アーナルデュル・インドリダソンのレビュー一覧

  • 声

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    登場人物それぞれの家族の葛藤や闇を丁寧に描いている。ミステリでここまで登場人物の葛藤や闇を描き切った作品にはこの書以外、出会えたことがない。

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    2018年10月07日
  • 声

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    クリスマスは幸せな人たちのもの。
    この小説はこの文章に全てが凝縮されていると思った。
    色んな出来事が重なって語られる。かつて子供スターになりかけた元ホテルドアマンがサンタクロースの格好でホテルの地下で殺されたのはなぜだったのか。
    西欧はクリスマスが特別なお祭り? なのでクリスマスに少しでも家族が幸せになれるというプレッシャーがすごく強いのかなとは思う。この作者の書くアイスランドはとても暗い色の世界に見える。エーレンデュルが10歳の頃から闇を抱えていたことをエヴァ=リンドに告白できて良かった。二人がゆっくり家族になっていくのイライラするけど、次の作品を読むの楽しみ!

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    2018年09月30日
  • 声

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    う〜ん、なかなかの力作。種々の問題を同時進行的に扱う手法は感動的。アイスランドの作品は初めてかも。久々の感動をありがとう。

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    2018年08月05日
  • 緑衣の女

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    「緑衣の女」、ミステリというよりは文芸作品といった趣き
    トリックを明らかにしていくというよりは、人間の心のひだを探ってく感じでしょうか
    ひたひたと人間の深部に分け入っていく
    そうした社会や人間の暗さ・よどみを、淡々と語る怖さがあります

    衝撃的な出来事も(ミステリの事件としては地味ですが)、表面的な説明に終わらないのが、類書と画するところ
    第三者からしたらどうでもないことが、当事者にとっては、いびつに強烈に印象に残ったりする
    そんな感性的な描写もあって、惹きつけられました


    個人的に残念に感じたのは、モチーフとして「緑衣の女」の印象が薄かった点
    「緑衣」にも、何かしらの意味があるとよかったで

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    2018年03月02日
  • 声

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    ネタバレ

    ホテルのドアマンの殺人事件と並行して、児童虐待の疑いの父子の件と、エーレンデュルの家族の話が展開していく。
    親子関係の、というか親が子供に与える影響の大きさに慄然とした。
    エリンボルクのがかかえてる事件の方の真実も気になる。

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    2018年02月22日
  • 緑衣の女

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    1月-3。4.0点。
    エーレンデュル警部第二弾。
    住宅街から、数十年前の人骨が。殺害されたと思われ、捜査。
    重苦しい展開、DVの描写もリアル。人骨の正体が終盤に何度も、捜査陣の予想を覆す。

    面白い。心を掴まれるような重さだが、一気読み。
    次作も期待。

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    2018年01月26日
  • 湿地

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    かつてレイプ魔だった男が死体で発見され、主人公の捜査官が男の過去をさぐり、そこから殺人犯を追う話。登場人物のキャラもあまり描かれずにストーリーがたんたんと進む感じ。内容はまとまってて、結末も結末にいたるまでの流れも納得。

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    2023年03月17日
  • 湿地

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    本の題名と内容はそこまで関係のないように思えた。
    昔の嫌な出来事から現在の事件に繋がるのが読んでいて先が気になり一気に読んでしまった。

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    2026年01月25日
  • 厳寒の町

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    好きな作家の作品なので星は贔屓目で付けました。それでも3つ止まり。

    多くの登場人物を配し、様々な要素を散りばめて右往左往しましたが、犯人探しの推理小説としても社会派ドラマとしても薄味。プロットのあちこちに意外性と言うよりは唐突さを感じました。正直、色々とっ散らかったまま終わっちゃったな、という印象。

    このエーレンデュル捜査官シリーズ、発表順に『湿地』、『緑衣の女』、『声』、『湖の男』、そして本作と読んで来ましたが、その中では本作が一番弱いと思いました。そして良いところがあまり見えない分、作者の弱点が目につく結果に。各章の終わりの「引き」が弱い、ユーモアに欠ける、等々。

    他の作品にはそう

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    2026年01月26日
  • 湖の男

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    ※物語の展開を示唆するような記述が多少ありますので、それが気になりそうな方は回れ右、ここでさようなら。事件については何も書いていないので「ネタバレあり」とはしませんでした。悪しからず⋯

    『湿地』『緑衣の女』『声』と発表順にこの「エーレンデュル捜査官シリーズ」を読破してきて、これが四作目。この後、邦訳刊行済みだけでも『厳寒の町』『印』『悪い男』が控えていて楽しみです。前三作では一貫して家族の絆、血の繋がりをテーマとし、犯罪小説の枠に納まらない人間ドラマを描いてきた作者ですが、さて本作は…

    本作ではそうした従来のテーマから少し離れ、社会主義運動に身を投じた青年が物語の中心となっています。舞台は

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    2025年11月23日
  • 湿地

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    読み終わりは、とても嫌な気持ちになってしまった。
    なるほどそういう事かと、言う感じでまあ納得しているが、物語自体が指名の通り陰湿なもので気持ちは悪い。

