリングができなくなる。結局のところテロも”カネ”であり、れらの成立により資金確保ができずテロの準備ができなくなる。だから成立が困るのである。
さて、一般人への影響についてはほとんど触れられていないため、どれだけの影響があるのか分からないが、全く影響がないといい切ることは難しいだろう。とはいえテロの準備でもしていない限りは直接的な影響を受けることはないだろうから、何らかの影響があるにしても限定的かつ軽微なのものではないかと思われる。