羽海野チカのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ生きていくために将棋に縋った主人公の零が、ある家族と出会って少しずつ、一つずつ出来ることを着実に増やしていく。最初は主人公や3姉妹の悩みが深刻で読んでて苦しい。
お互いがお互いを頼りにして、それを声に出す信頼関係が気づかれていく、それを気づかせて導く周りの優しい大人たちの言葉が身に沁みる。
零が自分に必要なことや大切なものを少しずつ認識して、ぐっと堪えて行動を続けて、現状を変えていく姿をみると勇気をもらわずにはいられない。
15巻あたりから、居場所を作るための将棋であったのが新しい居場所に充足したことでスランプ?に陥る展開でまた苦しくなってきた。でも零は絶対に今の居場所を手放さない。
人に与えられた時間は平等で、何を取って何を捨てるのか、これまでの物語で棋士毎に掘り下げられてきた。零がどのような選択をとるのか楽しみでならない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回零とひなちゃんの仲が進展したこともあってか、
今回は2人の関係はノータッチ。
特にひなちゃんは全然出てこない。
代わりに二階堂との仲が進展(?)。
零くんが少しずつ幸せになっていくのが見られて、
ホッとします。
今回は島田さんをクローズアップ。
島田さんは以前も過去について描写がありましたが、
30代後半という年齢なら、
仕事も出会いも今後まだまだ希望を持てそうなのに、
既に40代後半〜50代くらいの雰囲気。
将棋の世界では、一般に30代後半は既に絶頂期を過ぎているのでしょうか(宗谷さんは例外?)。
零と島田さんが親しくなったのは比較的最近なので、
島田さんも二階堂に対する目線(主に親的な目線)と零に対する目線(主にライバル的な目線)は違うのでしょう。
零の変化を心から喜びつつも、
手の届く存在と思えるようになったことへの奇妙な安堵。
零を見送る最後のページの島田さんのなんとも言えない表情がとても良かったです。
生来世話好きなのか、なんだかんだ面倒を見ていても、
結局は自分が負かさなければならない存在。
零は島田さんを慕い、無邪気に笑うけれども、
一緒に笑っていてはいられない。
苦しいですね。
こういう葛藤や苦悩を重すぎず軽すぎずきちんと描けるのが羽海野先生の凄さだと思います。
島田さんには幸せになって欲しい。
(あかりさんとくっつかどうかは割とどうでもいい)
あ、今回もあかりさんの食べ物は全て美味しそうです。
圧力鍋欲しいな。