    元本がそうなのか分からないが、文体がとてもクールで、淡々と書かれているのでノンフィクション風に感じた。

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    2025年11月05日
  • 黒い空

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    凄く好きなシリーズだが、今回は3番手のオーリ
    が主人公。このシリーズのエーレンデュルがいないのに作品を作るのが私にはあり得ない。彼を好きな人には良い作品かもだが、私には刺さらなかった。 

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    2025年10月25日
  • 湿地

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    とにかく切ない。アイスランドの小説を初めて読んだけど、小さな島国ならではの悲しい家族にまつわる話。割とストーリーがとんとん進むので読みやすくあっさり終えてしまった。

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    2025年10月25日
  • 緑衣の女

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    住宅建設現場で死後100年弱の人骨が発掘されたが、その人骨の身元を調査するうちに、大昔の家庭内暴力事件が浮かび上がってきた…というアイスランドの警察小説。
    前作に引き続き、主人公はレイキャヴィク警察のエーレンデュル捜査官だが、エーレンデュルの娘は妊娠しているのにドラッグ中毒で昏睡しているし、離婚した元妻がブチ切れて怒鳴りちらしてくるし、サイドストーリーとしてはなかなかの受難続きなのに、メインストーリーである人骨にまつわる家庭内暴力事件もかなり悲惨。
    読みやすいが、このシリーズが今後もこの陰鬱路線を続けていくなら、追いかけるのを躊躇してしまいそう。

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    2025年10月24日
  • 湿地

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    書評七福神から。たまたま手元にあったので。犯人捜しの手がかりがどえらい変化球。でも”湿地”ってそんなに重要なモチーフたり得ているのかしら、とか思ったりして。

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    2025年09月03日
  • 黒い空

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    ネタバレ

    アンドレスの復讐劇、スウィンガーパーティー絡みの殺人、銀行を巡る犯罪という3つの事件が複雑に絡み合い、時系列も入り組んでいて理解するのが大変。しかも登場人物の名前が覚えにくく、私にとってはかなり手強い一冊だった。著者はアイスランド出身でダガー賞受賞歴もあるとのこと。もし名前がもっと覚えやすければ、さらに楽しめた気がする。簡単には犯罪の全貌がつかめない構成はさすが!

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    2025年08月31日
  • 黒い空

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    シリーズ8作目だが、今回もエーレンデュルは不在。前回と同じ感じで、今回はシグルデュル=オーリ主役のスピンオフ的作品。いつもの作品に比べてやや暗い印象は薄く、シグルデュル=オーリの人生および人格形成から、さらには少しずつ変化が起こっている様子が描かれている。
    これはこれで面白くないわけではなかったが、やっぱり主役不在はさみしい。次作はエーレンデュル戻ってくるのか?期待。

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    2025年07月25日
  • 湿地

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    ネタバレ

    アパートで見つかった老齢の男の死体。突発的な犯行の様子は、殺人事件の少ない典型的なアイルランドの殺人。だがそこには「おれはあいつ」という、犯人が残したと思われるメッセージがあった。
    調べを進めると、殺されたホルベルクは過去に女性をレイプしていたことがわかった。さらに、ホルベルクにレイプされた女性コルブルンはその事件の結果妊娠し、娘を産んでいたことも発覚する。だが、その娘は4歳で脳腫瘍のため死んでしまった。
    エーレンデュルたち警察は、死んだ娘の病気はホルベルクからの遺伝性の疾患なのではないかということと、ホルベルクにレイプされ、子どもを産んだ女性が他にもいたのではないかと睨む。
    時を同じくして、

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    2025年06月15日
  • 印

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    エーレンデュル捜査官の6作目。

    死後の世界に救いと安穏、赦しを求める女性が自殺する。果たして自殺の理由はなんだったのか。
    そして、関係者が老い、誰もが心の中に留まり続ける感情の残滓を消化し、納得し、理由づけ作業を終えようとする30年前の失踪事件をエーレンデュルが追いかける。

    ハードボイルドとは少し違う、でも淡々と渋くエーレンデュルが事件を捜査するシリーズ。

    今回は、エーレンデュル1人で静かに捜査を続けるので盛り上がりに少し欠けたか?
    しかし、今作はエーレンデュルを含め周囲の人物の激しい感情の起伏が少ない。
    そのため今までのシリーズよりも優しい穏やかな空気感とアイスランドの厳しい寒さ、そし

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    2024年12月30日
  • 湿地

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    エーレンデュルシリーズ。湿地にあるアパートにて老人が殺された。典型的なアイスランドの殺人だが残されたメッセージが様相を変える。被害者の過去がわかるにつれて陰鬱な真相が明らかになる。
    オーソドックスな警察小説。丁寧に話が進むが最後の最後まで薄暗く陰惨な雰囲気が続く。ブルーになりたいときにはこれを読めばいい

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    2024年08月06日