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Posted by ブクログ
著者の優しい文章やアオイちゃんの性格のせいか、ページをめくるたびに、あたたかくて優しい雰囲気がじんわりと伝わってくる。
産婦人科は、赤ちゃんが生まれるおめでたい場所だけじゃない。読んでいてつらい場面もあった。
けれど、そこを訪れる人それぞれに深い人生があって、我が子を想うお母さんの愛情が、痛いほど伝わってきた。
そんなママたちが、我が子を優しい眼差しで見つめたり、大きなお腹を愛おしそうにさすったりする姿が、
「なんかいいなぁ」
と微笑ましく、羨ましく思う。
とても幸せそうで。
私が物心ついた頃には母はいなかったから……。
そして、それは私には手の届かないものだからなのかな、と思う。
私の生い立ちのせいもあるのか、余計に心を揺さぶられてしまう。
作中に描かれる病院の人たちや、お母さんと赤ちゃんのドラマを見ていると、「輝く命」も「透明な命」も、どちらの命も愛おしく尊いんだよ、と心の奥底に響いてくる。
読み終えたあと、自分の家族をもっともっと大切にしたいな、という気持ちで胸がいっぱいになる1冊だった。
Posted by ブクログ
産まれる前から心臓に疾患があることがわかった母親の話が考えさせられた。
産まれても子供は長く生きられない。
それでも出産して治療を始めるのか、中絶するのか...
お腹の中にいる赤ちゃんにどうしてほしいか聞けない。
何が正しい選択なのかわからない。
いっそ医師に選択を委ねてしまいたい気持ちが手に取るようにわかる。
この夫婦は最後に弔うために出産することを選ぶのだけど、
勇気と愛情にあふれて、でもやがて訪れるであろう悲しみもあって、胸がつまりそうだった。
たくさんのママのように、"普通に"、"健康な"赤ちゃんを授かることがいかに奇跡的なことなのか。
当たり前なようで実はそうではないこと、たくさんの女性や男性、子供たちに知ってほしい。
Posted by ブクログ
ドラマを原案として書き下ろされた小説。
読みながら、ドラマの内容を思い出し、映像が思い浮かぶ。やっぱり泣ける。
アオイは小さい時から少し変わっていて、お母さんはそのことで悩んでいた。お母さんの気持ちを考えると、めっちゃわかる…ふつうにできないことが恥ずかしいと思ってしまう自分が嫌だったり、娘になんでできないの!と怒ってしまったり。
お母さんとうまくいってなかったけど、後半は関係がよくなって、安心、ほっとした。
継父の性暴力の話が辛かった。起こったことを無かったことにできない、女の子の心は元に戻してあげられないことが辛いし、母親が気づけなかったことで、後悔に苛まれるこれからの日々を思うと、、。
登場人物がみんな良い人なのがよかった。
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