橘もものレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高校生の主人公が初バイト先の産婦人科で奮闘する物語。
人工中絶、母体死亡、流産、持病を抱えての出産、14歳での出産などなど、命について考えることがたくさん詰め込まれている。テーマは重いけど全体的な雰囲気は軽めで読みやすいように感じた。
p.76
出産は、あなたの存在意義を確かめるためにするものではありません
という言葉が響いた。
多様な価値観があるとはいえ、まだまだ固定観念から抜け出せない現状もある。母になるからこそステップアップできる面もあるし、母にならないからこそできることもある。どちらを選ぶか、というか選べない場合だってあるから、どちらであってもどう生きていきたいかを考えないとなと思 -
Posted by ブクログ
同名映画のノベライズ版。
映画の方は人生で見た中で指折りの嫌いな作品だったのだが、それは期待の裏返しだった。製作体制やコンセプトに惹かれる部分はあったのだ。
ノベライズ版は映画よりは良いという評判を聞き、呼んでみた次第。
結果としては「映画よりマシ」というレベルかな。
尺を伴って見なければ行けない映画と違って、寒いギャグは読み飛ばせばいい。安かった芝居や演出は想像で埋めればいい。
しかしながら、物語の大筋は変わらないので、ズッコケた結末はそのままだ。
ノベライズを担当した作家に罪はないが、「映画と違って小説は大好き!」とはならなかったのが現実であった。 -
Posted by ブクログ
普通な日常を求めて忍者の里を抜け出した陽菜子は、同じ里の出身で同居人の穂乃香に半ば監視されながらもOL生活を満喫するために日々を過ごす。そんなある日、憎めない上司で同期の和泉沢に会社存続を左右する話が舞い込み、陽菜子は忘れかけていた術を使って普通な日常を守ろうと奮起する。
2時間ドラマを観たかのような短い作品でしたが、どうやらシリーズ化しているようですね。それぞれのキャラクターが映えていて、すんなりとイメージが湧いてくる読みやすさでした。
福田和代さんの『梟』シリーズがシリアスかつアクション要素が多めと比するなら、本作はコメディと恋愛要素が多めの印象でしたので、お茶の間のお供に良いかと思い -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は手帳(母子手帳)を抱きしめる。私は愛されていた。たとえほんの一瞬でも、ちゃんとお母さんに、世界の誰より愛されていたんだ。その証があれば生きていける、と思った。どんなに辛いことがあっても、未来へ進める。そしていつか、誰かを愛することも。
あの小さな手帳には、大きくて深い愛が溢れていた。だけどその純粋な愛は、ずっと続くとは限らない。
妊娠したら、毎日幸せいっぱいなんだろうって思ってたんです。
不安を抱えるのが妊娠するということ。
「 病気も怪我もするけど、手当てしながらニコニコ暮らしていく。健康ってそういうことなんじゃないかな。困ったときはお医者さんに頼ればいいの。そのために病院があるん